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☆主なコンテンツ
1、新着論文 2、論文概説 3、コラム 4、本のレビュー 5、雑記(PC・研究関連)
6、気になった一文集(日本語、English) 7、日記(日本語、English) おまけ、Twilog

2013年12月13日金曜日

新着論文(Science#6164)

Science
VOL 342, ISSUE 6164, PAGES 1281-1404 (13 DECEMBER 2013)

EDITORIAL:
Reading the Bones
骨を読む
George J. Armelagos
イタリアで発見された石灰岩の中に埋葬された(おそらく疫病が原因で1800年代中頃に死亡した)女性の骨から、過去の病気に関して考古学者が情報を引き出そうとしている。

Editors' Choice
Nanosilver Lining
ナノシルバー商品
Environ. Sci. Technol. 10.1021/es402510a (2013).
靴下から子供のおもちゃまで、最近では銀の微粒子が多く取り込まれていることが知られている。それらは環境中の微生物コミュニティー(汚染水の浄化やコンポストの生ゴミ分解など)に影響を与えていることが、生物分解の程度を比較した実験から実証された。

News of the Week
Scientists Oppose Secrecy Law
科学者らが秘密保護法に反対
日本政府が新たに制定した秘密保護法に対して、表現や研究の自由が損なわれる可能性があるとして、ノーベル賞受賞者をはじめとする科学者ら(益川敏英、白川英樹など)が11/28にそれに強く反対する声明を発表した。”秘密”の漏洩をした場合、最大で10年の禁固刑となる。定義が曖昧で政府の裁量に強く依存するとして、多くの人がその制定に反対していたものの、法案は12/6に通過した。
>より詳細な記事(Science Insider)
Over Scientists' Objections, Japan Adopts State Secrets Law

Reptiles Tout Alluring Snouts
爬虫類が魅惑的な鼻で誘う
インドで飼育されていたヌマワニ(mugger crocodiles; Crocodylus palustris)とルイジアナ州の野生のアリゲーター(alligators; Alligator mississippiensis)とに、枝を使って鳥をおびき寄せる行動が確認された。彼らは枝を巣作りに使う鳥を狙い、枝を鼻の上に載せて鳥を誘い出していた。
>より詳細な記事(ScienceShot)
First Example of Tool Use in Reptiles

News & Analysis
Lick Observatory in Trouble as Austerity Starts to Bite
経済政策の厳しさが迫るにつれてリック天文台が危機に
Yudhijit Bhattacharjee
予算削減によって、125年の歴史を持つカリフォルニア・サンジョゼにあるLick天文台のスタッフが削減され、閉鎖または公の博物館への切り替えに迫られている。

New Results Send Mars Rover on a Quest for Ancient Life
新たな結果が古代の生命を探しに火星探査機を送り出す
Richard A. Kerr
火星探査機キュリオシティーが最近送ってきた結果をもとに、科学者らは次の計画を練り上げている。次は火星に古代に棲んでいた可能性がある微生物の’分子化石(molecular fossils)’を探すことである。
>関連した記事(ナショナルジオグラフィック ニュース)
着陸から1年半、キュリオシティの成果

Fossilized Teeth Offer Mouthful on Ancient Microbiome
化石化した歯が古代の口の中にマイクロバイオームが満ちあふれていたことを示す
Andrew Curry
人の歯石や化石化した糞に保存された微生物のDNA分析から、数百年、あるいは数千年前の人の身体の表面および内部に住んでいたバクテリア集団の記録が得られている。

Cavefish Study Supports Controversial Evolutionary Mechanism
洞窟魚の研究が議論を呼んでいる進化メカニズムを支持
Elizabeth Pennisi
解放された遺伝的変化が洞窟魚が目を急速に失くしたことの説明になるかもしれない。

Europe Readies Peerless Star Mapper
ヨーロッパの比類なき星の地図作製の準備ができた
Daniel Clery
もうまもなく打ち上がるヨーロッパの人工衛星Gaiaは数十億の星の動きと位置をこれまでにない精度で決定する。
>関連した記事(Nature#7469 "FEATURES")
Astrometry: Europe's star power
天文学:ヨーロッパの星の力
Devin Powell
まもなくESAがガイアを打ち上げる。宇宙の詳細な地図を作ること(20等級以下の約10億個の星の位置を調べること)がミッションの目標である。2013年11月にロシアのソユーズロケットを用いて打ち上げられる予定となっている。

News Focus
The Thousand-Year Graveyard
千年墓地
Ann Gibbons
科学者らは中世以降の病気や死に関する苦痛の歴史を紐解いている。

Letters
Finding Best Practices for Fossil Fuel Extraction
化石燃料採掘に対して最良の方法を見つける
Jessica L. Deichmann and Alfonso Alonso
非在来型の化石燃料(石油砂、シェールガス、コールベッドメタンなど)の採掘サイトでも同様に採掘が生物多様性に与える影響の評価がなされるべきだ。
[以下は抜粋]
Given the progress made thus understanding the effects of conventional petroleum extraction, we propose that applied ecological research for conservation should expand immediately to areas with proven nonconventional fossil fuel reserves (such as oil sands, oil and gas shale, and coal bed methane).
>関連した記事(Science#6157 "Policy Forum")
Biodiversity Risks from Fossil Fuel Extraction
化石燃料の抽出による生物多様性のリスク
N. Butt, H. L. Beyer, J. R. Bennett, D. Biggs, R. Maggini, M. Mills, A. R. Renwick, L. M. Seabrook, and H. P. Possingham
豊かな生物多様性と化石燃料の貯蔵庫とがかぶっているような地域は高いリスクを持っていると言える。

Policy Forum
What Role for Short-Lived Climate Pollutants in Mitigation Policy?
緩和策における短寿命の気候汚染物質の役割とは?
J. K. Shoemaker, D. P. Schrag, M. J. Molina, and V. Ramanathan
長寿命・短寿命の気候汚染物質に対して同時に対策が必要であるが、その際にCO2削減に対する行動を減じることがあってはならない。

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Research
Reports
Detection of a Noble Gas Molecular Ion, 36ArH+, in the Crab Nebula
かに星雲内部の希ガス分子イオン(36ArH+)の検出
M. J. Barlow, B. M. Swinyard, P. J. Owen, J. Cernicharo, H. L. Gomez, R. J. Ivison, O. Krause, T. L. Lim, M. Matsuura, S. Miller, G. Olofsson, and E. T. Polehampton

Phosphorus in the Young Supernova Remnant Cassiopeia A
若い超新星残骸であるカシオペア座Aの中のリン
Bon-Chul Koo, Yong-Hyun Lee, Dae-Sik Moon, Sung-Chul Yoon, and John C. Raymond

The Missing Mountain Water: Slower Westerlies Decrease Orographic Enhancement in the Pacific Northwest USA
失われつつある山間部の水:北西アメリカの太平洋沿岸部においてはより遅い偏西風が地形効果を減少させている
C. H. Luce, J. T. Abatzoglou, and Z. A. Holden
アメリカ北西部の山間部の河川流量の過去60年間の長期的な減少傾向はこれまで気温の上昇が原因と考えられてきた。新たな研究から、冬の偏西風と山間部の高地の降水量との間には強い相関が見いだされ、山間部の降水の変化が、河川流量の近年の減少の原因であることが示唆。同地域では温室効果ガスの増加とともに偏西風がさらに弱まると予測されており、さらに水循環に影響があると思われる。

Long-Term Dynamics of Adaptation in Asexual Populations
無性の集団内の長期的な適応の力学
Michael J. Wiser, Noah Ribeck, and Richard E. Lenski
環境に変化がなくとも、5万世代にわたって、バクテリアの進化的な適応度は増加し続ける。

2013年12月12日木曜日

新着論文(Nature#7479)

Nature
Volume 504 Number 7479 pp187-324 (12 December 2013)

RESEARCH HIGHLIGHTS
Bees are better for strawberries
ハチはイチゴにとっても良い
Proc. R. Soc. B http://doi.org/ qcg (2013)
ハチによる受粉は実のなりを良くするだけでなく、イチゴに関しては味も良くするらしい。自身による受粉をしたイチゴと風やハチによる受粉をしたイチゴとを比較したところ、後者の方が重く、赤く、寿命が長く、より望ましい糖分/酸比をもった実がなることが分かった。ホルモンに影響することが原因と考えられている。

Melting ice spurs wild weather
氷の融解が野性的な天気を加速する
Nature Clim. Change http://doi.org/qds (2013)
中国の気象学者らは、気象記録と最近の北極海の海氷や雪の記録とを比較したところ、北極の海氷後退に伴い、大気循環パターンに変化が見られることを見つけた。例えば、ジェット気流がより北側にシフトしていることなど。こうした変化が2012年のアメリカで見られたような、北半球中緯度域の夏の異常気象の原因になっていると示唆している。
>話題の論文
Extreme summer weather in northern mid-latitudes linked to a vanishing cryosphere
消えつつある雪氷圏と関連した北半球中緯度の極端な夏の気象
Qiuhong Tang, Xuejun Zhang & Jennifer A. Francis
 過去10年間には前例のない夏の気象イベントの発生数が異常に多かった。同時に北極圏の海氷も急速に後退しているが、その因果関係については不確かなままである。
 人工衛星による北極圏の雪と海氷の被覆度の観測記録と、大気循環の逆解析記録から、それらの間に相互作用があることが確認された。特に海氷の影響が、消失の範囲は雪の2分の1であるにもかかわらず大きいことも分かった。ジェット気流がより北方に位置していることが、気象配置の固定の期間を長くし、極端な気象現象の発生確率を高めていると推定されている。
>Nature姉妹紙 ハイライト
高緯度域の雪と氷の減少が中緯度域の熱波と結び付いている

Trio of distant quasars found
遠くにある3つ子のクエーサーが見つかった
Astrophys. J. 779, 24 (2013)
ヨーロッパのVIKING望遠鏡による調査から、活発な銀河の中心部にある3つのクエーサーが確認された。太陽質量の10億倍の質量を持ったブラックホールが中心にあると推定されており、ビッグバンからの宇宙の進化を知る手助けになるかもしれないという。
※クエーサーは宇宙誕生後10億年も経たないうちにでき始め、宇宙が20億~30億歳の頃に最も形成された天体。

Satellite improves storm forecasts
人工衛星が嵐の予測を改善する
J. Geophys. Res. Atm. 118, 11558–11576 (2013)
ハリケーンの予測には通常気象衛星によるリアルタイムのデータは使用されないが、フロリダ州立大の研究グループらはSuomi NPP衛星による気温と湿度のデータを利用したところ、サンディーをはじめとする2012年の4つのハリケーンの軌跡と強度の予測精度が増したことが示された。

Ancient reptiles stuck to the air
古代の爬虫類は空中に留まっていた
Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. http://doi.org/qcf (2013)
翼竜(プテロサウルスなど)は6,500万年前に絶滅したが、かつての海や湖で堆積した化石記録から、彼らはほとんどの時間を水の上では過ごしていなかったことが示された。恐竜の骨の密度や骨格の形状などをもとに彼らが水に浮かぶことができたかどうか(floating- pterosaur hypothesis)をシミュレーションしたところ、あまりに不格好な状態でしか浮かべなかったことが分かった。従って、あまりに多くの時間を水面で過ごすと危険が増したであろうことを示唆している。

Gas production contaminates water
ガス生産が水を汚染する
Environ. Sci. Technol. 47, 11849−11857 (2013)
ペンシルベニア州西部の石油・ガス生産所では、そこで発生した汚染水は浄化施設で処理されたのちに河川に流されている。しかしMarcellusシェールガス施設の浄化後の水を分析したところ、塩化物や臭化物と言った物質は浄化前よりも濃度が増していることが確認された。さらに処理施設周辺の堆積物中のラジウム放射能はバックグラウンドの200倍の高さで、規制値を上回っていた。排水が放出されるところに放射性物質が蓄積していることを示しており、さらなる汚染を防ぐための措置が必要とされている。

SEVEN DAYS
Palm-oil pledge
パーム油の誓約
シンガポールに籍を置く世界最大の農業企業Wilmar Internationalは森林破壊を伴うパーム油の生産または買い付けを今後一切行わないことを宣言した。

Saturn’s six-sided storm
土星の六角形の嵐
土星の北極に、1辺3万kmの六角形の巨大なジェット気流のパターンが発生し、NASAによる高解像度の動画が公開された。時速320kmの強烈な風が吹く姿がカッシーニによって撮影された。
>You Tube(動画)
Saturn's Unique Hexagon in Full View
Planetary hole
惑星の穴
NASAの惑星科学部門の予算の再編によって、太陽系部門は2015年まで予算の申請をできないことになり、苦しんでいる。
>より詳細な記事(Nature NEWS)
NASA funding shuffle alarms planetary scientists
Alexandra Witze

NEWS IN FOCUS
Fungus threatens top banana
真菌類がバナナを脅かす
Declan Butler
アフリカや中東で重要作物に破壊的な病気が進行するにつれ、ラテンアメリカの産業にも危機が迫っている。

Florida forecasts sinkhole burden
フロリダが陥落孔の負担を予測する
Alexandra Witze
炭酸塩の基盤の地下水による浸食などが原因で起きる、陥落孔(sinkhole)のハザードマップ作成に予測モデルが使えるかもしれない。

Food fuelled with fungi
真菌類によって助けられる食料
Nicola Jones
微生物の力を借りて作物をより強くする試みに対して、生態学者が評価を高めつつある。

India faces uphill battle on biodiversity
インドは生物多様性に関するやっかいな問題に直面している
T V Padma
生物種が豊かな山の保護を制限するようなインド政府の決定が、環境保護運動家を怒らせている。

Life possible in the early Universe
初期宇宙でも可能だった生命
Zeeya Merali
最初の星を周回する惑星もまた生命存在は可能だったかもしれないことが理論計算から明らかに。ビッグバンからわずか1,500万年後でも液体の水は存在した可能性があるという。

FEATURES
Earth science: Under the volcano
地球科学:火山の下で
Alexandra Witze
地球物理学者らはマントルプリュームの証拠を求めて全球を探しまわっている。それはメガ噴火の原因と推定されているものである。

CORRESPONDENCE
Marine infrastructure: NSF fleet vital for ocean science
海洋インフラ:海洋科学にとって必要不可欠なアメリカ科学財団の船団
Peter B. Ortner

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RESEARCH
NEWS & VIEWS
Extrasolar planets: Inner edge of the habitable zone
系外惑星:生命存在可能領域の内側の端
James F. Kasting & Chester E. Harman
Leconte et al.の解説記事。
太陽に似た星で、生命存在可能領域内に岩石惑星を有しているものの割合は、以前に推定されていたよりも少ない可能性が、三次元の気候モデルから示唆されている。

Astrophysics: Tracking our neighbours' past
宇宙物理学:我々の隣人の過去を辿る
Alan McConnachie
アンドロメダ銀河や天の川銀河周辺にある矮小銀河の集団動作は、理論に疑問を投げかけてきた。はるかな過去の銀河群間の相互作用が、こうした矮小銀河に影響を残しているのかもしれない。

REVIEW
An archaeal origin of eukaryotes supports only two primary domains of life
真核生物が古細菌起源であることは生物の基本的なドメインが2つだけだとする説を裏付ける
Tom A. Williams, Peter G. Foster, Cymon J. Cox & T. Martin Embley
これまで生命の樹は古細菌・真核生物・バクテリアの3つから成ると考えられ支持されてきたが、「真核生物は古細菌由来である」という証拠が蓄積するにつれて、「古細菌とバクテリア」という2つの界からなる生命の樹の猫像が生まれつつある。

LETTERS
Baryons in the relativistic jets of the stellar-mass black-hole candidate 4U 1630-47
恒星質量のブラックホール候補天体4U 1630-47の相対論的ジェットにおけるバリオン物質
María Díaz Trigo, James C. A. Miller-Jones, Simone Migliari, Jess W. Broderick & Tasso Tzioumis
ブラックホールの候補の一つ、X線連星系4U 1630-47から高速噴出されるジェットの放射とともに現れる、イオン化した原子のドップラーシフトの観測から、ジェットが光速の3分の2の速度で起きており、ジェットの中にはバリオンが含まれていることが示唆されている。

Increased insolation threshold for runaway greenhouse processes on Earth-like planets
地球上惑星における暴走温暖化過程の増加した日射閾値
Jérémy Leconte, Francois Forget, Benjamin Charnay, Robin Wordsworth & Alizée Pottier
3次元の気候モデルから、惑星から海がなくなるには、従来考えられていたよりも高い日射状態で、完全蒸発(complete vaporization)または蒸発散逸(evaporative escape)が必要となる可能性が示唆。大気の安定化作用が原因と思われる。
>Nature ハイライト
「暴走温室効果」が起こるのはもっと先のようだ

2013年12月9日月曜日

卒論・修論発表に向けてのアドバイス

修士論文や卒業論文の発表会に向けたアドバイス

久々に読み返してみて、再度触発されたので筆を取る次第です。

この方(京大の教員)のブログは比較的すべて読ませてもらっていますが、割と共感できる部分が多いので、よくTwitterなどでシェアさせてもらっています。

僕自身、プレゼンのコツなどと謳った記事を書いたりもしていますが、やはりまだまだ未熟者、先輩方には到底及びません。

ちょうど卒論・修論の発表前の追い込み時期ということもあり、最近思うことを書き記しておきます。

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・あまり多くを(マシンガンのように早く)語っても聴衆の興味は離れて行く

・「10話して5しか理解してもらえないよりは、6話して5理解してもらう」という気持ちで臨む

・1分も見せないスライドなどないほうがマシ!

僕自身は口べたでありますが、プレゼンに関しては割と高評価をいただいていると思います。

「面白い研究をしていますね」とお褒めの言葉をいただくことも多々あります。

それは何故か?これまでに教わった・学んだプレゼンのコツを掴んでいることが一因かもしれません。
(僕自身がやっている研究を誰よりも楽しんで話しているのも一因かもしれませんが)

自分の研究の面白さを他人にも共感してもらえることこそが、研究者冥利に尽きると思います。
逆にその面白さすら伝えられぬまま時間をいたずらに浪費することこそお互いの損というものです。

色々と細かい指摘はありますが、何としても念頭に置いておきたいのは、

プレゼンの対象

と

与えられた時間

の2つでしょうか。

「自分の研究がいかに素晴らしいか」、「解析手法がいかに誰よりも優れているか」

そんなものは正直自分自身の心に秘めておけば良いことであって、わざわざ高らかに語る必要はなく、それ以上に必要なのは、

「何故この研究をやっているのか」

「この研究が成功することで誰に利益があるのか」

「何が科学的に面白いのか」

「一体何がこの研究の新しいところで、今後どのように発展するのか」

を伝えることだと思います。

最低限、それがしっかりと説明できないと、その研究の意義はそれに明るくない人にとっては正直どうでもいいことです。

’自分自身が一番研究のことを分かっていること’は至極当たり前のことです。
基本的には自分以上に分かっている人など重鎮の教授を除いてはほとんどいないと考えていいでしょう。

そういった聴衆を前に、限られた時間の中で何を伝えるか。

僕ならやはり「何をしたか・何が優れているのか」よりも「何が面白いのか」を前面に押し出して発表をします。

もちろんどれほど語れるかは時間によります。

「伝えたいこと」と「最低限、説明しなければいけないこと」の配分には常に気を使う必要があります。

そういった状況のもと、聴衆に合わせて

「どれはしっかり説明する必要があって」、「どれは説明にわざわざ時間を割くほどのことではないのか」を見極めることが重要かと思います。
(というか、客観的に考えることさえできれば、すぐ分かりますよね)

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例えば、僕が所属するAORI海洋底科学部門の川幡・横山研のセミナーの場で、多くの人が精通している「炭酸塩を使った古気候学」のイントロをだらだらやることには何の意味もありません。

基礎知識に富んだ人がいる発表の場では、それよりも一歩踏み込んだ内容の説明に時間を割くべきです。

冗長で、発表時間がやたら長い発表など、わざわざ時間を割いて集まってくれている聴衆に対しても失礼ですし、僕なら即座にPCを開いてそれよりも面白い研究について勉強します。

先日の学会のプレゼン資料をそのままそっくり使い回すことなど以ての外です。

多くのプレゼンの場では質疑応答の時間が用意されていますが、その際に質問が多く来ないのには正負2つのパターンがあると言っていいと思います。

「非の打ち所がない研究なのか」

或いは

「発表が下手で何を指摘すれば良いのかすら分からないのか」
「多くを話しすぎたか、説明が稚拙で、プレゼンの途中で聴衆の興味が薄れてしまったか」

多くの場合、後者のパターンであることに注意する必要があります。

もちろん、ある程度質疑の内容を想定し、スライドや返答を用意する必要があります。

活発な議論の場からこそ、思いもしない、重要な意見も出るはずです。

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すべての研究が上手くいくとは限りません。

内輪の研究発表の場で「特に発表する内容もなく、いま行き詰まっています」という発表をする学生も多く見受けますが、それは分かっている人に相談すればいいことであって、多くの聴衆を前に発表することではありません。
(それしか発表することがない場合もありますが。僕もそういう時期を経験しました)

あと1ヶ月かそこらで一世一代の発表の場を迎える後輩諸君に対して伝えたいメッセージは、’必ずしも研究の達成度だけに拘らず、研究の面白さを伝えることに腐心して欲しい’ということでしょうか。

研究に終わりなどそう来るものではありません。多くの場合、不完全なまま、伝えられることだけを絞り出して伝えるのが研究の本質です。

逆にそれで完結してしまえば次の研究には繋がりませんし、科学はそんなに生易しい、単純なものでもありません。

僕自身、色々な人の文章やスライドを推敲しながら、いかにすれば研究の意義をうまく伝えられるかを考えながら生活しています。

師走とは良く言ったもので、いろいろなことに思いを馳せなければならない季節ですね。

2013年12月8日日曜日

気になった一文集(日本語 ver. No. 11)

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人を取り除けてなおあとに価値のあるものは,作品を取り除けてなおあとに価値のある人間によって創られるような気がする

辻まこと

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風が吹かないそんな場所でも
ぼくたちが走るなら 感じることが出来る。
吹くだろう風 なんて待つなよ
無いものをなげくより つくればいい 風だって


「すべてへ」19(ジューク)作詞 326

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有意気時添意気、不風流処也風流
(意気あるとき、意気を添う、風流ならざる処也た風流)

…厳しい時は徹底した厳しさがよいが、力を抜いているのも又味があっていいものだ。
…勢いのある時、例えば若い時などは精一杯頑張れば良い。そうして日々暮らしていけば、風流でない所にも風流はある。例えば幸福や和のないところにも幸福や和があるという事がわかるようになる。

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この地球(ほし)はまだまだわからない。

日本地球惑星科学連合大会2013年大会スローガン

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誰かを打ち負かすことでしか 幸せになれないというなら
誰とも争わない人生がいいって そう言うのかい
だけど競争から降りるのは 負けることからも逃げてるような
そんな気がしてるから まだ走ってる

百花繚乱 生命の花
この街のなかで どんな色をした
自分の花を 咲かすことができるのかな

「心color 〜a song for the wonderful year〜」作詞:福山雅治

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善(シロ)と黒(クロ)の決められた 横断歩道(くりかえし)に生きるより
君は自分で探してほしい 楽じゃないけど 楽しい道を…
「誰かの為に…」なんて云う 善い理由なんて 捨ててしまえば
ちっぽけな弱い自分が そこにいるだろう。「そして、きっと…。」

「ひとり×ひとり」の「僕ら」になろう 僕ら 一緒に歩いてく
まったく別の方向へ 楽じゃないけど 楽しい道を…。
…たとえば その坂道の 先に あるのは
下り坂でも それでも登りつづけんだ。
馬鹿にされても… 『不幸さえ 共に…。』

”辛けりゃ 辛い 今ほど 明日になりゃ いい思い出さ”
これからも共に走ろう 楽じゃないけど 楽しい未知を…。

「テーマソング」19(ジューク)作詞 326

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「海洋生物種の25%程度が、一生のうち少なくとも一時期を、サンゴ礁かその周辺で過ごします」(中略)「サンゴが生態系の土台を築くのです。当然、サンゴが消えれば、生態系全体も消滅します」
米国カーネギー研究所 ケン・カルデイラ

サンゴ礁は、驚くほど多様な生物を宿す海洋生物の宝庫だ。大ざっぱな推測だが、100万種から900万種の生物がサンゴ礁とその周囲に生息していると言われる。サンゴ礁を維持できなくなれば、こうした豊かな生態系も崩壊してしまう。

「環境の変化を察知して、不足を補うことができる生物もいるんです」(中略)「石灰化に投入するエネルギーを増やすために、『生殖はほどほどにしよう』とか『成長のペースを落とそう』という具合に判断するわけです」
こうした選択を促す要因が何か、また、その選択が長期的に有効かどうかはわかっていない。今のところ大半の研究が、競争相手になるような他の生物がいない水槽で短期間だけ観察したものに限られているからだ。
ライプニッツ海洋科学研究所 ウルフ・リーベゼル

地球上に生命が誕生して以来、大気中のCO2濃度が現在のレベルを上回ったことは何度もある。しかし、今のように急激なペースで高まったことは、ほとんどなかったようだ。海の生物にとって問題なのは、変化そのものよりも、変化のペースかもしれない。

現在のCO2排出のペースは、PETMよりもおよそ10倍速いと考えられ、表層と深層の海水が十分に混じり合う時間がない。今後100年間には、海面近くで集中的に酸性化が進むだろう。石灰化生物の大半が生息し、熱帯のサンゴ礁がある領域だ。「私たちが引き起こしているのは、地球の歴史のなかでは非常に特殊な現象です」と、PETMの海洋の変化を研究するアンディー・リッジウェルは言う。

最も極端な酸性化のシナリオは、今からでも回避できる。しかし、その方法は、現時点で考えられる限りただ一つ、CO2の排出を大幅に減らすしかない。

ナショナル・ジオグラフィック(2011年4月号「70億人の地球 酸性化する海」)

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泣こかい飛ぼかい、泣くよかひっ飛べ

鹿児島弁で、意訳すると(w)…

「考えてる暇があったら実行せよ!」

「(夢に届くまで)跳べるだろうか、跳べないかもしれない、でも迷って泣くぐらいなら、思い切って跳んでしまおう!!」

先日、横山先生が「石橋を叩いて渡るくらいなら、飛び越えてしまえ」と言っていたのも非常に心に響いたので、ここに記しておきます。

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「人工物を初めて星間空間に送り出したというのは途方もないことだ」
ドナルド・ガーネット(Donald Gurnett)

「このミッションのこれまでの40年間は本当にワクワクしたし、今後の10年も同様にワクワクするものになるはずだ。私たちがこれまで到達したことのない領域を探査しているのだ」
エド・ストーン(Ed Stone)

ナショナルジオグラフィック「ボイジャー1号の太陽系外到達を確認」

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道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。

「道」松下幸之助『大切なこと』PHP研究所

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(いくら東大卒だからといって、エリートとして人生を生きてはならない、)ふとった豚になるよりは、痩せたソクラテスになれ
大河内一男

満足した豚であるより、不満足な人間であるほうがよい。満足した馬鹿であるより、不満足なソクラテスであるほうがよい。
関義彦、1967、世界の名著38、中央公論社

It better to be a human being dissatisfied than a pig satisfied; better to be Socrates dissatisfied than a fool satisfied.
J.S.Mil

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現在も今後も、海洋は荒涼とした無人地帯で、海上や水中で起きていることを理解しようとするわれわれの努力を拒み続けるだろう。ある意味、地球の70%を覆う海よりも、宇宙の状況の方がよくわかっている。

「露クルーズ船、1年前から消息不明」ナショナル・ジオグラフィック ニュース

2013年12月6日金曜日

新着論文(Science#6163)

Science
VOL 342, ISSUE 6163, PAGES 1133-1280 (6 DECEMBER 2013)

Editors' Choice
King Solomon’s Silver
ソロモン王の銀
Internet Archaeol. 35, 10.11141/ia.35.6 (2013).
現在のイスラエルに位置するYarkon川とAkko (Acre)の間で発掘された硬貨制が始まる以前の銀製品の年代はBC1200-800であり、鉛の同位体分析から、方鉛鉱(PbS; galena)かイベリア半島山の鉱石に似た同位体比を持っていることが明らかに。銀の貿易や生産が西ヨーロッパで始まっていたことを示唆している。さらにソロモン王の銀の起源はサルデーニャの製錬所である可能性も浮上。

Forward into the Past
過去へと進む
Geophys. Res. Lett. 40, 5480 (2013).
大気へのCO2排出が止んでも、それが気候に与える影響はしばらく止むことはない。現実的なCO2大気捕獲の地球工学によって、「気候を完新世の代表的な値に安定化させるにはどれほどの時間を要するか」を気候モデルを用いて評価したところ、産業革命前の気温に戻るのは、もっとも遅くて西暦3000年になることが計算された。さらに氷床量や海水準の回復には気温よりも多くの時間を要することが示された。従って、極端な地球工学を採用し大気中のCO2濃度を元に戻したとしても、少なくとも数百年間はその影響が残ることを示している。
>話題の論文
Reversing climate warming by artificial atmospheric carbon-dioxide removal: Can a Holocene-like climate be restored?
Andrew H. MacDougall
大気中のCO2濃度が将来1,000年以内に産業革命以前の’安全な’レベルに落ち着くまでにかかる時間を気候モデル(The UVic ESCM)を用いて評価。つまりCO2の大気捕獲の地球工学が採用された場合について行っている。永久凍土の炭素プールのヒステリシス作用によって、化石燃料などから排出されたよりも多くの炭素が実際には大気から取り除かれることになる(元の115-180%)。中程度の気候感度を採用した場合、完新世の通常の値に戻るのは西暦3000年頃と思われる。
>関連した論文
Significant contribution to climate warming from the permafrost carbon feedback
Andrew H. MacDougall, Christopher A. Avis & Andrew J. Weaver
Nature Geoscience 5, 719–721 (2012)
 永久凍土には現在の大気の炭素量の約2倍もの炭素が存在する(1,700PgC)。温暖化とともにこれらの永久凍土が融解し、土壌から炭素が大気へと放出される正のフィードバックが存在する可能性が提唱されている。
 気候モデルによるシミュレーションから、永久凍土から2100年までに68 - 580 PgCの炭素が放出され、それによって起きるフィードバック過程によって、2300年までにさらに0.13 - 1.69 ℃温暖化する可能性が示唆される(ただし、人間活動による今後のCO2放出については考慮していない)。人為起源の排出があまり多く起こらないシナリオに基づいた場合でも大きな温室効果が起きることが考えられる。

News of the Week
High School Team Tackles Lunar Mystery
高校生のチームが月の謎に取り組む
Lunar Reconnaissance Orbiterが2011年に縞のある月の石の画像を撮影した際、ミズーリ州の3人の高校生がその成因の調査に取りかかった。惑星科学者Georgiana Kramerの協力のもと、調査されたその結果が著名な科学雑誌Icarusに掲載されることに。月の地殻内部で形成され、その後何らかの衝突イベントで表面に露出した可能性が示唆されている。

News & Analysis
Elusive Denisovans Sighted in Oldest Human DNA
謎に満ちたデニソワ人が最古のヒトのDNAに浮かび上がる
Ann Gibbons
アジアに住んでいたとされるデニソワ人のDNA分析から、スペインのネアンデルタール人の祖先と繋がっているという驚きの結果が得られた。
>関連した記事(ナショナルジオグラフィック ニュース)
40万年前のヒトDNA解読に成功
これまでヒト属のDNA解読は、およそ12万年前の化石にとどまっていた。
>話題の論文
A mitochondrial genome sequence of a hominin from Sima de los Huesos
Matthias Meyer, Qiaomei Fu, Ayinuer Aximu-Petri, Isabelle Glocke, Birgit Nickel, Juan-Luis Arsuaga, Ignacio Martínez, Ana Gracia, José María Bermúdez de Castro, Eudald Carbonell & Svante Pääbo
Nature (2013) doi:10.1038/nature12788

News Focus
Secrets of Snakes
ヘビの秘密
謎に満ちて危険な存在であるヘビは1,000年間の長きに渡って人間を魅了してきた。

Genes for Extremes
極端な遺伝子
Elizabeth Pennisi
獲物を押しつぶすパイソンと毒を扱うコブラという、2種のヘビの全ゲノム解読がなされ、今週PNASに報告された。

From Toxins to Treatments
毒から治療まで
Kai Kupferschmidt
研究者らは毒蛇をはじめとする動物の毒を治療する薬の開発を望んでいる。

The Freek Show
Freekのショー
Martin Enserink
ヘビの研究者Freek Vonkについて。

Island of the Snakes
ヘビの島
Erik Stokstad
外来種であるミナミオオガシラ(brown tree snake; Boiga irregularis)がグアムの生態系を破壊し尽くしたが、それらは根絶可能なのだろうか?

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Research
Perspectives
How Fisheries Affect Evolution
いかにして漁業が進化に影響するか
Andrea Belgrano and Charles W. Fowler
人間による漁業は魚の遺伝的特徴を変化させている。サイズによって選択的に漁獲されることが原因であるという。

Dangers of Being Thin and Weak
薄く弱いことの危険性
Kelin Wang and Masataka Kinoshita
2011年の東日本大震災の原因となった断層の海洋掘削のデータは、それが薄く弱い断層帯で起きたことを示している。

Reports
Structure and Composition of the Plate-Boundary Slip Zone for the 2011 Tohoku-Oki Earthquake
2011年の東北沖地震のプレート境界スリップ域の構造と組成
Frederick M. Chester, Christie Rowe, Kohtaro Ujiie, James Kirkpatrick, Christine Regalla, Francesca Remitti, J. Casey Moore, Virginia Toy, Monica Wolfson-Schwehr, Santanu Bose, Jun Kameda, James J. Mori, Emily E. Brodsky, Nobuhisa Eguchi, Sean Toczko, and Expedition 343 and 343T Scientists
IODP343と343Tで得られた岩石サンプルと掘削孔の分析から、地震の原因となった断層の滑りが5mの厚さの遠洋性の泥に富んだ層という非常に限られた範囲で生じており、泥が地震発生に重要な役割を負っていた可能性が示唆。

Low Coseismic Shear Stress on the Tohoku-Oki Megathrust Determined from Laboratory Experiments
室内実験から決定された東北沖巨大地震時の低い剪断応力
Kohtaro Ujiie, Hanae Tanaka, Tsubasa Saito, Akito Tsutsumi, James J. Mori, Jun Kameda, Emily E. Brodsky, Frederick M. Chester, Nobuhisa Eguchi, Sean Toczko, and Expedition 343 and 343T Scientists

Low Coseismic Friction on the Tohoku-Oki Fault Determined from Temperature Measurements
温度計測から決定された負うほく置き断層の低い地震摩擦
P. M. Fulton, E. E. Brodsky, Y. Kano, J. Mori, F. Chester, T. Ishikawa, R. N. Harris, W. Lin, N. Eguchi, S. Toczko, and Expedition 343, 343T, and KR13-08 Scientists
断層滑りの際の摩擦耐性が地震の力学を支配している。地震の際の温度が推定できれば、摩擦に関する情報が得られる。IODP343と343Tでは地震の16ヶ月後から9ヶ月間の孔内温度を計測した。プレート境界での0.31℃の温度偏差は地震時に1m2あたり27MJのエネルギーを発生したことを示唆している。

Giant Convection Cells Found on the Sun
太陽で発見された巨大な対流セル
David H. Hathaway, Lisa Upton, and Owen Colegrove
太陽の対流セル内部の流れが角速度を赤道側に輸送しており、太陽の早い赤道方向の回転を維持している。