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1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
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2012年5月5日土曜日

新着論文(Science #6080)

Science
VOL 336, ISSUE 6080, PAGES 381-508 (27 April 2012)

Editor's Choice
The Way They Were
彼らの本来の姿
Eoceneには北極のArctic Circle以北にも針葉樹が広がっていたと考えられているが、その針葉樹が現在でいう東アジアの植物相に似ているか、或いは北西太平洋の植物相に似ているかが不確かだった。化石の木のδ13Cの分析から、夏の降水量が冬のそれに比べて三倍もあり、北西太平洋寄りの植物相であったことが示唆される。

News & Analysis
The Greenhouse Is Making the Water-Poor Even Poorer
温室効果は水が乏しいところをより乏しくする
Durack et al. の解説記事。海水の塩分の観測から、温暖化した状態下ではもともと降水が多いところはより降水が多くなり、乏しいところはより乏しくなることが示された。

Perspectives
A Hard Life for Cyanobacteria
シアノバクテリアにとって辛い生活
Couradeau et al. の解説記事。

Reports
Ocean Salinities Reveal Strong Global Water Cycle Intensification During 1950 to 2000
Paul J. Durack, Susan E. Wijffels, and Richard J. Matear
50年間の海洋の塩分観測から、温暖化によって水循環が強化されていることが示された。強化の速度は従来のモデルの予測結果の2倍であり、将来の2〜3℃の温暖化によって16-24%水循環が強化されることを示唆している。

An Early-Branching Microbialite Cyanobacterium Forms Intracellular Carbonates
Estelle Couradeau, Karim Benzerara, Emmanuelle Gérard, David Moreira, Sylvain Bernard, Gordon E. Brown Jr.,and Purificación López-García
メキシコのAlchichica湖から採取されたシアノバクテリアが、細胞’内’で石灰化を行っていることが発見された。約270nmの直径を持つCa, Mg, Ba, Sr-CO3でできた炭酸塩鉱物らしい。従来石灰化は細胞外で起こっているとされていた。