JAMSTEC高知コアセンターに貯蔵されている堆積物をサンプリングさせていただきました。
今回サンプリングしたのは2005年に研究船「かいれい」によって西赤道太平洋で採取されたコアの上位2セクション(約1.5メートル)。時代は約3万年前から現在。
堆積物中の浮遊性有孔虫を使った研究をするため、深度方向にサンプリングをしました。
へらで2cmごとに印をつけ、堆積物を採取してはユニパックに詰めていきます。
時間が多少余ったので、一部のサンプルについては細かい目のふるいでふるってみました。
白いツブツブしたものが有孔虫などの生物の殻の化石です。
今後、顕微鏡の下で狙いの種の浮遊性有孔虫を拾い出す予定です。とても時間のかかる作業なので、秋くらいまでを目処にコツコツ拾い出したいと思っています。
殻を分析するのは来年度以降かな。
IODPのサンプルが10月に入手できますが、IODPのサンプルに着手する前の測定法立ち上げみたいな位置づけで分析します。