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1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
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2012年6月18日月曜日

新着論文(BG)

Biogeosciencees
22 March 2012 - 11 April 2012

High nitrate to phosphorus regime attenuates negative effects of rising pCO2 on total population carbon accumulation
B. Matthiessen, S. L. Eggers, and S. A. Krug
海洋酸性化した海洋表層において円石藻がどう応答するかはよく分かっていない。pCO2と栄養塩(リン酸と硝酸)濃度を人工的に変えて円石藻の飼育実験を行った。リン酸に対し硝酸が多いほど細胞内の有機物量は低下するらしい。ただし、得られた結果は必ずしも群集全体(つまり炭素輸送)に適応できるものではないらしい。

Understanding why the volume of suboxic waters does not increase over centuries of global warming in an Earth System Model
A. Gnanadesikan, J. P. Dunne, and J. John
温暖化が進むと酸素の海洋への溶解が低下し、貧酸素の状態が起きると考えられている。EMICsで温暖化を再現したところ、貧酸素の水塊はそれほど形成されなかった。特に亜熱帯での気体交換と渦による水平輸送が重要なカギとなっているらしい。

Coupled CO2 and O2-driven compromises to marine life in summer along the Chilean sector of the Humboldt Current System
E. Mayol, S. Ruiz-Halpern, C. M. Duarte, J. C. Castilla, and J. L. Pelegrí
フンボルト海流に影響を受けているチリ沖の調査から、二酸化炭素濃度上昇と酸素濃度の低下が特に200m深で顕著であることが分かった。生態系に悪影響を与えているかも。

Simulation of anthropogenic CO2 uptake in the CCSM3.1 ocean circulation-biogeochemical model: comparison with data-based estimates
S. Wang, J. K. Moore, F. W. Primeau, and S. Khatiwala
人為起源の二酸化炭素がどれほど海によって吸収されたかをモデルを用いて計算し、観測データから計算された推定値と比較。北大西洋と南大洋の深層水形成と気体交換がモデル内で小さく再現されていることを反映し、モデルは炭素吸収量を少なく見積もってしまった。