そうこうしているうちに白鳳丸の航海に発つ日までの日数があと僅かになってきた。航海で一ヶ月家を空けると言う負い目もあり、産前1ヶ月、産後3ヶ月にわたり妻に寄り添い第一子の誕生を迎えた。ちょうど今、世間で男性も育児休暇を、という風潮がある中、学振PDは非常によい機会であった。制度上育休を取得し研究中断することもできたのだが、それには利点欠点ある。
・利点
育休で休んだ分、学振の期間を延長できる
狭き門だが、RPDへの申請資格が得られる
・欠点
育休中の給与はゼロ(なんと!)。雇用保険ないから。
学振の期間を延長できるが、次のポジションが決まっていれば関係ない(育休中の給与を貰い損ねる)
学振PDで育休申請するかは、各々の懐/家庭事情に合わせて考えればいいように思う。
普通の企業のように給与の一部が支給される仕組みがあれば、もっと取得する人は増えるように思うが、雇用契約を結ばない学振には難しいだろう。
帰国後はまたドタバタ育児が再開するのは言うまでもない。
最近の息子の際立った発達としては、人とのコミュニケーションの芽生えだろうか。
話しかけたりマッサージすれば、笑顔を見せるようになってきたし、必死に言葉を絞り出そうとする姿勢を見せるようになった。
人によって見せる表情や態度にも変化が見られてきた。
接触欲求が明らかに高まってきていて、寝ないものの抱っこを要求するようになってきた。たまに自分の手やオモチャを見つめてボーッとしているが、あまり長くは持たない。隙を見てのデスクワークもなかなか難しくなってきた。
また空腹や甘えでグズっても、歌を聴かせたり踊ったり、音を鳴らしたりすることである程度誤魔化せるようにもなってきた。また、機嫌がよい時は絵本の読み聞かせでも絵を目で追うようになってきた。
(1日に何度もウチの子は天才なんじゃないかと思うほどの親バカぶりである)
特に脳の発達が盛んな印象を受ける。もちろん身体の方もいつの間にか大きく、重くなっていて、今はまだ寝返りもうてないのでプクプクと太りつつある。
首もほぼ座ったが、ウトウトしている時は頭がぐらつくので支えが必須だ。
肌の脂漏性湿疹の問題はほぼなくなり、最近は頭皮の乾燥が気になってきた。原因は冬の乾燥と夜間の暖房と思われる。ローションを頭皮に塗ることでかなり改善したが、それを忘れると、寝ながら痒くて引っ掻いたのか血が出ていたりするので大変申し訳なく思う。
夜の睡眠時間が延びたのには本当に助かっている。夜8-9時に寝かしつけて、次に起きるのが夜中の3-4時。調子が良ければ朝6時まで寝続ける。(なんて良い子なんだろう!)
先日は夜10時〜朝9時まで連続睡眠して度肝を抜かれた(オムツがキャパオーバーしてお漏らししてたけど)。
やはり昼にどれだけ昼寝したか、どれだけ泣いたか(便秘だったり、寝かしつけの失敗だったり)が、夜の睡眠時間に影響しているように思う。
夜中の3-4時のミルク後は信じられない速さで再び眠りにつく。(なんて良い子なんだろう!)
もはやゲップを出させようとしても、徒労に終わることが多い。翌日ミルクを飲みながら、時には顔を赤らめていきんで、オナラをプープーしている。だいたい便秘気味なので、ものすごく臭いオナラだ。
なんだか私のおならに似ているような気がしているのだが、腸内細菌が似ているのだろうか?(食べ物は全く違うはずなのだが…)
妻曰く、頭皮など、体臭も似ているとのこと。
船から帰ってきたら、今度は寝返りにハイハイにと、転落などの事故に気をつけなければならないことが一気に増える。人見知りも始まるかもしれない。もはやベビーバスは手狭になってしまうかもしれない。
成長が楽しみである反面、戦々恐々ともしている。