発表がなされるまで、予想だにしていませんでしたが、まさに多くの人がそうだったと思います。
僕自身はその後「Feedly」に移行し、新たなRSS生活をスタートさせました。
今回は、主にFeedlyを活用した、新着論文や科学ニュースの情報収集についてまとめてみたいと思います。
ちょっと前までELSEVIER社から公表される種々の新着論文を、僕は「メールアラート」サービスを利用してチェックしていました。
しかしながら、このサービスはあまりに頻繁に不具合を起こしていました。
「同じものを何度も送りつける」
「新しく出た新巻号を知らせてくれない」
「配信が大幅に遅れる、または、すっとばす」
など。
なので、最近はすべてRSSでチェックするように切り替えています。
RSSの良いところは、僕らの研究分野で特に関連の深いAGUやEGUといった学会から発行される科学雑誌がだいたい全部RSSに対応していることです。
RSSアプリが一つあれば、だいたいの論文のチェックは効率良くすることが可能になりました。
電車の待ち時間、トイレの中、寝る直前など、気軽にさくっとチェックできることも魅力の一つです。
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ここ1ヶ月くらいFeedlyを使って論文をチェックしていますが、今のところ確認されている大きな不具合としては、
辞書索引に関することでしょうか。
どういうわけか、辞書のルックアップ機能が作動しないページや、一度作動すると二度目が作動しないなど、不可解な不具合が確認されています(iPhoneのアプリにおいて)。
同期の不具合に関してはGoogle Readerサービス停止直前の6月末に一度あったくらいで、その後は順調に作動しています。
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僕の場合、新着論文を自分の脳みそに印象づけるために、日本語の要約をすることを自分に課しているため、一度iPhoneアプリ版のFeedlyでチェックする際に「save for later」のタグを付けておき、あとでPCの場面で要約をし終えた後にそのタグを外す、といったことをしています。
iPhoneのFeedlyアプリの画面。 右上のしおりマークを押すだけで、「save for later」になり、すぐさまPCにも同期される。 また、TwitterでシェアしたいときもワンタッチでO.K. |
PCのFeedlyの画面。 読み終えたら、しおりマークを外せばO.K. |
Google Readerに比べて、レイアウトがかなりスタイリッシュなのがFeedlyの特徴ですが、設定次第で同じように変えられます。
>FeedlyをGoogle Readerのように使う
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最後に、自分がチェックしていて、お勧めできるRSS配信を以下に挙げておきます。
他にも、研究関連・趣味のブログなど、様々なページをまとめて管理・チェックしています。
◎科学ニュース
Nature誌が運営する、Web上の情報配信サイト。オープン・アクセス。
Natureアジア・パシフィックが運営する、Natureに投稿された論文のプレスリリースが日本語で読める。ただし、一部の論文についてのみ。
Natureアジア・パシフィックが運営する、Nature姉妹紙(Nature Geoscience・Nature Climate Change・Nature Communications・Scientific Reports)に投稿された論文のプレスリリースが日本語で読める。ただし、一部の論文についてのみ。
Science誌が運営する、Web上の情報配信サイト。オープン・アクセス。
NatureやScienceに取り上げられた論文の解説記事をはじめとして、地球科学関連ニュースを幅広くカバー。
7、日経サイエンス
言わずと知れた、海洋酸性化の情報配信ブログです。ヨーロッパの研究が中心ですが、世界中の海洋酸性化研究の動向を知らせてくれます。論文から世界の新聞・雑誌各社の記事まで、様々なソースにわたります。あまりに多いので、僕ですらついていくのが大変なくらいです。