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2016年9月7日水曜日

研究に使えるMacアプリ+iPhoneアプリ(part.5)

研究に使えるアプリシリーズ。
前回の更新からかなり時間が経っていたのと、使用環境に多少の変更点があったので、ここでもう一度簡単にまとめてみたいと思います。

前回の記事はこちら(part.1part.2part.3part.4


今現在のPC・スマホ・タブレットの使用状況は以下の通り

・MacBook Pro@職場 (まもなく新調!)
・MacBook Air@自宅と外出時(あと1年くらいで選手交代)
・iPhone 6(まもなく新調!)
・iPad 2(とりあえず現状維持)

これらをアプリでファイルを同期させ、論文やその他記事を管理し、さくさく情報収集し、PDFを読むための環境を自分用に整えています。

使用しているのは以下のアプリ。基本的には無料でダウンロードできるアプリだけど、Sugarsync・Evernoteは使用する容量の都合で有料版を使っています。

・Dropbox
・SugarSync
・Evernote
・Feedly / Google Scholar

1. Dropbox
もはや説明は不要のファイル同期アプリ。とても安定して使用できるので、現在進行中のプロジェクトのファイルや、論文原稿・図の管理に使っています(最近アカウント情報の流出がニュースになりましたが…)。
無料版を使用しているということもあり、ファイル容量の軽いものが主体。

2. SugarSync
こちらも有名なファイル同期アプリ。以前は多少不安定でしたが、最近はとくに不具合を感じさせることなく動いています。
研究に関わるほとんどすべてのファイルを同期して、自宅であれ、出張中であれ、どこでも仕事ができるようにしています。
デジタル顕微鏡で撮った写真などの重すぎるファイルは例外で、USBで一つ一つ移動させてます。

3. Evernote
論文の管理に大活躍。以前記事に書いたように、タグを使って論文を管理することで、論文の検索に重宝します。
やはり人の記憶は曖昧なもので、必ずしもすべての論文の筆頭著者の名前や雑誌名をすべて覚えているわけではないので、断片的な情報でも検索可能にしておくことが重要だと思います。
「こんな論文がどこかにあったような…」という曖昧な状態でも、タグを頼りに検索するとすんなり見つけ出すことができます。
また、論文執筆時に関連論文に一時的なタグを付けておくと、引用リストをまとめるときに楽できます。

このアプリは、PCだけでなく、iPhoneやiPadで論文のPDFを読むときにも使えます。

またTwitterと連動したツイエバという機能もかなり便利で、Tweetした内容に関してもEvernoteに残しておくことで簡単に検索がかけられます。
たまに止まっていることがありますが…。たまにね。

論文だけでなく、重要なメールやファイルのアーカイブとしても使用しています。
例えば、学会ごとに「航空券チケット・宿泊予約・発表資料・アブストラクト受理通知メール・参加費支払いの控え」などを保存したり。
出張前後に色々と事務に提出すべき書類があるので、まとめておくと便利です。

4. Feedly / Google Scholar
Feedlyは最新の論文やブログ記事を閲覧するのに便利なアプリ。
大手出版社のエルゼビア・ワイリー・シュプリンガーすべて対応しています。
古いRSSは30日を過ぎると自動的に削除されてしまうので、定期的にチェックする必要がありますが、電車・バスの待ち時間など、ほんのちょっとした時間でもスマホでチェックできるので、とても重宝しています。
ちなみにチェックしてるRSSはこちら。(すべてのブログが対応しているわけではないのが残念…)
論文の場合、OA以外は購読権が必要なものがほとんどなので、スマホ上で「Saved for later」をクリックしておき、あとで職場のPCを通じてPDFを落とすようにしています。
(Feedlyを飛び出して別のページに飛んだ場合、Safariのリーディング・リストが同期に便利)

新着論文/引用論文をチェックする際、以前はエルゼビアやWeb of knowledgeのメールアラートを利用していましたが、最近Google Scholarに一本化しました。
Google Scholarの論文検索システムは的確かつ迅速なので、とても驚かされます。