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☆主なコンテンツ
1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
6、気になった一文集(日本語English) 7、日記(日本語English

2013年8月7日水曜日

新着論文(Nature#7460)

Nature
Volume 500 Number 7460 pp5-116 (1 August 2013)

RESEARCH HIGHLIGHTS
Hazard lights for turtles
カメに対するハザードランプ
Biol. Lett. 9, 20130383 (2013)
漁業によって意図せずにカメが網にかかってしまい殺してしまうことが多々あるが、魚には見えず、カメには見える紫外線を発する網を作ることで、漁獲量には影響せずにカメを保護できる可能性がある。ハワイにおける調査から、それが40%のアオウミガメ(green sea turtles; Chelonia mydas)の保護に繋がる可能性が示された。

Counting carbon from above
上空から炭素を数える
Carbon Balance Mgmt. 8, 7 (2013)
パナマの植生を航空機に搭載したレーザーを用いて上空から観測し、地上+人工衛星観測記録と比較したところ、かなりの精度で炭素貯留量を推定することが可能であることが示された。

Sex determination for the Stone Age
石器時代に対する性別決定
J. Archaeol. Sci. http:// dx.doi.org/10.1016/j. jas.2013.07.004 (2013)
スウェーデンの研究グループによる新たなシーケンス手法によって、70-5.3kaの14人の人類の遺骸が男性か女性かを見分けることが可能になった。これまで形態から女性だと思われていた個体が実は男性だったことなども分かっている。

SEVEN DAYS
※今回は省略

NEWS IN FOCUS
Pilot projects bury carbon dioxide in basalt
玄武岩に二酸化炭素を埋めるパイロット計画
Jeff Tollefson
2つの実験が硬く多孔質な玄武岩の空隙にCO2を貯留することが現実的かどうかを試している。

FEATURE
Archaeology: The milk revolution
考古学:ミルク革命
Andrew Curry
突然変異によって古代ヨーロッパ人がミルクを飲めるようになったとき、大革命が起きた。

CORRESPONDENCE
Science communication: Reward research outreach in Japan
科学コミュニケーション:研究のアウトリーチに対して日本でも褒賞を与えよ
Amane Koizumi, Yuko Morita & Shishin Kawamoto

Science prizes: Time-lapsed awards for excellence
Ho Fai Chan & Benno Torgler

Conservation: Joint Indian initiative creates tiger corridor
Sanjay Gubbi & H. C. Poornesha

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RESEARCH
NEWS & VIEWS
Climate science: Unequal equinoxes
気候科学:不平等な春分/秋分
Shang-Ping Xie
Moum et al.の解説記事。
海洋の乱流の革新的な測定から、赤道太平洋における冷水の混合が3月よりも9月に大きいことが明らかに。

LETTERS
An age difference of two billion years between a metal-rich and a metal-poor globular cluster
B. M. S. Hansen, J. S. Kalirai, J. Anderson, A. Dotter, H. B. Richer, R. M. Rich, M. M. Shara, G. G. Fahlman, J. R. Hurley, I. R. King, D. Reitzel & P. B. Stetson

Seasonal sea surface cooling in the equatorial Pacific cold tongue controlled by ocean mixing
海洋混合によって支配される赤道太平洋の冷舌の海洋表層水の寒冷化
James N. Moum, Alexander Perlin, Jonathan D. Nash & Michael J. McPhaden
 ほとんどのモデルが赤道太平洋・大西洋に存在する冷舌の特に’季節性’をうまく再現できていない。それはおそらくSSTを決定する冷水との乱流混合がうまく再現できていないことに起因すると思われるが、これまで証明されていない。
 数年間にわたる海洋の乱流の測定から、亜表層の寒冷化の季節変動の存在が明らかに。春には海洋上層が大気からの熱の供給によって2℃ほど温暖化し、夏には下からの冷水の混合が勝って逆に寒冷化する。水平移流の効果を考慮すると、混合による夏の寒冷化の効果(月に4℃の寒冷化に相当)は大気からの熱吸収を打ち消すほどの大きさである。

Feeding andesitic eruptions with a high-speed connection from the mantle
Philipp Ruprecht & Terry Plank