Volume 40, Pages 1-106 (27 April 2012)
Precession forcing of productivity in the Eastern Equatorial Pacific during the last glacial cycle
Elena V. Ivanova, Luc Beaufort, Laurence Vidal, Michal Kucera
コスタリカ沖で得られた堆積物コアから過去140ka(MIS6〜現在)の赤道東太平洋の湧昇システムにおける有孔虫・円石藻の群衆組成と一次生産量を復元。2万年周期の歳差運動による春と秋の日射量極大期の影響が大きい。またターミネーションの際にはさらなる栄養塩の供給があったと考えられる。
コスタリカ沖で得られた堆積物コアから過去140ka(MIS6〜現在)の赤道東太平洋の湧昇システムにおける有孔虫・円石藻の群衆組成と一次生産量を復元。2万年周期の歳差運動による春と秋の日射量極大期の影響が大きい。またターミネーションの際にはさらなる栄養塩の供給があったと考えられる。
Ivanova et al. (2012) Fig. 4を改変。H1に一次生産量(PP)が増加? |
An organic geochemical record of Sierra Nevada climate since the LGM from Swamp Lake, Yosemite
Joseph H. Street, R. Scott Anderson, Adina Paytan
Street et al. (2012) Fig. 6を改変。dの珪藻密度の変動が大きい。 |
カリフォルニアの Sierra Nevadaの湿地の堆積物コアから過去20kaの千年スケールの気候変動を復元。カリフォルニア海流の変動と同様の変動が見られ、北太平洋の大気-海洋循環が主要な駆動力となっていることが示唆される。