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☆主なコンテンツ
1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
6、気になった一文集(日本語English) 7、日記(日本語English

2013年2月28日木曜日

新着論文(SR, Ncom)

◎Scientific Reports
Mediterranean megaturbidite triggered by the AD 365 Crete earthquake and tsunami
Alina Polonia, Enrico Bonatti, Angelo Camerlenghi, Renata Giulia Lucchi, Giuliana Panieri & Luca Gasperini
AD365 7月21日にエジプトのアレキサンドリアを津波が襲った。地中海の堆積物にはHomogenite/Augiasとして知られる厚さ20-25mものタービダイトが存在することが知られていたが、それはこれまでSantoriniカルデラの山体崩壊が原因と考えられていた。新たな研究からそれが津波性のものであることが示された。地中海では長い再来周期でもって大きな堆積イベントが起きているらしい。

La Nin ̃a forces unprecedented Leeuwin Current warming in 2011
Ming Feng, Michael J. McPhaden, Shang-Ping Xie & Jan Hafner
2011年2〜3月、西オーストラリアにて異常高水温が観測された。2週間にわたってSSTが5℃も例年よりも高かった。それにより大規模なサンゴの白化や魚の死を招いた。観測データから、それがLeeuwin海流が普段よりも極側に流れたことが原因であることが分かった。おそらく2010-11年のラニーニャのテレコネクションが原因と考えられる。

◎Nature Communications
Increased ventilation of Antarctic deep water during the warm mid-Pliocene
Zhongshi Zhang, Kerim H. Nisancioglu & Ulysses S. Ninnemann
鮮新世中期の温暖期にはAMOCが強化されていたことがδ13Cの南北傾度の弱化から示唆されている。しかしモデルシミュレーションではそうしたAMOCは再現されていなかった。δ13Cの記録は南大洋でよりガス交換が盛んに起こっていれば、AMOCに変化がなくても説明できる。さらにそうした現象はESMを用いて再現できた。