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1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
6、気になった一文集(日本語English) 7、日記(日本語English

2012年3月31日土曜日

新着論文(GPC)

Global and Planetary Change
Volumes 80–81, Pages 1-272 (January 2012)
Sea level projections to AD2500 with a new generation of climate change scenarios
S. Jevrejeva, J.C. Moore, A. Grinsted
将来の地球温暖化に伴う海水準変動をモデルシミュレーションから予測。2100年までに0.57-1.10m上昇。2100年以降温室効果ガスの寄与がなくなったとしても2500年までに1.84-5.89m上昇。海水準の変化は応答が遅いため、地球工学(geo-engineering)なしには、数世紀の間は上昇速度が20世紀のレベルに戻らないと考えられる。
Disturbances with hiatuses in high-latitude coral reef growth during the Holocene: Correlation with millennial-scale global climate change
Nozomu Hamanaka, Hironobu Kan, Yusuke Yokoyama, Takehiro Okamoto, Yosuke Nakashima, Toshio Kawana完新世における千年スケールの気候変動と、鹿児島県子宝島のサンゴ礁形成との関連を調査。気候擾乱の際に、サンゴ礁形成が停止したり、種組成の変化が見られた。完新世中期に見られた3度の不整合は、北大西洋の擾乱がアジアモンスーンに(+黒潮に)影響した結果と考えることができる。


North Atlantic Deep Water and Antarctic Bottom Water variability during the last 200 ka recorded in an abyssal sediment core off South Africa
S. Krueger, D.C. Leuschner, W. Ehrmann, G. Schmiedl, A. Mackensen 
Agulhas海盆から得られた堆積物コアの底性有孔虫(F. wuellerstorfi)の殻の酸素・炭素同位体、K/C比、粒度分析から過去20万年間の深層水の状態を復元。NADWの寄与は間氷期で強化され、氷期で弱化。一方AABWは2つのモード(Polynya mode⇄Ice shelf mode)があり複雑に変化。T1、T2、MIS3/4境界において特にAABWの形成速度が弱化し、原因は氷床融解による淡水供給が淡水キャップを形成し、密度が低下したことがメカニズムとして考えられる。

Volumes 82–83, Pages 1-128 (February 2012)
Volumes 84–85, Pages 1-84 (March 2012)
特になし