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☆主なコンテンツ
1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
6、気になった一文集(日本語English) 7、日記(日本語English

2013年5月10日金曜日

新着論文(Science#6133)

Science
VOL 340, ISSUE 6133, PAGES 653-776 (10 MAY 2013)

News of the Week
Binational Telescope Begins Scientific Observations
半国立の望遠鏡が科学的観測を始める
メキシコのLarge Millimeter Telescope (LMT)が来週から観測をスタートさせる。Sierra Negra山の4,600mの高度に設置されており、ディスクの大きさはミリスケールの波長を捉える望遠鏡としては世界最大。

Jamestown Settlers Resorted to Cannibalism
Jamestownへの移民者は人食いを行っていた
17世紀にアメリカ・バージニア州のJamestownに移民してきた人たちは、1609-1610年にかけて非常に飢えていた(“starving time”)。その際、馬・犬・ねずみ・へび・靴、さらには人までも食べていたらしい。"Jane"と名付けられた14歳の少女の骨には深い傷があり、さらに頭蓋骨や脛の骨のかけらが他の食用にされた馬や肉の残骸とともに見つかったことから食用にされたと考えられる。彼女の死後、顔の筋肉や舌、脳などが飢えた人々によって食されたらしい。
>より詳細な記事
Jamestown Bones Show Signs of Cannibalism
Jamestownの骨が人食いの兆候を見せる
Lizzie Wade

More Clues to Origins of Frog-Killing Fungus
カエル殺しの菌類の起源に対するより大きなヒント
カエルツボカビ(Batrachochytrium dendrobatidis)による感染によって200種もの両生類が減少および絶滅した。PNASの研究では感染が始まる前に多くの菌が出そろっていたことを突き止めた。PLOS ONEの研究はアフリカ産のツメガエル(clawed frog)が人の手によって世界各地へばらまかれたことが感染に拍車をかけたとする説をより強める結果を得た。もともとは60年前に人工授精の実験に使われていたらしい。

Alien? Nope, Tiny Skeleton Is Human
宇宙人?いいえ、ちっちゃな骨は人間のもの
10年前、チリのアタカマ砂漠で6インチほどの小さなミイラが発見され、それが何の生物かを巡って話題を呼んだ。スタンフォード大の研究結果によれば、それはほぼ確実に人間のもので(さらにDNA分析からチリ南部の母から生まれたと推定される)、年代も数十年前程度とかなり最近のものであるらしい。骨格の成長具合は6〜8歳に匹敵していることから、小人症か逆に成長が早すぎた病気であった疑いがある。

News & Analysis
Planetary Scientists Casting Doubt on Feasibility of Plan to Corral Asteroid
惑星か科学者が小惑星を柵で囲む計画の実現可能性に疑問を投げかけている
Richard A. Kerr
「小さな小惑星を捕獲して地球-月システムに招き入れる」NASAの新たな計画は非常に大胆だが、多くの人は疑っている。

News Focus
Pesticides Under Fire For Risks to Pollinators
花粉媒介者にたいするリスクを巡って避難されている殺虫剤
Erik Stokstad
EUが人気のある殺虫剤の使用を禁止しようとする中、研究者たちは「そうした化学物質がミツバチやその他の花粉媒介者にどれほど危険なのか」を正確に評価しようと苦心している。

Insistence on Gathering Real Data Confirms Low Radiation Exposures
真のデータを取り続けたことで低い程度の放射線被爆となる
Dennis Normile
多くの住民を避難させ、食品を厳しくモニタリングしたことによって、福島県の住民が摂取する放射性セシウムの量はうまく制限できたように見える。

Letters
No Excuse for Habitat Destruction
生息地の破壊に弁解なし
David B. Lindenmayer and Hugh P. Possingham

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Research
Perspectives
Feathers Before Flight
飛ぶ前の羽
Julia Clarke
化石記録から、羽とその前駆体は従来考えられていたよりもはるかに古い時代に出現していた可能性が示唆される。

Reports
Networks of bZIP Protein-Protein Interactions Diversified Over a Billion Years of Evolution
Aaron W. Reinke, Jiyeon Baek, Orr Ashenberg, and Amy E. Keating

Global Leaf Trait Relationships: Mass, Area, and the Leaf Economics Spectrum
Jeanne L. D. Osnas, Jeremy W. Lichstein, Peter B. Reich, and Stephen W. Pacala