環境生物科学〜人の生活を中心とした〜
松原聰 著
裳華房(¥2,600-)
初版 1997年 改訂8版 2006年
著者は京大卒、京都府立大の名誉教授の松原先生です。
やや古いですが、改訂が逐次加えられていることで内容は割と最新です。
ブックオフでたまたま中古で売られているのを見つけて読んでみました。
目次をみていただくと分かりますが、人間と環境に関する様々な話題を扱っており、1つ1つのデータもかなり詳しいので勉強になります。
一般向けの本というよりは教科書に近いと思います。
下に目次と各章のキーワードを挙げておきます。興味をもたれた方は読んでみて下さい。
僕自身は地質学に目覚める前はこうした人間の生活に密着した環境問題にも大きな関心を持っていました。余談ですが、もう1つはiPS細胞。
○目次
1、日本の自然環境
「生物多様性」
2、河川の汚濁・汚染
「河川の自浄作用」「合成洗剤」「殺虫剤」「重金属」
3、湖沼の汚濁・汚染
「富栄養湖」「アオコ」
4、海域環境の破壊
「赤潮」「石化ゴミ」「漁業資源の枯渇」「磯やけ」
5、殺虫剤散布による汚染と混乱
「有機塩素系殺虫剤」「有機リン系殺虫剤」
6、日常生活を汚染する有害物質
「PCB(ポリ塩化ビフェニール)」「ダイオキシン」「環境ホルモン」「発がん物質」
7、都市環境と生物
「都市化」「人口集中」
8、人口問題
9、大気汚染
10、酸性雨
11、オゾン層を破壊するフロン
「CFC(フロンガス)」12、二酸化炭素排出による地球の温暖化
13、破壊される熱帯林
14、急ピッチで進む砂漠化