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1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
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2012年4月21日土曜日

新着論文(Nature #7394)

Nature
Volume 484 Number 7394 pp287-410 (19 April 2012)

Research Highlights
Predicting the Indian monsoon
インドモンスーンを予測する
これまでインドモンスーンの予測は海表面水温の統計的な処理から経験的に求められていたが、George Mason大のチームが夏モンスーンの降水量と海表面水温との間には相関がないことを示し、さらに予測シミュレーションに対し改善を加えた。

News in Focus
Tsunami simulations scare Japan
津波シミュレーションの結果が日本を驚かす
東京大学の研究チームによる南海トラフの地震のもたらす津波の最大の大きさが公開された。2003年になされた予測を遥かに超える予測結果に。

News & Views
Fossil raindrops and ancient air
雨粒の化石と太古の大気

William S. Cassata & Paul R. Renne
太古の雨粒の痕跡が残る化石の解析から、27億年前の大気は現在の大気とほとんど同じであったことが示唆された。

Letters
Air density 2.7 billion years ago limited to less than twice modern levels by fossil raindrop imprints
Sanjoy M. Som, David C. Catling, Jelte P. Harnmeijer, Peter M. Polivka & Roger Buick
雨粒の化石は過去の大気密度を考える上で重要な記録である。室内実験で実際に火山灰に雨粒を落とし、終端速度や大気密度が雨粒の径に与える影響を評価し、化石の雨粒を解釈したところ、27億年前の大気密度は現在と同程度であることが分かった。「暗い太陽のパラドクス」の理解に一歩近づいた?

Formation of the ‘Great Unconformity’ as a trigger for the Cambrian explosion
Shanan E. Peters & Robert R. Gaines
カンブリア大爆発に先立つ大不整合(Great Unconformity)は海水のアルカリ度と大陸風化が大きく変化していたことの証拠と捉えられる。海水の組成の変化がカンブリア大爆発(硬組織を持った生物が地球史上初めて登場)のきっかけになった?