tag:blogger.com,1999:blog-40170135536613051942024-02-20T15:30:42.680+09:00黒猫の旅〜過去から未来まで〜地球の「過去」「現在」「未来」の気候変動・環境問題などを書き綴ります。人為的気候変化への適応・緩和が緊急性を帯びている昨今、人間活動の影響がない地質時代の古気候・古海洋研究もまた多くの知見を提供しています。窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comBlogger694125tag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-47527268420304053962022-10-07T16:46:00.001+09:002022-10-07T16:46:56.148+09:00異動から半年<p> 最近、色々と書きたいと思うことはあれど、何かの締め切りに追われてつい後回しになってしまう。気づけば書きたいことも忘れてしまう日々。こうやって忙殺されて老けていくのかと思うと少し寂しいような。日々が充実してることの現れなのか。</p><p>4月から新しい職場になり、少し通勤したかと思いきや、大槌の調査があり、JpGUがあり、「みらい」航海があり、そしてドイツに2ヶ月ちょっと滞在していたので、特に職場環境に大きな改善もないまま、あっという間に半年が過ぎてしまった。</p><p>新しく買った機器はビノスガイを削るために用いるドリルくらいで、まだまだ有孔虫のホウ素同位体の実験を行うほどにはなっていない(あとフィルター、ホットプレート、アスピレーターが欲しい)。来年4月にはポスドクが1名来る予定なので、実験ができる環境の整備を急がなくてはならない。使おうと思っているラボの空気由来のホウ素汚染がどれくらいかなどを把握する必要がある。具体的には火山グループのクリーンドラフトを1台ホウ素ができるように改良したいと思っている(ただしホウ素汚染がひどい場合は諦める)。</p><p>とは言っても、最近は名古屋大の共同利用(14C分析)に申し込んでいた、ビノスガイの削りに時間がそこそことられていた。14C分析用のサンプルは今日ISEEに引き渡し、あとは分析結果を待つのみ。</p><p>XRD用のサンプルは来週Nさんのもとに持ち込む。分析を技術補佐員さんが全てやるのか、自分も手を動かす必要があるのかは未知数である。</p><p>IODP361次航海の有孔虫のホウ素同位体他の分析結果も、論文化をしようとしていたところ、新たに追加実験をしたいことが出てきて、止まってしまった。Yさんが既にやっている実験だから、やり始めればすぐに結果は出そうではある。LA-ICPMSで殻を貫通させる形で、<i>O. universa</i>の殻のMg/Ca比のプロファイルを取ろうと思っている(<i>G. ruber</i>に関してなら、以前AORIでも秋田大の学生さんと一緒にやっていた)。あと、SEMで古い時代のサンプルの表面状態などの観察もできれば(これも利用講習会はもう開催してもらえないので、実際に利用している人にサポートを頼むことになりそう)。</p><p>この夏に投稿予定だった5本の論文(ほとんどデータレポートで、1本だけfull report)のうち、3本は投稿できた。1本は上述の通り追加実験が必要。もう一本は共著者のSさんが直に似たデータを扱う論文を投稿するそうなので、それを待って投稿する。</p><p>この半年は実験よりも物書きをする時間が多かった。野外調査の実施計画書だったり、自分の論文だったり、共著論文だったり、科研費(分担)の申請書類だったり、web雑誌の寄稿文だったり、国際学会のLOCの仕事だったり。</p><p>単に昼サッカーがあるから通勤する日々だったけど、息子も保育園に入ったので、在宅勤務でも十分仕事ができる環境が整った。ここ2日雨だったので在宅勤務だったが、やはり運動不足が気になる。昼ごはんをお腹いっぱい食べることへの罪悪感といったらない。日課の15分間の昼寝は人目を憚らずにできるので、それは大きなメリット。</p><p>あとは通勤時間を充実させないと、なんだか損をしている気分になってしまうので良くない(往復の交通費に関しても、もちろん)。ドア to ドアで自宅から職場まで1時間半程度かかってしまうので、1日に3時間も損してる気分である。</p><p>朝ちょっと仕事して(できるだけデスクワーク)、昼サッカーして、昼ごはん食べて、午後実験したらすぐに帰る時間(帰りがけに買い出しし、夕飯を作って、20〜21時までに子供に食べさせ、風呂に入れ、寝かしつける必要がある)。</p><p>歩きスマホも良くないので、音だけ聞けるものをと、podcastだったり、オーディオブックだったりを最初は聞いていた。しかし、オーディオブックも結構高いので、新しいストーリーは最近全く買っていない。たまたま共済のベネフィットステーションの紹介を聞いていたときに、テンミニッツTVという、名誉教授や教員の動画を2ヶ月間無料で視聴できるサービスがあることを知った。講義なのでスライドを見ながらというのが主だが、音声だけで聞くこともできるので、最近はこれを聞くようにしている。</p><p>話題は気候変動、火山、海洋調査、生物の生態と、様々あるので、非常に楽しい。ある程度近い分野の話を聴き終わったら、ちょっと馴染みのないところにまで対象を広げても良いかもしれない。</p><p>育児関係のネタも色々あるが、Twitterで小出しにしているので、なんだか長文でまとめる気にならない。思ったことを、思いついた時に吐き出せるTwitterの方が気楽になってしまった。</p><p>ただ、最近やはり文章がうまく書けないようになっているので、ブログのように長文を書く機会というのは、とても大事なのだと思う。</p><p>ドイツに(というか、IODP航海を除くと海外に)1ヶ月以上滞在したのは今回が初めてだったので、そこで感じたことなどを雑多にまとめてみるのもいいかもしれない。</p><p>航海のこともブログには書いてないし、ネタはあるんだけども。ネタは。</p><p>今後の予定としては、3月に横山研究室発足20周年パーティー(幹事の1人)、5月にJpGU(セッションコンビーナー)と国際学会(LOCの1人)。夏はGoldschmidt@リヨンとINQUA@ローマを梯子する予定。</p><p>科研費基盤Bもコロナでもう一年延長できる見込みなので、それを充てる予定。来年は、色々と研究費申請する予定(どのネタにするかは、未定)。</p><p>3年後(?)の定年雇用審査に向けて、色々と成果を出していく必要があるので、実験もしっかりやっていきたいところ。</p>窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-73827781628094518192022-08-23T00:11:00.002+09:002022-08-23T00:13:12.283+09:00ANA(ルフトハンザ提携便)の突然の復路便キャンセルへの対応について(メール問い合わせ→電話)<p>今回自分自身も混乱したが、同じような目に遭う人は多くいるだろうと思い、経緯と解決策についてここに記しておく。</p><p>往復便でANAのウェブサイトでドイツ・ルフトハンザが運航するもの(羽田〜フランクフルト直行)を予約した。</p><p>往路は良かったのだが(ウクライナの件でアラスカ上空の経路に変更になったり、乱気流で大変な機内食だったり、実は色々あったのだが)、</p><p>復路について後日ANAから「<b>ご予約便についての重要なご案内</b>」という件名でメールがあり、読むとルフトハンザの便自体が無くなってしまったので、払い戻しもしくは便変更の手続きをしてください、と。</p><p>ANAのサイトにアクセスするも、払い戻しのボタンが表示されていない(ルフトハンザが運航する便だから、だと思う)。</p><p>先のメールを読むと、「電話で問い合わせてください」と書いてある。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjRQCtTp5rImImqjLfy14YslnQhcsJPgew2lUHXdqEO6NibIZcmArXNzfWB-pChmQEoN42yhqzTKNN6amLAjuF1ET-p_a5JhQsg0WNvzM9y6AcCyc8ePo5nFCau47zE9kwmIE7B6QNR_NSQx_DqXPua2Z8xyHQmqw-9BQhh2-iAmZzRgefGnTPoYtGg/s1470/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202022-08-18%2022.23.32.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="902" data-original-width="1470" height="196" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjRQCtTp5rImImqjLfy14YslnQhcsJPgew2lUHXdqEO6NibIZcmArXNzfWB-pChmQEoN42yhqzTKNN6amLAjuF1ET-p_a5JhQsg0WNvzM9y6AcCyc8ePo5nFCau47zE9kwmIE7B6QNR_NSQx_DqXPua2Z8xyHQmqw-9BQhh2-iAmZzRgefGnTPoYtGg/s320/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202022-08-18%2022.23.32.png" width="320" /></a></div><br /><p>ただし、今回ドイツに2ヶ月滞在するのに、モバイルwifiはレンタルしてきたし、滞在ホテル等にもwifiがあったのだが、現地の通信業者に対応したSIM等は用意していなかったので、困惑してしまった。電話だって…?</p><p>たまたま滞在していたホテルの客室に固定電話があり、外線も対応していたので、電話をかけてみることに。</p><p>頭に「0」を付けて、<a href="https://www.ana.co.jp/ja/de/help/#booking_tel" target="_blank">ANAのホームページにあったドイツ国内専用のフリーダイヤル</a>(トールフリーと書かれていたが)にかけると、確かに繋がった!</p><p>…が、最初の音声案内までで、その後のつなぎ換えの時に回線が遮断してしまい、問い合わせできなかった(後で知ったのは、日本もしくはアメリカの窓口が対応していたので、その先は国内ではなく国際通話だから遮断されたのかな、と思う)</p><p>自分のスマホは(流石に)海外ローミングに対応していたので、おそらく機内モードをオフにして、モバイル通信onの状態で通話すれば良いのだと思ったものの(通話料はおそらく無料)、海外ローミングで高額請求されないかと不安しかなかったので、メールでの問い合わせをすることに。</p><p><br /></p><p>返信までは数日かかったが、もらった回答によると、やはり電話でしか払い戻しの対応ができない、と(何でやねん!)。</p><p>通話料がかかるかどうかは、契約しているキャリアによるので、確認してください、と。</p><p><br /></p><p>先の案内メールを読み返すと、払い戻しの期限は「1年と30日」とあったので、払い戻しは帰国後に国内通話でやれば良いかと、ひとまず復路便を予約することに。</p><p><br /></p><p>その後、ANAから2つのPDFが添付された旅程案内が届く。</p><p>先方都合でキャンセルになったのに、往復で予約をしていたからか、当初乗る予定だった便が記載されたPDFが1つ目。</p><p>2つ目は、改めて取り直した便に関するもの。</p><p><br /></p><p>念の為、HPで予約内容を確認したところ、「チケット支払い総額:<span style="font-size: x-large;">65万円</span>」というとんでもない数字が目に飛び込む。</p><p>キャンセルされた分を含めても、そんな高額のチケットを買った覚えはないので、以前やりとりをしていたメールに返信する形で、金額の詳細を尋ねることに。</p><p>またしばらくして回答があり、「キャンセルされた場合に、エラーでそのような実際と異なる数字が表示されることがある」とのこと。</p><p>それはそれで驚きなのだが、それ以上に重要な情報が同じメールの後半にあった。</p><p>「<b>なお、今般同じご旅程で重複したご予約をお持ちの状況のため予約窓口の担当者よりお電話にてご連絡をしております。</b></p><p><b>重複したご予約を解消されない場合には、ご予約、購入済みのフライトも自動的にキャンセルとなりますため、お急ぎ1つのご予約に絞っていただきますようお願い申し上げます。</b>」</p><p> </p><p><br /></p><p>…え!???</p><p><br /></p><p>それって結局ドイツにいる間に結局電話で問い合わせしないといけないってことじゃないか…。</p><p>そうしないと追加でとった復路便も勝手にキャンセルされて、帰りの空港で戸惑うことに。</p><p><br /></p><p>やはり海外ローミング利用するしかないかとしばらく迷った挙句、大学で使わせてもらってる部屋に固定電話があったことを思い出す。</p><p>翌日、さっそくオフィスから電話してみることに。</p><p>頭「0」発信では(ドイツ語の何言ってるかさっぱり分からない)エラーメッセージが流れるだけで、外線すらかけられない。</p><p>そうだ、通話履歴に外線を利用した形跡が残っているんじゃないか、と思い調べてみたらヒット。</p><p>頭「01」発信だった。</p><p>掛け直したところ、ようやく問い合わせ窓口に繋がった…!</p><p>前回のホテルの電話の時と違い、ちゃんと回線の切り替えもうまくいった(アメリカと日本のどちらかの窓口に繋がるようになっているらしい。)。</p><p>音声案内されるままに、ANAマイレージ番号に暗証番号をプッシュ送信し、ようやく案内してもらえると思いきや、「<b>ただいま回線が混んでおり、120分待ちです</b>」と。。</p><p>そうこうしているうちに営業時間外になってしまった。実は、本来は24時間年中無休対応らしいが、現在はコロナ対応のせいで12:00-15:00(ドイツ時間)の間だけ、やってないということだった。</p><p>しばらく待って、15:00の少し前から電話をかけ始め、さっきもやった手続きを経て少し待つと、想像以上にすぐに繋がった!</p><p><br /></p><p>あとは電話の担当者にことの顛末を説明し、最初に予約した往復便の復路分の払い戻しをしてもらえることに(家族の分も私が予約していたので、予約番号と名前を伝えて処理してもらった)。</p><p>返金処理には2〜3週間を要するとのことだった(まあ、返って来ればなんでも良いよ)。</p><p><br /></p><p>受付の方が教えてくれたのは、携帯電話/スマホの海外ローミング以外にも、海外にいながら通話する方法。</p><p>一つはライン、もう一つはスカイプを利用するもの。</p><p>どちらも知らなくて、そのあとググったところ、確かに存在した。ただし、トールフリーの番号にかけた場合に、どのような料金形態かまでは調べきれていない。</p><p><a href="https://line.me/ja/call" target="_blank">Line Outとは?LINE</a></p><p><a href="https://www.skype.com/ja/features/call-phones-and-mobiles/" target="_blank">携帯電話や固定電話の番号に通話する Skype</a></p><p><br /></p><p>今回はたまたま出張先が大学だったので、そこの電話をお借りできたけど、国際会議等だったら会場の電話はおそらく借りられないので、こうしたオプションを知れたのは良かった。</p><p>現地のスマホもしくはSIM持っている人に、トールフリーだから貸して!とお願いするのもありかもしれないが。</p>窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-45304836582655486512022-06-20T10:39:00.000+09:002022-06-20T10:39:28.511+09:00ETOPO1の標高データを使い、色付きの等深線をGMTで描く※GMTのバージョン4.5.8で正常に動くことを確認しています。最新のバージョンではダメのようです(2018.4.19追記)<div><br /></div><div>※GMT6.3.0でも動くようにスクリプトを書き換えました。(2022.6.20追記)</div><div><br /></div><div><div><span style="color: #eeeeee;">#!/bin/sh</span></div><div><span style="color: #eeeeee;"><br /></span></div><div><span style="color: #eeeeee;">range=0/50/-50/-30</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">#size is in cm scale</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">size=12</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">reso=l+f</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">xanot=a10f5</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">yanot=a10f5</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">out=S_Atlantic</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">xy=S_Atlantic_location</span></div><div><span style="color: #eeeeee;"><br /></span></div><div><span style="color: #eeeeee;">gmt grdcut ETOPO1_Bed_c_gmt4.grd -R${range} -G${out}.grd</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">gmt makecpt -Cocean -T-8000/0/500 -Z > ${out}.cpt</span></div><div><span style="color: #eeeeee;"><br /></span></div><div><span style="color: #eeeeee;">gmt grdimage ${out}.grd -R${range} -JM${size} -C${out}.cpt -E100 -P -K > ${out}.eps</span></div><div><span style="color: #eeeeee;"><br /></span></div><div><span style="color: #eeeeee;"><br /></span></div><div><span style="color: #eeeeee;">gmt grdcontour ${out}.grd -JM${size} -C2000 -W0.5 -L-6000/-200 -O -K >> ${out}.eps</span></div><div><span style="color: #eeeeee;"><br /></span></div><div><span style="color: #eeeeee;">gmt psscale -Ba2000g1000f1000 -C${out}.cpt -D6c/-1c/12c/0.3ch -O -K >> ${out}.eps</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">gmt pscoast -R${range} -JM${size} -D${reso} -W1 -Ggray -B${xanot}/${yanot} -A30 -O -K >> ${out}.eps</span></div><div><span style="color: #eeeeee;"><br /></span></div><div><span style="color: #eeeeee;">gmt psxy ${xy}.txt -JM -R -Sc6p -Gwhite -W0.5 -O -K >> ${out}.eps</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">gmt pstext ${xy}.txt -JM -R -F+f10p,Helvetica,white -D0.2/-0.3 -O -K >> ${out}.eps</span></div><div><span style="color: #eeeeee;"><br /></span></div><div><span style="color: #eeeeee;">open ${out}.eps</span></div></div><div><br /></div><div>これによって以下のような図が描けます。</div><div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjE3CZR9xEmtEiQTT7fd8L0azE1QpmPkLFqhwWpO9VA4WyD5jsoE1tHhbzpGhj5t6tS87v31jcCsvQNd9aFZ5SAJN6sQJ5XHHWRDkDcYtHojlH3O965doYwi4Q2G1DZpVFXENZe_wMRO9xGcVc_C-q7kCwenOOfkQ4E4MNThw5O6xE1FDQK__nGxtWX/s1542/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202022-06-20%2010.22.24.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1006" data-original-width="1542" height="209" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjE3CZR9xEmtEiQTT7fd8L0azE1QpmPkLFqhwWpO9VA4WyD5jsoE1tHhbzpGhj5t6tS87v31jcCsvQNd9aFZ5SAJN6sQJ5XHHWRDkDcYtHojlH3O965doYwi4Q2G1DZpVFXENZe_wMRO9xGcVc_C-q7kCwenOOfkQ4E4MNThw5O6xE1FDQK__nGxtWX/s320/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202022-06-20%2010.22.24.png" width="320" /></a></div><br /><div><br /></div><div>psxyとpstextに読み込ませているテキストファイルは以下です。</div><div><br /></div><div><div><span style="color: #eeeeee;">14.482 <span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>-39.637 <span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>PC10/MC14</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">44.970 <span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>-39.030 <span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>SK200/17</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">13.563 <span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>-40.863 <span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>ODP1088</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">9.893 <span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>-39.063 <span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>ODP1089</span></div><div><span style="color: #eeeeee;">8.900 <span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>-41.087 <span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>ODP1090</span></div></div><div><br /></div><div>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<br />
<br />
<a href="http://palaeo-kuroneko.blogspot.jp/2013/11/gmt.html" target="">前回の記事</a>に引き続き、GMTを使っての海底地形図に等深線を描く方法のまとめです。<br />
今回は海底に色を併せて塗ってみます。<br />
<br />
以下のスクリプトを実行すると、以下の図が描けます。<br />
今回使っているのはETOPO1_Ice_g_gmt4.grdのNOAAの<a href="http://www.ngdc.noaa.gov/mgg/global/global.html" target="_blank">無料データ</a>になります。ETOPO1_Bed_g_gmt4.grdでも大丈夫ですよ。<br />
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEilO_y0EXMDqGukNJMyXu_AKcEf_p_7w9mV8Dhds2EdPej3TCj4GbO2MSkL85aTZnbl1wh_CIpkhI0Os2RqKzzzCXHztPr_jkfILvejjivgxnrCmGyg58UI4v4sVIUdq1qOBTiTqSZKO4Q/s1600/test.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="259" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEilO_y0EXMDqGukNJMyXu_AKcEf_p_7w9mV8Dhds2EdPej3TCj4GbO2MSkL85aTZnbl1wh_CIpkhI0Os2RqKzzzCXHztPr_jkfILvejjivgxnrCmGyg58UI4v4sVIUdq1qOBTiTqSZKO4Q/s1600/test.png" width="320" /></a></div>
<br />
<br />
<div style="text-align: left;">
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜</div>
<br />
<span style="color: #eeeeee;">range=130/140/30/35</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">#size is in cm scale</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">size=12</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">reso=f</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">file=test</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">xy=location</span><br />
<span style="color: #eeeeee;"><br /></span>
<span style="color: #eeeeee;">grdcut ETOPO1_Ice_g_gmt4.grd -R${range} -G${file}.grd</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">makecpt -Cocean -T-6000/0/100 -Z > ${file}.cpt</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">#</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">grdimage ${file}.grd -R${range} -JM${size} -C${file}.cpt -E100 -P -K > ${file}.eps</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">#</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">grdcontour ${file}.grd -JM${size} -C1000 -W0.5 -L-5000/-200 -A1000tf8 -O -K >> ${file}.eps</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">pscoast -R${range} -JM${size} -D${reso} -W1 -A -G220 -O -K -Lf135/36/36/200k >> ${file}.eps</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">psscale -Ba2000g1000f1000 -C${file}.cpt -D6c/-1c/6c/0.3ch -O -K >> ${file}.eps</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">#psxy ${xy}.txt -JM -R -W -Sd6p -Gred -O -K >> ${file}.eps</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">#pstext ${xy}.txt -JM -R -O -K -Gred -D0.2/0 >> ${file}.eps</span><br />
<span style="color: #eeeeee;">psbasemap -R${range} -JM${size} -Ba1f1/a1f1WSne -O >> ${file}.eps</span><br />
<div>
<br /></div>
<div style="text-align: left;">
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜</div>
<div>
<br />
1、<b>grdcut</b>について</div>
<div>
オリジナルのETOPO1_Ice_g_gmt4.grdは大変重いので、必要な箇所だけをカットします。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
2、<b>makecpt</b>について</div>
<div>
「-T」オプションで色のセットを選択できます。今回はoceanを使っていますが、<a href="http://www.geos.ed.ac.uk/it/howto/GMT/CPT/palettes.html" target="_blank">他にも色々</a>用意されています。</div>
<div>
「-T」オプションで色の塗り方・間隔を指定します。z値の下限/上限/間隔の順です。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
3、<b>grdimage</b>について</div>
<div>
実際に地図に色を塗っているコマンドラインです。</div>
<div>
「-E」オプションで解像度(単位はdpi)を指定します。このオプションを付けないと大変荒い図になってしまいます。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
4、<b>grdcontour</b>について</div>
<div>
「-C」オプションがコンターの間隔、</div>
<div>
「-A」オプションがアノーテーションを付ける間隔(図中に書かれるコンターの数字のこと)数字のあとにtを付けないと、白い四角が背後に映り込んでしまいます。fのあとの数字はフォントのサイズです。</div>
<div>
「-L」オプションがコンターを描く下限/上限になります。</div>
<div>
「-W」オプションでコンターの太さを指定しています。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
5、<b>pscoast</b>について</div>
<div>
「-D」オプションで海岸線のデータの解像度を指定します。上から「f: fine」「h: high」「i: intermediate」「l: low」「c: coarse」</div>
<div>
「-W」オプションで沿岸線の太さを指定しています。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
6、<b>psscale</b>について</div>
<div>
色分けの説明に必要な、凡例を与えます。</div>
<div>
「-B」オプションでラベルの間隔などを指定します。a数値g目盛りf格子の順です。</div>
<div>
「-D」オプションで凡例の大きさを指定します。最後にhを付けると水平方向(horizontal)のスケールバー、抜かすと垂直方向に描かれます。中心の位置(左端から~cm)/上端の位置(下端から~cm)/スケールバーの長さ(~cm)/スケールバーの幅(cm)</div>
<div>
<br /></div>
<div>
7、<b>psxy</b>について</div>
<div>
先頭に#を付けて読み込まないようにしていますが、#を外してプロットしたい点をまとめたファイル(ここではlocation.txt)を用意しておくと、指定した緯度・経度にアイコンを打つことができます。</div>
<div>
「-S」オプションでアイコンの形とサイズ、「-G」オプションでアイコンの色を指定します。</div>
<div>
また、<b>pstext</b>で個々の点に名前をつけることも可能です。</div>
<div>
以下のテキストファイルを読み込ませて描いた図を下の方に載せておきます。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<div>
<span style="color: #eeeeee;">130.650318 31.585311 8 0 1 LM Sakura-jima</span></div>
<div>
<span style="color: #eeeeee;">134.189459 33.253410 8 0 1 CT Muroto-misaki</span></div>
<div>
<span style="color: #eeeeee;">139.257435 34.381465 8 0 1 RT Nii-jima</span></div>
</div>
<div>
<br /></div>
<div>
左から順に、経度/緯度/テキストの大きさ/テキストのフォント(0はHelvetica)/テキストの角度/テキストの位置(アイコンの横・下・左などを指定)/書きたいテキスト</div>
<div>
それぞれの間は半角スペースで区切ります。</div>
<div>
「-D」オプションでテキストの位置を微調整します。x軸方向/x軸方向に移動させることができます。</div>
<div>
より詳しい情報は<a href="http://homepage1.nifty.com/~kdo/gmt10_pstext.html" target="_blank">こちら</a>などのページを参照のこと。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
psxyは同じファイルの先頭2列のみを読み込んでいることになります。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
8、<b>psbasemap</b>について</div>
<div>
縦軸、横軸を描きます。</div>
<div>
「-B」オプションで目盛りやラベルの間隔を指定します。x軸のラベル・目盛りの間隔/y軸のラベル・目盛りの間隔。最後のWSneは西と南には指定したラベルを打つが、北と東はラベルなしの軸にするという意味になります。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
※最後に</div>
<div>
-Oと-Kがほとんどすべての行に出てきていますが、描画用のラインの最初には「-O」が不要、最後のラインには「-K」が不要なので、注意してください。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
〜〜〜</div>
<div>
<br /></div>
<div>
以下は編集例。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<b>1、makecptの-Cオプションを「-Cocean」→「-Cgray」に変更。白黒になります。</b><br />
<b><br /></b></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhmxj_3VGj0nOPUKoeSFGpdXXqZmdOfduths1_oRmQQz-SiIhxpXM2vK7Aw7hNad26Q9s80gJJG_RMKy4AbzquWfHsdJsoO_vZWQlykJhY_WLIaa-5jIt6jq9N_0xYg5JCYis3UDYYNWRo/s1600/test2.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="259" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhmxj_3VGj0nOPUKoeSFGpdXXqZmdOfduths1_oRmQQz-SiIhxpXM2vK7Aw7hNad26Q9s80gJJG_RMKy4AbzquWfHsdJsoO_vZWQlykJhY_WLIaa-5jIt6jq9N_0xYg5JCYis3UDYYNWRo/s1600/test2.png" width="320" /></a></div>
<div>
<b><br /></b>
<b>2、同じ図にポイントを打ってみます。上述の「location.txt」ファイルを読み込ませます。</b><br />
<b><br /></b></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEghUeqVC-Z8fBY3XVZw-WNvNOcbMsGUxmwQ-aMnmRdKhoDqiywseF_KQR6sawbOMp9ot8E0VHKQqX1N37e_U3seojWFUeiPI9wrzJo8wwN4RrzVjkOUMzMgBqPfEWaTJx_sj68MFI0WuYM/s1600/test3.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="259" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEghUeqVC-Z8fBY3XVZw-WNvNOcbMsGUxmwQ-aMnmRdKhoDqiywseF_KQR6sawbOMp9ot8E0VHKQqX1N37e_U3seojWFUeiPI9wrzJo8wwN4RrzVjkOUMzMgBqPfEWaTJx_sj68MFI0WuYM/s1600/test3.png" width="320" /></a></div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br />
<b>3、もうちょっとクローズアップしてみる</b></div>
<div>
上のスクリプトの</div>
<div>
rangeを132/134/32/34に</div>
<div>
<div>
makecptの「-T」を-2500/0/100に</div>
</div>
<div>
<div>
grdcontourの「-C」を100に、「-L」を-800/-100に、「-A」を200tf8に、</div>
</div>
<div>
<div>
pscoastの「-L」をf133/34.2/34.2/50kに変更。<br />
<br /></div>
</div>
<div>
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhyRRgRoFqADcfRoLlU_Qi4gubUqR6mMBZxv4ZMz4havhdfSswYMm8_ozHtrY8bDENWnMlE25cKH_NDKke89eKagyNn61LU8GC9J9PZ5rDKxRfUpzfqK9awOyAIAcIuxWapVTcVP1-wHIQ/s1600/test4.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhyRRgRoFqADcfRoLlU_Qi4gubUqR6mMBZxv4ZMz4havhdfSswYMm8_ozHtrY8bDENWnMlE25cKH_NDKke89eKagyNn61LU8GC9J9PZ5rDKxRfUpzfqK9awOyAIAcIuxWapVTcVP1-wHIQ/s1600/test4.png" width="254" /></a></div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br />
間違いがあったらご指摘ください〜。</div>
</div>窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-67475396042886076662022-01-01T17:39:00.003+09:002022-01-02T09:11:36.947+09:002021年振り返り気づけば2022年になりました。新年明けましておめでとうございます。 <div><br /></div><div>このブログも、最近はなかなか更新できておらず、1年を振り返るのくらいのものになってしまいました。
本当はもっと色々書きたいし、研究上役立つ情報などをまとめたいとは思っているのですが。なかなかまとまった時間が取れず。いつも何かの締め切りに追われていて、優先順位が上がらない。。 </div><div><br /></div><div>去年、神戸大に着任直後だったこともあり、授業の半分くらいを退職された先生が非常勤講師として担当されていました。それが今年は全て私担当になったので、前期後期ともに授業資料の準備に追われていました。 </div><div><br /></div><div>前期は主に演習系の授業。2コマ連続開講だったので、前半1コマで座学をし、後半1コマでそれに関連した演習問題(主にフリーソフトやエクセルを使うもの)を解かせる、という形式。 </div><div><br /></div><div>後期は(今も進行中ですが)2コマ連続開講の座学。地球化学をテーマに、雑多な内容を教えています。教養として+地学分野へのリクルート(研究室選び中の学部2年生が主な対象)を兼ねています。 </div><div><br /></div><div>他にも、学部1年生に、高校2年生に(高大連携)人為的気候変化のことを教えたり、
学部1年生に「航空部門のCO2排出問題と、海外渡航/旅行/留学について」考えさせる授業を担当したり。</div><div><br /></div><div>また、前期・後期ともに同じ地学分野の先生と分担で実習(水曜午後2コマ)を担当したり。
実習は去年は多くがオンライン開講になったので、今年は初めて野外に学生を連れ出すものも多く。酒蔵を見学したり、野外で採水・パックテスト・地形観察したり。
新しいことをやっていたので、そちらの準備にも色々と時間を取られ。</div><div><br /></div><div>もう一つ、大きい決断として、<span style="font-size: large;">4/1から別の研究機関に異動することになった</span>こと。すでに近い人には報告し、FBやTwitter等でも報告させていただきました。
先日教授会でも退職が承認され(異動先の人事担当者からも特に公にして問題ないと言われたこともあり)、少しフライングで報告させていただきました。</div><div>窪田研究室に1名すでに学生が配属されていること、4月からも配属希望の学生がいたこと。そこは大変申し訳ないのですが、私自身と、家族の希望もあり、異動を決意しました。</div><div>どこに行くかは4月になってから報告させていただきますが、関東界隈とだけ、述べておきます。 </div><div><br /></div><div>さて、今年何が起きたか、詳細が全く思い出せないので、いつも通りスケジュール帳をめくりながら、各月ごとに雑多にまとめてみます。 </div><div><br /></div><div>▷1月</div><div> 研究室訪問をいくつか受ける。興味あると言ってくれたのはとても嬉しかった(7名くらい訪問あったけど、結果的に来てくれたの1名だけだったw) 。</div><div><br /></div><div>▷2月
古生物学会例会で招待講演。ビノスガイを使った古環境学研究についてのレビュー。
「化石」に総説記事を寄稿する運びとなり、原稿の準備を始める(後日) </div><div>初めて卒論・修論発表会に参加。分野が違うとこうも分からない/質問しにくいものだと実感する(うちの学部・研究科は実に多様なテーマ) </div><div>朝日新聞の取材を受ける ><a href="https://sites.google.com/view/kaoryu/ホーム/アウトリーチメディア?authuser=0">メディア</a></div><div><br /></div><div>▷3月 </div><div>微古生物学会の有志の会で「有孔虫の地球化学」をネタに講演する。つい時間を超過し、喋りまくってしまった。</div><div>オンライン学会にいくつか参加(佐野・川幡先生の最終講義、海水化学シンポ、AMS施設現状報告会)</div><div><br /></div><div>▷4月 </div><div>新人助教の懇談会(オンライン)。いろんな先生がいるんだなー、と。音楽、スポーツ、調理、数理、etc。</div><div><br /></div><div>▷5月 </div><div>地化ショートコースの打ち合わせ、色々。</div><div>沖縄旅行(北谷のアメリカンビレッジに3泊4日)</div><div><br /></div><div>▷6月 </div><div>JpGUコンビーナー。去年もやった、ユニオンセッション。</div><div>なんやかんやオンライン開催の仕組みを一番理解してる自分がメインの司会になり、ハンドリング。招待講演を6件(ポスターセッションはあまり盛り上がらず、すみません。。)</div><div><br /></div><div>▷7月 </div><div>地化ショートコースに運営として参加。</div><div>沖縄出張。</div><div>SSH指定校の武庫川女子大学附属中高で出張授業。授業後、甲子園球場で野球観戦(初)。</div><div><br /></div><div>▷8月 </div><div>名大ISEEのオンラインミーティングで話題提供。</div><div>研究科長に推薦いただき、神戸大学「優秀若手研究者賞」を受賞。><a href="https://sites.google.com/view/kaoryu/ホーム/研究室メンバー/窪田-薫?authuser=0" target="_blank">受賞歴</a></div><div><br /></div><div>▷9月 </div><div>地化学会オンライン大会に参加。古気候セッションで特別企画をし、自分も講師に。</div><div>北海道出張(稚内〜遠別〜浜頓別〜枝幸)</div><div>地化学会・古気候セッションで企画続編の企画・参加。</div><div>親知らずの抜歯。</div><div><br /></div><div>▷10月 </div><div>神戸大学が中心的に行っている中高生向けROOTプログラムで話題提供(休日のボランティア授業)。</div><div>秋田大からSさんが来訪し、三宮ニューミュンヘンで飲み。</div><div>海事のIさんに地学実習の下見に連れてってもらう。白川の植物化石など。</div><div><br /></div><div>▷11月 </div><div>北海道出張(紋別〜網走)。東大の常呂実習施設を訪問し、貝塚試料もゲット。</div><div>兵庫県立長田高校で出張授業。</div><div>JAMのKさん来訪。三宮で飲み。</div><div><br /></div><div>▷12月</div><div>岩手県知事三陸海域研究論文賞の二次選考会(オンライン)→「特別賞」受賞。><a href="https://sites.google.com/view/kaoryu/ホーム/研究室メンバー/窪田-薫?authuser=0" target="_blank">受賞歴</a></div><div>初めて大学職員組合の会合に参加(実は役員)</div><div>家族で淡路島旅行(兵庫県向けの割引キャンペーン利用)</div><div><br /></div><div>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜</div><div><br /></div><div>コロナさえなければ、確実にドイツAWIに長期滞在していたし、Goldschmiidt@リヨンにも現地参加するはずだった2021年。本当に歯痒い思いをしたけど、2020年10月から雇用している技術補佐員さんが頑張って堆積物を洗い、有孔虫を拾ってくれたおかげで、いつでもドイツに行ける準備は整っている。2022年こそは、なんとか海外に行ければと思う。</div><div>国際学会として、Goldschmidt@ハワイ、ICP@ベルゲン(ノルウェー)など、狙っているけど、第二子の計画があり、タイミング的に果たしてどうなるか。</div><div><br /></div><div>4月に次の環境に移り、また研究環境の構築に色々四苦八苦すると思う。代表として持っている基盤Bを150万分2022年度に繰り越したので、環境整備に使える資金はそれなりにある。</div><div>しかし一方で、ついに2022年度で基盤Bも終わってしまい、今年申し込んでいたERCAの環境研究総合推進費も不採用となりあとがないので、次年度は基盤Bやら萌芽研究やら国際共同研究強化やらに応募しまくることになりそう(もちろん、ERCAの環境研究総合推進費もリベンジ)。</div><div><br /></div><div>今年は主著論文が3報、共著論文が3報(うち1本はNature!)出た。><a href="https://sites.google.com/view/kaoryu/ホーム/論文?authuser=0" target="_blank">論文</a></div><div>ただし、これらは全て、神戸大学に着任する以前にとったデータが元になっている。実は神戸大着任以降にとれたデータはそれほど多くない。2本くらいの主著論文はこれから書くつもりだけど、高IFジャーナルは到底狙えない。</div><div>今年は、研究者としての生産性を飛躍させたいところ。</div>窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-40299446972620740282021-04-02T10:36:00.003+09:002021-04-02T10:36:34.674+09:00窪田研究室2年目<p>コロナと子育てに翻弄され、あれよあれよと過ごしていたらもう一年が経過してしまった。</p><p>国際学会も相次いでオンライン開催となり、海外渡航の機会は消滅。特にGoldschmidt@ハワイを楽しみにしていたので、ダメージが大きかった。</p><p>AWIで夏を過ごせればと思っていたが、それも叶わず。ドイツの研究機関は今も在宅勤務のところが多いらしい。</p><p><br /></p><p>国内では、どれもオンライン開催だが、様々な学会で発表をする機会があった。</p><p>・地球化学会</p><p>・日本古生物学会</p><p>・微古生物学の有志の会</p><p>・クリタ水環境(研究優秀賞受賞記念講演)</p><p><br /></p><p>Stay Homeの間に和文1報、英文2報の原稿を仕上げた。</p><p>最近英文1報の査読結果が送られてきて、Minor revisionだったので、2021年最初の論文となるのが確実で嬉しい(2020年は英文の主著論文がなかった)。</p><p>国際誌に掲載された共著論文は4報。ひとつはIODP Exp. 361次航海の成果でありNatureに掲載されたので、<a href="https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2021_01_14_01.html" target="_blank">プレスリリース</a>を行った。また、<a href="https://academist-cf.com/journal/?p=15624" target="_blank">Academist journal</a>にも記事を掲載していただいた。</p><p><br /><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgD0M2mxBbcLshzUPZAlsm23PVCO9SDp9Ir3q4rvEZ092aCmj7e-LR2p15WJUY31YKCeKjWs7q53UZfhkmvrtw2mcSAgIRZnpgqsUrGopTWrhJmlDlyzJG3SS3Q76jmtabWzBAE08l93Hs/s1024/IMG_3812.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1024" data-original-width="768" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgD0M2mxBbcLshzUPZAlsm23PVCO9SDp9Ir3q4rvEZ092aCmj7e-LR2p15WJUY31YKCeKjWs7q53UZfhkmvrtw2mcSAgIRZnpgqsUrGopTWrhJmlDlyzJG3SS3Q76jmtabWzBAE08l93Hs/s320/IMG_3812.JPG" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">六甲台から三宮方面を望む</td></tr></tbody></table><br /></p><p>【研究】</p><p>2020年度は、基盤Bの初年度の研究費をフルに設備投資に充てた。ほとんど出張もなかったので、実験用の器具や消耗品が充実。</p><p>クリーン環境を整備するため、まずは部屋の掃除を徹底的に。途中から技術補佐員を雇用したので、ずいぶん楽に。いまは週1に居室や実験室の掃除をお願いしている。</p><p>居室1つ、ラボ2つに加え、学生部屋もできた。</p><p>今年度はwetラボの立ち上げがあるので、ホウ素ブランクがどれほどのものかチェックしないといけない。卓上のクリーンブースも導入予定。</p><p>年度末に予算が残っていたので、キャンペーンで安くなっていた、Direct-Q(Milli-Q)を導入。なんと50万以下。水道水から直接超純水を製造するというもの。</p><p>もともと同僚の先生のをお借りする予定だったが、キャンペーン様様。前任の先生の置き土産のMilli-Qは蒸留水から製造するものだけど、「かなり古いのでカートリッジも交換できない」と、業者の人。セールスための口上か。</p><p><br /></p><table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><tbody><tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiZ_nktiMySnkfsvMnpBXyTXBMfogzd9BHYMVB9nyjOwtljFON1qG_V_VyW6yNlLyG2Se4JeGeXEYd0701kZ_r1m4rVgBhRFFw0xrKvfYyC9N6AdeDAenr9osN2yqwr9wLilxuSLDV1MOw/s2048/IMG_3721.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="2048" data-original-width="1536" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiZ_nktiMySnkfsvMnpBXyTXBMfogzd9BHYMVB9nyjOwtljFON1qG_V_VyW6yNlLyG2Se4JeGeXEYd0701kZ_r1m4rVgBhRFFw0xrKvfYyC9N6AdeDAenr9osN2yqwr9wLilxuSLDV1MOw/s320/IMG_3721.JPG" /></a></td></tr><tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">念願のMilli-Q</td></tr></tbody></table><br /><p>2020年度導入した機器類</p><p>・清掃用品一式(掃除機、床磨き機、空気清浄機)</p><p>・耐酸ホットプレート</p><p>・テフロンバイアル一式</p><p>・超純水製造機</p><p>・ふるい用の大型超音波洗浄機</p><p>・その他(プリンター、大型モニター、ホワイトボード、IT機器類)</p><p><br /></p><p>【教育】</p><p>前任の先生が非常勤講師として2つの授業を受け持っていただいていたので、2020年度の授業のウェイトはそれほど大きくなかった。</p><p>ただし今年度からそれらを引き継ぐので、一気に大変になる。ここ1ヶ月授業スライドを作り続けているけど、まだ前期分しか終わっておらず。後期分の授業スライド作成は夏休みにやることになりそうだが、極力空き時間を利用して整備したいところ。</p><p><br /></p><p>地学系の実習を同僚の地学系の先生と2人で分担しており、私は簡単な顕微鏡観察や巡検(塩屋の神戸層群観察)を行った。今年はそれらを基に、もう少し完成度を上げたいところ。</p><p>前期が学部三年生対象の少人数授業、後期が学部二年生対象の大人数授業(15-25人)。</p><p>地学なのでやはりフィールドに出たいということで、塩屋界隈の露頭探しに奔走した。やはりコンクリートで覆われているところが多く、なかなか見つけられなかった。良いとされる露頭はもう見られないところだったり、アクセスが悪かったり。ようやく見つけられたところに2回に分けて学部生を引率した(コロナ感染拡大の影響で少人数しか連れて行けなかった)。</p><p>他に、灘の宮水と地質をめぐる巡検を企画したが、こちらもコロナで流れてしまい、オンラインでICP-AES測定結果を解析するという味気ないものになってしまった。今年度は採水も含め、ちゃんとした巡検ができればと切に思う。</p><p><br /></p><p>学部3年生が一名、窪田研究室を志望してくれた。三年生のうちは卒論研究は始まらないので、授業に出席するくらいしか活動はないけれど。</p><p>コロナ禍なのでこれといった催しもないので歯がゆい(というか、私自身の歓迎会もなかった)</p><p><br /></p><p>12月に高大連携授業を経験。オンラインで現地に赴くことができず、高校生と触れ合う機会がなかったのが残念。</p><p>授業内容は「人為的気候変化問題」。感触は非常によく、また機会があったら受けたい。</p><p>学部1年生向けのオムニバス授業を引き受けることになったので、同じ内容(とはいえ授業時間2倍なので話を膨らませないといけない)を話す予定。自然環境論コース進学や、その先の研究室選びの参考になれば。</p>窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-82369427465306095132021-03-10T11:06:00.001+09:002021-10-11T23:33:05.390+09:00 「地形と日本人〜私たちはどこに暮らしてきたか」<p><span style="font-size: large;"><a href="https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/26438" target="_blank"> 「地形と日本人〜私たちはどこに暮らしてきたか」</a></span></p><p>金田章裕</p><p>日経プレミアシリーズ</p><p><br /></p><p>Amazonで色々と地学関係の教科書や書籍を漁っていた時に見かけた本書。ちょうど授業で地形(天井川や土砂災害、埋め立て)のことを扱う機会が増えてきたので、参考にと購入。</p><p><br /></p><span><a name='more'></a></span><p><br /></p><p>本書は人文地理学者の京都大学名誉教授によって書かれたもの。</p><p>最初地形学者だと思いこんでいて、途中から古地理図などがでてきてようやく気づいた。</p><p>章構成は以下の通り。</p><p><br /></p><blockquote style="border: none; margin: 0px 0px 0px 40px; padding: 0px; text-align: left;"><p>第1章 歴史地理学は「空間と時間の学問」</p><p>第2章 河川がつくった平野の地形</p><p>第3章 堤防を築くと水害が起こる</p><p>第4章 海辺・湖辺・山裾は動く</p><p>第5章 崖の効用、縁辺の利点</p><p>第6章 人がつくった土地</p><p>第7章 地名は変わりゆく</p><p>第8章 なぜそれはそこにあるのか--立地と環境へのまなざし</p></blockquote><p><br /></p><p>第2章で扱われる小扇状地地形など、過去の鉄砲水の履歴が地形に刻まれている話は非常に興味深かった。</p><p>第2章の冒頭で「完新世の地質学的位置付けはよく分かっていない」と書かれていたので、古気候学を専門とする私は首を傾げたが。</p><p><br /></p><p>第3章で堤防で川を寸断なく囲むと、むしろ大水害の危険性が増すという観点は目から鱗だった。確かに適度に水を抜いたり、遊水池を利用するというのが重要に思えた。</p><p><br /></p><p>第4章の海辺・湖辺が動くという話は、今とむかしの地図の比較から得られているもので、地質・地化的な裏付けがあるわけではないのだが、堆積・侵食の変化や土地の隆起・沈降(地下水の過剰な汲み上げも含む)によって、岸が動くという話も興味深かった。</p><p>過去の長野や富山の大水害の例(地震をきっかけに山崩れが起き、川をせき止め、その後崩壊し大洪水)など、全く知らなかったので、よい学びとなった。</p><p><br /></p><p>第6章の干拓事業や海の埋め立て、団地造成などの話も大変興味深かった。特に大阪湾・東京湾の埋め立ての話や、高潮・津波に対する危険性の話など。</p><p><br /></p><p>第7章の地名の話。地名はその土地の成り立ちを表す場合が往往にしてあるが、そうでない例の紹介。市町村の合併などによって新たに作られた地名の例など。多摩ニュータウン造成の時に縁起の悪い言葉などが一掃された例など、非常に興味深かった。</p><p><br /></p><span><!--more--></span><p><br /></p><p>ところどころ図表が小さくて何が書いてあるのか不鮮明だったり、いきなり知らない地名が出てくるので、ある程度地理に関する知識がないと、置いてけぼりを食らう感がある。</p><p>私もGoogle Mapで調べながら「ここの話をしていたのか」と考えながら読み進めた。</p>窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-11048986512158565252020-10-23T10:49:00.005+09:002020-10-23T10:52:23.238+09:00ドレーク海峡の深海サンゴが明らかにした最終氷期以降の南大洋の深層循環の姿(Li et al., 2020, Sci.Adv.)<p><b><a href="https://advances.sciencemag.org/content/6/42/eabb3807" target="_blank">Rapid shifts in circulation and biogeochemistry of the Southern Ocean during deglacial carbon cycle events</a></b></p><p><span style="font-size: x-small;">Tao Li, <span style="color: #fcff01;">Laura F. Robinson</span>, Tianyu Chen, Xingchen T. Wang, <span style="color: #fcff01;">Andrea Burke</span>, <span style="color: #fcff01;">James W. B. Rae</span>, Albertine Pegrum-Haram, Timothy D. J. Knowles, Gaojun Li, Jun Chen, Hong Chin Ng, Maria Prokopenko, George H. Rowland, Ana Samperiz, Joseph A. Stewart, <span style="color: #fcff01;">John Southon</span>, Peter T. Spooner</span></p><p><span style="font-size: x-small;">Science Advances 16 Oct 2020: Vol. 6, no. 42, eabb380</span></p><p><br /></p><p>南大洋ドレーク海峡で採取された深海サンゴのδ11B・Δ14C・δ15N分析から、最終退氷期の海洋炭素循環を復元。</p><p>氷期-間氷期スケールの大気中CO2濃度変動(この論文では最終退氷期に焦点)と海洋炭素循環との関係が議論の中心。</p><p>※この話題はこのブログでもよく取り上げているので科学的背景は割愛。</p><p><br /></p><p>共著者に名を連ねる、A. Burke博士とL.F. Robinson博士が2012年のサイエンスで、同深海サンゴのU/Th分析・14C分析から最終退氷期の深層循環・炭素循環について議論しているが、この論文も同じくドレーク海峡の深海サンゴの分析の結果を報じている。</p><p><br /></p><p>主要なプロキシは</p><p>・14C(海水の古さ)</p><p>・δ11B(海水pHプロキシ ※今回は測定しておらず、先行研究からの引用)</p><p>・δ15N(海洋表層の栄養塩利用効率のプロキシ ※今回は測定しておらず、先行研究からの引用)</p><p><br /></p><p>14C分析のサンプル数が3倍程度になったのが特徴らしい。</p><p>δ15Nの分析結果は、Wang et al., 2017, PNASですでに報告済みだが、当時はすべての試料についてのU/Th分析がなされていなかった。結果的に一部の試料の年代は、他のU/Th年代・14C年代の両方が得られた試料を参考にして、14C年代からU/Th年代を推定していたらしい(reconnaissance time scale)。</p><p><br /></p><p>すべての試料に対してU/Th年代によって高精度の年代軸が得られた結果、南極アイスコアとの対比もより楽になった。</p><p><br /></p><p>SAMWやAAIWに相当する深度のサンゴから復元された海水の14C年代は、LGM時点で大気よりも1400年古かった。</p><p>一方、UCDWに相当する深度のサンゴから復元された海水の14C年代は、LGM時点で大気よりも2100年古かった(完新世は1200年古かった)。</p><p><br /></p><p>最終退氷期を通じて、海水の古さが緩まっており、氷期に深層水に炭素が蓄えられていたことが大気中CO2濃度の低下の一要因であったという説と整合的。</p><p><br /></p><p>同じ深海サンゴのδ11BはLGMに海水pHが低下しており、より多くの溶存炭素が深層水に存在したことと整合的。</p><p>また、δ15Nは海洋表層におけるより効率的な栄養塩利用(つまり生物一次生産)が存在し、より多くの炭素が表層から深層へ輸送(生物ポンプ)されていたことを示しており、上記の説と整合的。</p><p><br /></p><p>最終退氷期には、深層水の14C年代の若返りとともに、海水pHがより増加(溶存炭素が失われた)していた。</p><p>湧昇の強化によって炭素・栄養塩に富んだ深層水が湧き上がったが、栄養塩利用効率は次第に低下していた(おそらく鉄肥沃の緩和→生物ポンプ低下)。</p><p>深層へと炭素を戻す働き(生物ポンプ)よりも、大気へと散逸する効果が打ち勝った結果、大気中のCO2濃度が増加した。</p><p><br /></p><p>残念ながら、最終退氷期でもっとも大きな大気中CO2濃度上昇のあったHS1(18.0-16.3 ka)は深海サンゴの記録がほとんどカバーできておらず、変動もほとんどないように見える。</p><p><br /></p><p>最終退氷期には、いくつかの急上昇イベントを伴いながら、大気のCO2濃度が約80 ppm増加した。</p><p>以下に、際立った4つの時代の古気候学的特徴と、南大洋の記録との関係を述べる。</p><p><br /></p><p>・14.6 ka、11.7 kaの大気CO2急上昇イベント</p><p>北半球高緯度は温暖化し、AMOCは強まっていた(氷期に停滞していたNADWの形成再開)。</p><p>南半球の偏西風は北上し、湧昇域が増加した。</p><p>湧昇によって多くの栄養塩が表層にもたらされた結果、外部輸送(生物ポンプ)もさかんだったが、表層の生物一次生産は非効率的だった。</p><p>南大洋の中層水のpHは非常に低かった。</p><p><br /></p><p>・16.3 ka、12.8 kaの大気CO2急上昇イベント</p><p>北半球高緯度は寒冷化し、AMOCは弱まっていた(NADWの形成停滞)</p><p>南半球の偏西風は南下</p><p>1,700m深いの海水の14C濃度は大気の14C濃度に近づき、完新世よりも若返っていた(非常に大気に近い値に)。</p><p>南大洋で混合層が深まり、より深い対流が起きていたため?</p>窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-46400969672148301002020-09-25T15:26:00.001+09:002020-09-28T21:47:59.363+09:00eduroamの設定(他研究機関での接続)<p>eduroamの接続でトラブったので、情報をシェアしておきます。</p><p>神戸大学のeduroamのアカウントの設定なので、他の教育研究機関のアカウントで同様にいくかはわかりませんが、少しでも誰かの参考になれば幸いです。</p><p><br /></p><p><a href="https://federated-id.eduroam.jp" target="_blank">eduroamJP認証連携IDサービス</a>のページから、神戸大学を選択し、ログイン。</p><p><a href="eduroam JP 認証連携IDサービスについて" target="_blank">サービス利用ガイド</a>を見ると、レルムのことなど、いろいろと書いてあります。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhyOX_r9vd6artO2_q56j6GTCHN4ymi-PzcTrPItoSRVGJjD8SrT7BC2ILWC8svMdken3z-1khGVaPveuqYJjjB-9UID3rqv_y-UBdkhq60aFB8oL58M5CWxZoLUsoys_2G3RbBQzRpMC0/s1552/%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588+2020-09-25+11.36.18.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="666" data-original-width="1552" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhyOX_r9vd6artO2_q56j6GTCHN4ymi-PzcTrPItoSRVGJjD8SrT7BC2ILWC8svMdken3z-1khGVaPveuqYJjjB-9UID3rqv_y-UBdkhq60aFB8oL58M5CWxZoLUsoys_2G3RbBQzRpMC0/s320/%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588+2020-09-25+11.36.18.png" width="320" /></a></div><div><br /></div><div>上の認証連携IDサービスにログインすると、新規にアカウントを作成することが可能に。</div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj6CKfDalqN43umVIgHN0ttaXp0PqWuVO9DWa2Ell0vvLd4TIlO8nly00PwlioXanwBmHaoVZ7tI7wnqyRDij1mp0LzUtpviif3xobEVomz5TFmNb8LVU5hQJWdHoYQ6epZFKYPBnlM9gk/s1500/%25E5%2590%258D%25E7%25A7%25B0%25E6%259C%25AA%25E8%25A8%25AD%25E5%25AE%259A3.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="604" data-original-width="1500" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj6CKfDalqN43umVIgHN0ttaXp0PqWuVO9DWa2Ell0vvLd4TIlO8nly00PwlioXanwBmHaoVZ7tI7wnqyRDij1mp0LzUtpviif3xobEVomz5TFmNb8LVU5hQJWdHoYQ6epZFKYPBnlM9gk/s320/%25E5%2590%258D%25E7%25A7%25B0%25E6%259C%25AA%25E8%25A8%25AD%25E5%25AE%259A3.png" width="320" /></a></div><br /><p>先日高知大学に行く際に、新規ID作成からアカウントを作成してから行ったのですが、結局なんどやってもログインできず。その時はeduroamの使用を諦めました。</p><p>後日、東京大学(柏キャンパス)でeduroamにログインしようとするも、やはりログインできず。</p><p>(以前、JAMSTECから発行してもらったeduroamのアカウントは、特に苦労もなく、シンプルにいろんなところで接続できていたのですが…)</p><p><br /></p><p>そこで、代わりに証明書(EAP-TLS)込みの新規アカウントを発行することに。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2KVqVBiSKR9o66J_TGnBKDGnjZQO0RI9kZjYEXJc6skD6lQKz3qS48-Mtb2tevhqstGZW7a8A2Pcua2MKEvSJOm3D3IflmEyFJfEJ_9e2RvLQfwrJKpxeOmzifnvY5XBc2VJyoHnOOIY/s1500/%25E5%2590%258D%25E7%25A7%25B0%25E6%259C%25AA%25E8%25A8%25AD%25E5%25AE%259A4.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="639" data-original-width="1500" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2KVqVBiSKR9o66J_TGnBKDGnjZQO0RI9kZjYEXJc6skD6lQKz3qS48-Mtb2tevhqstGZW7a8A2Pcua2MKEvSJOm3D3IflmEyFJfEJ_9e2RvLQfwrJKpxeOmzifnvY5XBc2VJyoHnOOIY/s320/%25E5%2590%258D%25E7%25A7%25B0%25E6%259C%25AA%25E8%25A8%25AD%25E5%25AE%259A4.png" width="320" /></a></div><br /><p>あんまり中身に詳しくないのですが、先ほどのものとは違うIDとパスワードが発行されます。</p><p>さらに、証明書をダウンロードし、パソコン(MacBook Pro)にダウンロード。</p><p>解凍には、ここに書かれているパスワードが必要。</p><p><br /></p><p><br /></p><p>では、eduroamにアクセスしてみましょう。</p><p><a href="https://www.eduroam.jp/supplicant_macosx" target="_blank">eduroam接続設定 - Mac OS X編</a>で説明されているやり方ではログインできなかったので、以下の通りにやりました。</p><p>まず、システム環境設定>ネットワーク>他のネットワークに接続</p><p>から以下の画面を開きます。</p><p><br /></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEia1M3K5QhZxyEPuoMjubpqpGaYcWH6Dc5oYHMS2gGEM1A1CIdgwgrxTWN8o2CY5NDR5Unp08gj5qxsJA4BgR1UWadYKpwE9W1pJ7yfD9rSPAEncLOdhFwTSi1g8Qzd2OS31wJk9UqAyb4/s1359/%25E5%2590%258D%25E7%25A7%25B0%25E6%259C%25AA%25E8%25A8%25AD%25E5%25AE%259A.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1125" data-original-width="1359" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEia1M3K5QhZxyEPuoMjubpqpGaYcWH6Dc5oYHMS2gGEM1A1CIdgwgrxTWN8o2CY5NDR5Unp08gj5qxsJA4BgR1UWadYKpwE9W1pJ7yfD9rSPAEncLOdhFwTSi1g8Qzd2OS31wJk9UqAyb4/s320/%25E5%2590%258D%25E7%25A7%25B0%25E6%259C%25AA%25E8%25A8%25AD%25E5%25AE%259A.png" width="320" /></a></div><br /><p><br /></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><p style="text-align: left;">ネットワーク名に「eduroam」</p><p style="text-align: left;">セキュリティーは「WPA/WPA2エンタープライズ」(※設定マニュアルはWPA2になっていたかと思います)</p><p style="text-align: left;">モードは「EAP-TLS」 </p><p style="text-align: left;">IDは、プルダウンリストから「****@kobe-u.f.eduroam.jp」を選択(※ダウンロードし、解凍した証明書が元になっているものだと思います)</p><p style="text-align: left;">ユーザー名はレルム(@の前の****)(※設定マニュアルは@以下も入力、というものが散見されましたが、うまくいきませんでした)。</p><p style="text-align: left;"><br /></p><p style="text-align: left;">あとはOKを押すと、証明書の検証というポップアップウインドウが現れるので、「続ける」>証明書が正しいかを確認し、「承認」</p><p style="text-align: left;">続いて、パソコンの設定の変更に関するポップアップウインドウが現れるので、パスワードを入力し、「設定をアップデート」。</p><p style="text-align: left;"><br /></p><p style="text-align: left;"><br /></p><p style="text-align: left;">iPhoneやiPadもeduroamに接続できていたはずなのですが、証明書がないからか、今回記した方法ではうまく接続できていません。</p><p style="text-align: left;">普通にID・パスワードを入力してもダメ。<a href="https://www.eduroam.jp/supplicant_iPhone" target="_blank">eduroam接続設定 - iPhone/iPod touch編</a>通りにやってもうまくいきませんでした。</p></div>窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-4493496863898982592020-08-29T11:33:00.002+09:002020-08-29T11:33:49.233+09:00保活と9月の予定と<p>最近、保育園と幼稚園の見学に午前・午後と行くことが多く、なかなか平日に研究をするまとまった時間が取れていない。</p><p>在宅勤務ではメールチェック、簡単な事務作業(物品の発注とか出張関係の手続きとか)、レポート採点や指示、授業・プレゼン資料の作成などの短時間でこなせるものはできても、</p><p>論文を読むとか、査読をするとか、原稿を修正するとか、長時間集中してやることが難しい。特に最近は息子(11ヶ月)の抱っこ欲が強く、お昼寝の1〜2時間以外はなかなかまとまった時間が取りにくい。</p><p>なので今日は妻に許可を得て休日出勤。久々に集中できそうなので色々と研究を進めたいところ。</p><p>とはいえ、依頼された勉強会のスライド作成(30分の口頭)、物品発注などにまた時間を費やしてしまいそうだが。。</p><p><br /></p><p>最近堆積物を扱う実験室のエアコアンが故障してしまい、まったく部屋を冷やせない状態に。</p><p>業者がすでに3回入っているが、まだ直る目処が立っていない。幸いオフィスのエアコンは生きているので、そちらに実験器具を移してちょっとした作業を進めている。</p><p>10月から技術補佐員さんがやってくるので(選考はこれからで、8/31締め切り)、それまでになんとか修理を終えて環境を整えたいところ。</p><p>堆積物を処理する一連の作業はすべて技術補佐員に引き継ぐ予定。</p><p></p><ol style="text-align: left;"><li>予備凍結</li><li>フリーズドライ</li><li>水洗い</li><li>乾燥</li><li>ふるい分け</li><li>有孔虫拾い</li><li>重量計測・TEPRAラベリング・表作成</li></ol><p></p><p>おいおい有孔虫を溶かして、Micro-distilation法でのホウ素単離の作業も行うが、これにはまだまだ時間がかかりそう。</p><p>試薬登録用のアカウントは作成できたけど、バーコードリーダーとか発注とかはまだ。</p><p>ホウ素の処理に適した、クリーンブースの選定もまだ。</p><p>一応新型コロナウイルスの感染流行地以外は出張可能なので(少なくとも現在は)、おいおいブランク実験を始めたい。</p><p>まずは簡易パックテストから(ppmレベルの汚染)。しっかりした定量は高知コア研で?</p><p><br /></p><p>次第に酸を用いたバイアル洗浄・管理のウエイトが大きくなってくるが、測定機器が神戸大学にない現状では、それほど大きな作業量にはならないかもしれない。</p><p>大きい科研費があればICP-MSの一つでも購入したいけど、それも叶わない。</p><p><br /></p><p>システム入力の手間も多いので、色々と技術補佐員さんに引き継ぎたいけど、まずは私自身がシステムに熟知する必要がある。</p><p></p><ul style="text-align: left;"><li>試薬登録・廃棄</li><li>廃液処理</li><li>出張手続き・報告</li><li>物品発注・検品</li><li>宅配便</li></ul><p></p><p><br /></p><p>来年度から担当授業のコマ数が増えるのと、早ければ研究室に配属される学生が来るかもしれないので、環境の整備は今年度が最後のチャンスかもしれない。</p><p><br /></p><p>9月は色々と予定を突っ込んでしまったので忙しくなる。</p><p><br /></p><p>9月前半は技術補佐員の面接。誰一人面識はないので、たぶん2〜3人呼んでお話をすることに。</p><p><br /></p><p>9/11〜15で高知コアセンターで堆積物のサンプリング。先日採ったアガラスリッジのコア(KH19-6 Lrg. 4 PC10)。ちょうど知人が別のコアのサンプリングパーティーをやるということで、後半に便乗する形。</p><p>サンプルがあればまた技術補佐員さんにやってもらう作業が増えるので、ちょうど良いかなと。同時進行でWPWPのIODPコア(Exp. 363)からの<i>G. ruber</i>の拾い出しも進めて行く(測定はAWIで?)。</p><p>測定はいつになれば可能か分からないが、とりあえず準備だけでも進めておく。知人が7月にブレーメン大学に異動していたので、渡航自体は不可能ではないかもしれない(ただ新型コロナウイルスに加え、授業等の都合があるので、来年どれほど動けるかは不透明)</p><p><br /></p><p>9月後半はAORIで有孔虫の14C分析。</p><p>9/11〜15でサンプリングするコアの有孔虫の拾いは間に合いそうにないので、先日処理を終えてあとは拾うだけのマルチプルコア(KH19-6 Lrg. 4 MC14)。</p><p>長さ30センチくらいなので、5点もあれば十分かと思っている。</p><p><br /></p><p>現在で2名の研究室希望があったので、学生にどのようなテーマを与えるかについても考えておく必要がある。</p><p>いかんせん機器がないので、機器なしでやるか、出張でどうにかするか。</p><p>コロナ禍という特殊な状況なので、色々と悩ましい。。</p>窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-85872117934186247642020-08-03T11:57:00.002+09:002020-08-03T11:59:03.205+09:00氷期に南大西洋に入ってきた太平洋起源の深層水?(Yu et al., 2020, Ngeo)<div><b><a href="https://www.nature.com/articles/s41561-020-0610-5" target="_blank">Last glacial atmospheric CO2 decline due to widespread Pacific deep-water expansion</a></b></div><div><font color="#fcff01">J. Yu</font>, <font color="#fcff01">L. Menviel</font>, Z. D. Jin, <font color="#fcff01">R. F. Anderson</font>, Z. Jian, <font color="#fcff01">A. M. Piotrowski</font>, X. Ma, <font color="#fcff01">E. J. Rohling</font>, F. Zhang, <font color="#fcff01">G. Marino</font> & <font color="#fcff01">J. F. McManus</font></div><div>Nature Geoscience (2020)より。</div><div><br /></div><div>大西洋の異なる深度から得られた、海底堆積物コア中の底生有孔虫のB/Ca分析から氷期の大西洋の水塊構造と炭素循環(大気中CO2濃度への影響)を議論。</div><div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><div>底生有孔虫のB/Caは底層水の炭酸イオン濃度[CO<sub>3</sub><sup>2-</sup>]を復元する手法として知られる。</div><div>あくまで経験則で理論的な裏付けがあるわけではないのだが、特にケンブリッジのグループが利用している手法である。</div><div><br /></div><div>類似した手法でホウ素同位体(δ11B)を利用したものがあるが、こちらは海水のpHを復元する手法で、理論的な裏付けがしっかりとある。</div><div><br /></div><div>今回、著者らは大西洋の広い緯度(やや大西洋の東に記録が偏っており、著者らも西の記録を今後得る必要性を明記している)・深度から得られた海底堆積物コアのうち、完新世と最終氷期(LGM)の部分を集中的に分析することで、現在(産業革命以降の海洋酸性化の効果は補正)とLGMの[CO<sub>3</sub><sup>2-</sup>]の南北断面を明らかにしている。</div><div><br /></div><div>また、南大西洋から得られた2本の海底堆積物コア(TNO57-21とMD07-3076Q)については、集中的に分析し、過去60kaから現在にかけての時系列変動も明らかにしている。</div><div>ちなみに、これらの海底堆積物コアの有孔虫δ13C、14C、εNdを用いた研究はすでになされている。</div><div><br /></div><div>ICPMSで測定したB/Caの誤差と、経験的なB/Ca-[CO<sub>3</sub><sup>2-</sup>]関係式の誤差を考慮し、復元された[CO<sub>3</sub><sup>2-</sup>]の誤差は5 μmol/kgと見積もっている。</div><div><br /></div><div>現在、大西洋の南北構造を見ると、北大西洋深層水(NADW)が大きく沈み込んで南下していおり、大西洋の大部分を占めている姿が見て取れる(南に一部AABWやCDW)。</div><div>一方、LGMには、NADWの沈み込みが抑えられ(より浅く沈み込み)、上層にGNADW、下層に南極底層水(GAABW)という2層構造であったことが広く信じられていた(※GはGlacialで、氷期の、という意味で現在のものと区別している)。</div><div>しかし今回、著者らの新しい復元記録によって、GAABWの上(3〜4 km水深)に、妙に[CO<sub>3</sub><sup>2-</sup>]の低い水塊(60〜80 μmol/kg)が存在することが見つかった。</div><div>δ13C-[CO<sub>3</sub><sup>2-</sup>]、εNd-[CO<sub>3</sub><sup>2-</sup>]、の2成分混合を考えた結果、GNADWとGAABWのエンドメンバーを考慮した混合では説明できない別の水塊が必要であることが分かった。</div><div>それこそが、彼らが提案する太平洋を起源とする太平洋深層水(GPDW)である。</div><div>そうした水塊は、LGMのもっとも氷床の拡大した、寒かった時期に20°Sまで北上していた可能性を指摘している。</div><div><br /></div><div>氷期には大気中のCO2濃度が低下しており、その大部分は深海に蓄えられてたと考えられている。CO2が深層により多く存在したということは、DICは増加し、pHは低下していた([CO<sub>3</sub><sup>2-</sup>]は低下)可能性が高い。</div><div>彼らの推定によれば、そうしたPDWへの炭素取り込みが、大気中のCO2濃度低下にも寄与していた可能性が高いという。ただし、南大西洋に見つかった今回の水塊が蓄えていた炭素は~30 Gtと推定され、それだけでは足りない(~200 Gtをどこかに隔離する必要がある)。</div><div>もし太平洋にも広く炭素が隔離されていれば、大気中のCO2濃度低下を十分に説明可能であると著者らは指摘する。</div><div><br /></div><div>もう一点、南大西洋の時系列の[CO<sub>3</sub><sup>2-</sup>]記録(MD07-3076Q)を見ると、40-20kaに向けてLGMへと気候が寒冷化する際に大気中のCO2濃度が~20 ppm低下しているが、その際に水深3,800mの[CO<sub>3</sub><sup>2-</sup>]もまた低下しており、関連が窺われる。</div>窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-26630534361324215112020-07-23T10:41:00.000+09:002020-07-23T14:20:10.925+09:00COVID-19の中での着任白鳳丸から下船したのが1月末。<br />
そこから高知で怒涛の実験をし、4月の神戸大学着任に向けて引っ越し等の準備に追われていた。<br />
引っ越したら引っ越したで、初めて家族全員で住む(私は高知に単身赴任していた)ということで、今度は新居の環境の整備に追われ。<br />
エアコンをはじめとする家電・家具の購入(ウォシュレットやインターホンも自分で取り付けた)、古くなった家電・家具の売却、役所関係の手続き。<br />
子供の成長に合わせて模様替えも何度も行なった(神戸に引っ越してから、つかまり立ちが始まった)<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhcLqpIpI0BtHWUy1cRpCHe6O7kSaFYIDpHtrXM2fchpnMRaz_FFZgu91GVb-PiEM1S51N0HAz5TGWz_VtFJhMmESkyvQo9P7Wl2NOfX_hWG1GxcOsFyZjzrtgeGnr2EdlZAA5nteoaKt8/s1600/IMG_1944.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhcLqpIpI0BtHWUy1cRpCHe6O7kSaFYIDpHtrXM2fchpnMRaz_FFZgu91GVb-PiEM1S51N0HAz5TGWz_VtFJhMmESkyvQo9P7Wl2NOfX_hWG1GxcOsFyZjzrtgeGnr2EdlZAA5nteoaKt8/s320/IMG_1944.JPG" width="240" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">鶴甲第二キャンパス(六甲台のさらに上)</td></tr>
</tbody></table>
<br />
大学の手続きも多く、所属部門の研修の日に提出できるものが半分、残りは後日揃い次第という感じ。<br />
赴任手当用に航空券チケットや引っ越し業者の領収書のコピーを提出したり、子供の扶養手当の申請に必要な書類準備したり、不動産屋に賃貸物件の入居費用の領収書出してもらったり。<br />
<br />
本来の全学の新人研修は、講堂に集まって行うものであったはずが、すべてオンラインかつオンデマンド方式に変更。<br />
空き時間に動画を視聴したり資料に目を通したり。<br />
<br />
他にも大量のe-learningをオンデマンドで受講しテスト。<br />
情報セキュリティー、研究倫理、双方向的授業、科研費使用ルール、大学の教育システムの使い方、、、、、<br />
<br />
教授会にも参加することに。月に1回。とはいえ現在はオンライン開催。<br />
初回は新任の挨拶があったので少し緊張した。画面越しだったので(参加者の多くはビデオoff)、幾分緊張が緩和された。<br />
<br />
現在神戸大学では4学期制を導入している。<br />
前期・後期がそれぞれ2つに分かれており、全部で1Q(クォーター)〜4Qまである。<br />
今回着任したてということを考慮していただき、担当する授業も最低限にしていただいており(今年退官された先生が非常勤講師として授業を担当)、その点では非常に助かっている。<br />
新任の先生の中にはいきなり全学の教養科目(数百人が受講。しかもオンライン)を担当することになっている人もいて、自分は本当に恵まれている(というか、助けられている)ということを実感している。<br />
<br />
COVID-19の兵庫県内の(+全世界的な)感染拡大を受け、神戸大学でも入学式等の公式行事が相次いで中止になり(私たち新任教員の歓迎会もなくなった)、1Q、続いて2Q、さらには夏季休業中の集中講義も遠隔で行うことが決まった。<br />
私が受け持っている授業の一つは、本来は学生主体の研究発表(プレゼン)であるはずが、遠隔授業に合わせて大きく形式が変更された。<br />
また実習も遠隔で行う必要があり、大規模に内容が変更されている。<br />
本来であれば机上で手を動かして行うはずの実習が、演習問題を解かせたりスケッチを行うものに変更。<br />
地学系の実習を楽しみにしていたであろう学生達には大変申し訳なく思う。<br />
<br />
ちょうど居室のある建物の裏がグラウンドになっており、COVID-19前はそこで教員・学生でサッカーをしていたらしい。<br />
現在はサークル活動も8月まで禁止とされており、当然教員もグラウンドを使用できなくなった。後期からはサッカーが再開できればと期待しているが、大学の超・保守的な姿勢を見ると難しい気がしている(先日AORIサッカー部は活動再開したと聞いて、非常に羨ましく思っている)<br />
<br />
今年は基盤Bが当たったので、もっぱら研究環境の整備にお金を費やしている。<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhxuBNGttDAuqMobg55rXL3XBvFbuyIMXlrhX89lqINtTSHdEd5jloqmxVlxL8R8kdf9eazbmS_rsM4dYGqLFBvsr4Sy2IEeDRlrzfKOYh_xzs1IOfYQJ3ZmzT4VcUBNCwZoO8G4I2Sk2M/s1600/IMG_1662.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhxuBNGttDAuqMobg55rXL3XBvFbuyIMXlrhX89lqINtTSHdEd5jloqmxVlxL8R8kdf9eazbmS_rsM4dYGqLFBvsr4Sy2IEeDRlrzfKOYh_xzs1IOfYQJ3ZmzT4VcUBNCwZoO8G4I2Sk2M/s320/IMG_1662.JPG" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">ポスターや本を並べたらオフィスっぽくなった</td></tr>
</tbody></table>
<br />
これまで色々な方に頼っていた消耗品類を買いそろえたり、大型の機器を購入したり。<br />
顕微鏡観察とスミアスライド作成の環境がようやく整い、次はテフロン製バイアル類の洗浄用の環境を整える(耐酸ホットプレートは購入済み)。<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEim7eZLjaDtL1tVihniOURdUZ9rFvtrqUbFPKNb1NXqPnc4cb3LADxpQWor-2cneQSbbwZHDmqs9pwcYxhYvu9d4Hya6ObRZiSGlbDc6ocR6gKFYPBL0LU93hvrZ1P6R8GKyNNK5LJNbL0/s1600/IMG_2333.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEim7eZLjaDtL1tVihniOURdUZ9rFvtrqUbFPKNb1NXqPnc4cb3LADxpQWor-2cneQSbbwZHDmqs9pwcYxhYvu9d4Hya6ObRZiSGlbDc6ocR6gKFYPBL0LU93hvrZ1P6R8GKyNNK5LJNbL0/s320/IMG_2333.JPG" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">オンライン授業に対応した、顕微鏡を整備</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwRwlBgIGdjwcxlW1j1Pz-xPP-tTzrRyFOoIPAc6rfL-vcVxgWIrYFdl247Ns2hU8fkWrgfrMniGrecs_WTINi0NKhpWp5KWP23NdpWUTbdvG3GSSe-NkQaYufhFmq-NAg7GP9ps2932Y/s1600/IMG_2394.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwRwlBgIGdjwcxlW1j1Pz-xPP-tTzrRyFOoIPAc6rfL-vcVxgWIrYFdl247Ns2hU8fkWrgfrMniGrecs_WTINi0NKhpWp5KWP23NdpWUTbdvG3GSSe-NkQaYufhFmq-NAg7GP9ps2932Y/s320/IMG_2394.JPG" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">スミアスライド作成用のUV硬化樹脂・UVランプ</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<br />
試薬類をまだ購入したことがないので、システム入力から保管の仕方まで学ばないといけない。<br />
それが整ったらいよいよ試薬や実験環境中のホウ素ブランクのチェック。<br />
ただ、残念なことに近くにICP-MSがないので定量ができない。学内の共同利用でICP-AESは課金制で利用できるようだが、感度が足りないので使えない。<br />
現在は(夏季休業中も?)国内外の出張が制限されているので、KCCや関学等に測定しに行くことも難しい。<br />
身動きできなくなったら、バイアルを郵送して、測定を依頼してしまうかもしれない。<br />
<br />
堆積物のサンプルに関しては、白鳳丸航海のサンプリングパーティーが中止になってしまったのでほとんど手元にない状態(ピストンコア)。<br />
マルチプルコアは先日送ってもらったところで、真空凍結乾燥が終わったところ。<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEimaH7TkDSmX3tsNa3pMa7LcvNywwRGLVKZm3tLiEVddTXosLE-ReBPhndotlvB5ih0e4TbG2NnkYJZu33c2zRfE1owXF3a6z6brU1kZDqW8PcAPUyaKiHN71zlYBHQ8wh8I8RlIU8BE4I/s1600/IMG_2407.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEimaH7TkDSmX3tsNa3pMa7LcvNywwRGLVKZm3tLiEVddTXosLE-ReBPhndotlvB5ih0e4TbG2NnkYJZu33c2zRfE1owXF3a6z6brU1kZDqW8PcAPUyaKiHN71zlYBHQ8wh8I8RlIU8BE4I/s320/IMG_2407.JPG" width="240" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">生まれて初めて使った真空凍結乾燥器(同僚の先生のをお借りした)</td></tr>
</tbody></table>
<br />
これからふるってサイズごとに分け、中の有孔虫を確認し、都度拾い出しを行う。<br />
追加で別のサイトの海底堆積物サンプルをいただくので、技術補佐員を雇って実験補助をしてもらおうと思っている(地学に興味ある人とうまくマッチングすれば!)。<br />
<br />
今扱っているのは、南大西洋アガラス・リッジから得られた海底堆積物。先行研究で14CやNd等はすでに測定されているので、私のターゲットはd11B。<br />
とりあえず拾っておいて、来年か再来年かに測定できれば。<br />
台湾の研究グループもこの海底堆積物コアを扱うとのことで、マルチプロキシで、面白い古環境記録が得られれば、と思う。<br />
<br />
とりあえず、今日はここまで。窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-84692302925152520122020-02-12T18:55:00.002+09:002020-02-13T10:20:44.001+09:00研究と育児(4)早いもので、白鳳丸下船後3週間が経った。<br />
今は最後の実験の追い込み中で、引っ越し準備もあり、比較的忙しく日々を過ごしている。<br />
<br />
息子もまもなく生後5ヶ月。いまは里帰り中なのでしばらく会えていないけど、写真を見るに成長著しい。<br />
母乳をほぼ飲まなくなりミルクだけになったので体重増加が気になっていたけど、どうやら成長曲線的には平均よりやや上程度だったので安心した。<br />
母乳を早くも卒業したのにはいくつか理由がある。一つは妻の意思、もう一つは息子の意思だ。息子もどうやら母乳の出が悪いと癇癪を起こすことが多く、出の良い哺乳瓶を好む傾向にあった(普通逆だと思うのだが。。)。<br />
母乳以外飲まない子も多いと聞くので、ありがたい限りだ。<br />
免疫も十分についているし、いまの粉ミルクは良質なので、おそらく母乳を卒業してしまっても問題ないと思っているが。このあたりは敏感な問題なので、妻の判断に任せている。妻的には負担が減ってwinwin?<br />
<br />
ウンチは相変わらず1日に一回、大量のものをする。やはり色はやや緑がかっている。<br />
便秘というよりは良い状態なのかもしれない。2日続けてウンチが出ない時もあるが、ワセリン綿棒で浣腸すると粘土のような硬いウンチがはじめに出て来て、栓が抜けて立て続けに普通のウンチが出てくる。<br />
<br />
おしゃぶりのデビューも早く、最近は寝るときにおしゃぶりをすると寝やすいらしい。<br />
私が不在中に妻にしつけられたのか、夜寝付くときは抱っこじゃなくても自分のベットで横になれば良いようだ(なんていい子なんだろう!)。もちろん、昼に遊び疲れて眠ければ、という条件付きだが。<br />
<br />
ベビーカーもかなり早くから乗せて散歩に連れ出していたので、ベビーカーを嫌がることは基本的にはない。<br />
むしろ散歩中に昼寝をするのが好きみたいだ。振動が心地よいのか、気づくと寝ていたり。ときに風を切るくらい早く動かないと泣く(主張する)こともあるが。<br />
<br />
抱っこなりで人と肌を密着している時間が長いことが、のちの子どものこころ(性格)の成長に重要という。可能な限り抱っこしてあげたいと思っているのだが、やはり連続して抱き続けるのは難しい。<br />
先日新居の不動産めぐりをしていたときに、物件閲覧中は抱っこ紐なしで連れ回していたのだが、さすがに後半は腕が辛かった。<br />
<br />
最近初めて言葉らしい言葉を発したと連絡があった。その言葉は「おはよー」。<br />
毎朝の妻の声かけの成果らしい。パパでもママでもないのはちょっと引っかかるが、礼儀正しい子になってくれたらと思う。<br />
<br />
そろそろハイハイが始まるので、新居では危ないものが近くにないように、いろいろ配慮しなければならない。つかまり立ちが始まったら、さらに気を使うことになるが。。窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-43712848891307887682019-12-16T13:05:00.000+09:002019-12-16T13:05:01.874+09:002019年振り返り年の瀬。毎年恒例となっている一年の振り返りをば。<div>
今年は海外出張が4回と、第一子の誕生で公私ともに非常に慌ただしかった。</div>
<div>
実験もかなりやったけど、学振のメインテーマの実験をすべて終えるにはもう少し。次年度が始まるまでにやり終えたいけど、次の引っ越しの準備もあり、果たして…?</div>
<div>
東大AORIでやったELEMENT-XRを使った有孔虫Mg/Ca分析の立ち上げは無事終了。ひょんなことからLA-ICPMSでの貫通実験もやることに。<br /><div>
<br /></div>
<div>
1月</div>
<div>
年末年始全てを実験に費やす</div>
<div>
後半は関東で研究打ち合わせ</div>
<div>
<br /></div>
<div>
2月</div>
<div>
大槌の調査</div>
<div>
ブルーアース サイエンステックでのIODPの成果の口頭発表。平理事長は直前に姿を消す…</div>
<div>
<br /></div>
<div>
3月</div>
<div>
高知コアセンターの成果報告会でポスター発表。</div>
<div>
プライベートの旅行で対馬の銭本さんのところへ。釣り三昧。巨大アオリイカや寒ブリを手にし、実家で刺身を振る舞う。</div>
<div>
コアスクールのコア解析基礎コースでチューターを務める</div>
<div>
直後にドイツ・マインツ大学に出張。2週間過ごし、ArstanとCofechaソフトウェアに習熟。ビノスガイ論文の素案を書き上げる。500mLで1ユーロのビールに、白ワイン(リースリング)を飲みまくる日々。</div>
<div>
東北大学で開催されたコアスクール(炭酸塩記載)に参加。最年長。同郷の井龍先生に基礎を習う。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
4月</div>
<div>
初となるEGU参加。有孔虫d11Bのポスター発表。アイスコア業界の重鎮Blunier博士に見にきていただき、励ましの言葉をいただく。</div>
<div>
秋田大学のM2の学生さんと一緒に、東大AORIでの有孔虫Mg/Ca測定の立ち上げをスタートさせる。まずは実験器具を取り揃え、ブランクが低いものの選定から。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
5月</div>
<div>
話題になったGW10連休の全てを実験に費やす。準備した試料をひたすら測定。</div>
<div>
後半はJpGUでの招待講演。GEOFUTはAORIチームで参加し、リーグ戦で散る。</div>
<div>
前後にAORIで有孔虫Mg/Ca測定のための基礎実験。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
6月</div>
<div>
d11Bの実験。</div>
<div>
クロアチア・スプリットで開催されたSchlerochronologyの学会で口頭発表。</div>
<div>
直後にドイツのAWIに移動。機械が壊れたとの報告を受ける。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
7月</div>
<div>
機械が復調せず、やることがなくなってしまい、その隙にビノスガイ論文を仕上げる。d11B論文のリバイズも。</div>
<div>
ビールに、白ワインを飲みまくる日々(再)。帰国直後の健康診断で中性脂肪の値が高く、自戒。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
8月</div>
<div>
第一子の誕生の一ヶ月前ということで、妻と一緒に出産準備。</div>
<div>
ちょうどアパートの更新もあり、産後は妻の実家にお世話になることに。</div>
<div>
引っ越し関係の手続きや家具類の売却に多くの時間を費やす。</div>
<div>
合間にAORIで有孔虫Mg/Ca測定のための基礎実験。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
9月</div>
</div>
<div>
第一子の誕生!!前日夜7時に産気づき、朝8時に無事出産。</div>
<div>
地化学会で奨励賞の受賞記念公演。二次会では、同じ賞を受賞した尾崎さん、横山研メンバー、JAMSTEC高知メンバーに祝っていただく(胴上げもw)。</div>
<div>
東京のアパートを引き払い、妻の実家へ引っ越し。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
10月</div>
<div>
産後のいろいろな手続き。</div>
<div>
家事の傍ら、科研費の申請書類を3つ仕上げる(うち1申請は重複制限でおじゃんに…)</div>
<div>
白鳳丸航海の打ち合わせと見送りのため、JAMSTEC本部へ。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
11月</div>
<div>
AORIで有孔虫LA-ICPMSによるMg/Ca分析。</div>
<div>
バイオミネラリゼーションシンポジウムで口頭発表。</div>
<div>
山本先生の科研費基盤Sのキックオフミーティングで「d11Bを用いた過去のCO2復元」の話題提供。</div>
<div>
日経新聞の取材と、初となる顔写真付きの新聞掲載(11/29朝刊)。内容は先日公開された、日本初となる有孔虫d11Bの測定結果の報告(西赤道太平洋の海底堆積物コアを使用)。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<div>
12月</div>
<div>
AORIで有孔虫LA-ICPMSによる最後のMg/Ca分析。あと一歩のところで機械が故障。</div>
</div>
<div>
「白鳳丸就航30周年記念世界一周航海」のレグ4に向けてチリへ旅立つ(←今ココ)</div>
窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-84891982162065642412019-12-14T12:36:00.000+09:002019-12-14T12:36:42.375+09:00研究と育児(3)そうこうしているうちに白鳳丸の航海に発つ日までの日数があと僅かになってきた。航海で一ヶ月家を空けると言う負い目もあり、産前1ヶ月、産後3ヶ月にわたり妻に寄り添い第一子の誕生を迎えた。ちょうど今、世間で男性も育児休暇を、という風潮がある中、学振PDは非常によい機会であった。制度上育休を取得し研究中断することもできたのだが、それには利点欠点ある。<br />
<br />
<span style="font-size: large;">・利点</span><br />
育休で休んだ分、学振の期間を延長できる<br />
狭き門だが、RPDへの申請資格が得られる<br />
<br />
<span style="font-size: large;">・欠点</span><br />
育休中の給与はゼロ(なんと!)。雇用保険ないから。<br />
学振の期間を延長できるが、次のポジションが決まっていれば関係ない(育休中の給与を貰い損ねる)<br />
<br />
学振PDで育休申請するかは、各々の懐/家庭事情に合わせて考えればいいように思う。<br />
普通の企業のように給与の一部が支給される仕組みがあれば、もっと取得する人は増えるように思うが、雇用契約を結ばない学振には難しいだろう。<br />
<br />
<br />
<br />
帰国後はまたドタバタ育児が再開するのは言うまでもない。<br />
<br />
最近の息子の際立った発達としては、人とのコミュニケーションの芽生えだろうか。<br />
話しかけたりマッサージすれば、笑顔を見せるようになってきたし、必死に言葉を絞り出そうとする姿勢を見せるようになった。<br />
人によって見せる表情や態度にも変化が見られてきた。<br />
接触欲求が明らかに高まってきていて、寝ないものの抱っこを要求するようになってきた。たまに自分の手やオモチャを見つめてボーッとしているが、あまり長くは持たない。隙を見てのデスクワークもなかなか難しくなってきた。<br />
また空腹や甘えでグズっても、歌を聴かせたり踊ったり、音を鳴らしたりすることである程度誤魔化せるようにもなってきた。また、機嫌がよい時は絵本の読み聞かせでも絵を目で追うようになってきた。<br />
(1日に何度もウチの子は天才なんじゃないかと思うほどの親バカぶりである)<br />
<br />
特に脳の発達が盛んな印象を受ける。もちろん身体の方もいつの間にか大きく、重くなっていて、今はまだ寝返りもうてないのでプクプクと太りつつある。<br />
首もほぼ座ったが、ウトウトしている時は頭がぐらつくので支えが必須だ。<br />
肌の脂漏性湿疹の問題はほぼなくなり、最近は頭皮の乾燥が気になってきた。原因は冬の乾燥と夜間の暖房と思われる。ローションを頭皮に塗ることでかなり改善したが、それを忘れると、寝ながら痒くて引っ掻いたのか血が出ていたりするので大変申し訳なく思う。<br />
<br />
夜の睡眠時間が延びたのには本当に助かっている。夜8-9時に寝かしつけて、次に起きるのが夜中の3-4時。調子が良ければ朝6時まで寝続ける。(なんて良い子なんだろう!)<br />
先日は夜10時〜朝9時まで連続睡眠して度肝を抜かれた(オムツがキャパオーバーしてお漏らししてたけど)。<br />
やはり昼にどれだけ昼寝したか、どれだけ泣いたか(便秘だったり、寝かしつけの失敗だったり)が、夜の睡眠時間に影響しているように思う。<br />
夜中の3-4時のミルク後は信じられない速さで再び眠りにつく。(なんて良い子なんだろう!)<br />
もはやゲップを出させようとしても、徒労に終わることが多い。翌日ミルクを飲みながら、時には顔を赤らめていきんで、オナラをプープーしている。だいたい便秘気味なので、ものすごく臭いオナラだ。<br />
なんだか私のおならに似ているような気がしているのだが、腸内細菌が似ているのだろうか?(食べ物は全く違うはずなのだが…)<br />
妻曰く、頭皮など、体臭も似ているとのこと。<br />
<br />
船から帰ってきたら、今度は寝返りにハイハイにと、転落などの事故に気をつけなければならないことが一気に増える。人見知りも始まるかもしれない。もはやベビーバスは手狭になってしまうかもしれない。<br />
成長が楽しみである反面、戦々恐々ともしている。窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-79634108778103293172019-12-10T18:23:00.002+09:002020-04-29T10:12:19.673+09:00追悼:高橋太郎<b><a href="https://www.ldeo.columbia.edu/news-events/taro-takahashi-who-uncovered-key-links-between-oceans-and-climate" target="_blank"><span style="font-size: large;">Taro Takahashi, Who Uncovered Key Links Between Oceans and Climate</span></a></b><br />
LDEO, December 4, 2019<br />
より。彼の文献から私も多くのことを学ばせてもらった。哀悼の意を込め、LDEOによる追悼文を全文訳(意訳含む)。R.I.P.<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi5QB8FZL3LcwueEXFx-RBZY0QZ0xed6FdpQ0OcPN6hJCNvCvKRunhWGtLdXJA8Y29Q9E3_6w-QaRj4uJm8FR6XkC0Fmo9h7FsIK1m-6jb8Fw0CHLrqVYilGZjZfTN-NNqDbP2ZpIMg0kI/s1600/Taro-2-768x1148.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1148" data-original-width="769" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi5QB8FZL3LcwueEXFx-RBZY0QZ0xed6FdpQ0OcPN6hJCNvCvKRunhWGtLdXJA8Y29Q9E3_6w-QaRj4uJm8FR6XkC0Fmo9h7FsIK1m-6jb8Fw0CHLrqVYilGZjZfTN-NNqDbP2ZpIMg0kI/s320/Taro-2-768x1148.jpg" width="214" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">高橋博士の近影(LDEOのブログより)</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<br />
<i><b>全球の二酸化炭素の流れを追跡</b></i><br />
筆:Kevin Krajick<br />
<br />
二酸化炭素と地球の気候に関する重要な発見をした海洋学者である、高橋太郎がニュージャージーのEnglewoodで12/3に亡くなった。享年89歳。60年以上にわたる彼のキャリアの中で、高橋らは、海洋が大量の二酸化炭素を吸収すると同時に放出しており、大気と交換していることを明らかにした。彼がもたらした知見は多くあるが、「人類が排出した二酸化炭素の大部分が海に吸収されていること」について現代の科学者は誰でも知っている。<br />
<br />
高橋は第二次世界大戦前に日本で生まれ育ち、若い時に渡米し、アメリカに定住した。彼は20世紀半ばの地球の気候システム研究者の生き残りである。心臓発作による彼の死は、ニューヨークPaliisadesに籍を置くコロンビア大学のLDEO(彼がほとんどのキャリアを積んだ機関)によって確かめられた。<br />
<br />
高橋が1950年代後半に研究を始めたとき、科学者らは大きな謎に直面していた。化石燃料の燃焼が温室効果ガスである二酸化炭素を大量に大気に放出しているのに、半分ほどしか所在を特定できていなかったのである。残りはどこへ行ったのだろう?船で取られた数百万もの海水の分析を通じて、高橋らは排出された二酸化炭素の4分の1が海によって吸収されていることを実証した(ちなみに、残りの4分の1は陸によって吸収されていた)。高橋の発見は、温室効果ガスのダイナミクスを扱う多くの後続研究の礎となった。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
高橋は1930年11月15日に東京で生まれた。当時、科学者は大気の二酸化炭素を測定し始めたばかりであり、当時の二酸化炭素濃度は300 ppmを下回ると推定されていた。海の二酸化炭素の濃度についてはほとんど何も分かっていなかった。<br />
<br />
彼の父高橋Takezo(武蔵?竹蔵?)は1920年代にテキサスの油田で働く鉱山エンジニアであった。彼の母、高橋Tamako(珠子?玉子?)はthriving hat(アメリカ製帽子)の製造会社を経営する家の出身であった。ともにアメリカ文化の崇拝者であった。アメリカとの契約の後押しもあり、高橋の父は帽子の製造会社を継ぎ、日本で唯一の西欧式Stetson帽の販売会社となった。若き高橋青年は、当時私学に通っており、ニューヨークヤンキースや<i>Huckleverry Finn</i>といった書籍のファンに次第になっていた。その時、日本が真珠湾を攻撃した。「子供として、その件には大変困惑した」とのちに彼は語っていた。アメリカとの契約は切れ、帽子商売は破綻した。次第にアメリカによる東京の空爆が激化し、彼が知る東京は跡形も無くなった。1945年には、広島の病院で医師をしていた彼の叔父が、アメリカの原爆によって跡形もなく姿を消した。<br />
<br />
高橋は1953年に鉱山エンジニアの学位を得て東京大学を卒業した。米国物理学協会で彼は、「アメリカのアメリカの大学院を選んだのは自然の流れだった」と語っている。叔父を通じて、彼はアメリカ駐留軍で働く数名のアメリカ人と会い、彼らはコロンビア大学に応募することを彼に勧めた。ニューヨークへと移り、Upper East Sideの家族の友人とともに住んだ。高橋は当初英語を学ぶことに大変苦労したが(英語に加えてドイツ語とロシア語も学位獲得に必要とされていた)、1957年に地質学で博士号を取得した。彼は愛するヤンキースに直接会うことができた。彼が学生の頃、凍えるフィラデルフィアを訪れ、独立宣言のコピーの展示を見たことを回想している。普遍的な人権に関する文章を読んで、彼は嗚咽して泣き始めたそうだ。彼は1961年にアメリカ市民になった。<br />
<br />
高橋は金鉱での仕事を望んでいたが、Maurice Ewingによって脇道にそらされた。EwingはLDEOの創設者であり、当時世界を牽引する海洋学者であった。高橋の最初の契約は、Lamontの研究船<i>Vema</i>に10ヶ月乗船することであった。1957-58年の国際地球物理学年の一環として行われた研究航海での彼の仕事は、海洋が大気から二酸化炭素を吸収しているのか、放出しているのか、或いはその両方をしているのかを調べることだった。当時大気中の二酸化炭素濃度が315 ppmを上回り始め、科学者らはその影響について調べることになった。その研究計画の中で、若手研究者のCharles Keelingは大気のサンプリングを続け、20世紀と21世紀の大気中の二酸化炭素濃度の疑いようのない上昇が明らかになった。その海に関する必然的な帰結(二酸化炭素濃度の上昇)を明らかにする計画を率いることになったのが高橋であった。<br />
<br />
10ヶ月の航海で、高橋はニューヨークを出発してグリーンランド沿岸に到達し、その後南極に向けて南下し、最終的に南アフリカに入った。航海のほとんどの間、高橋は船酔いに苦しみ、板の間から海水が浸水しないようにシャワーカーテンが張られた甲板の下で寝た。高橋がケープタウンに着いたとき、Ewingは電信を通じて、下船して別の壮大な旅に出るよう指示をした。それはアフリカ大陸を南アフリカからエジプトまで縦断することであった。彼が命じられたのは、複数の地点で植物や土壌を採集することであった。その目的は、度重なる大気中核実験の結果放出された90Srがどれほどアフリカ大陸に分布しているかを調べることであった(90Srが普遍的に存在することがのちに判明した)。<br />
<br />
1961年、彼は航海に関する最初の論文を公表した。その大部分は、海洋が大気の二酸化炭素とどのように相互作用しているかの基礎に関するものであった。彼はその後、海洋の二酸化炭素分布をさらに詳細に明らかにするための、新しい分析機器と測定技術の開発に直ちに着手し、当該分野のパイオニアとなった。彼のもっとも親しく、付き合いの長いLDEOの地球化学者の一人がWallace Broeckerだった(昨年亡くなった彼は「地球温暖化」という言葉を科学の用語にした人物とされることも多い)。1970年代後半と1980年代前半の研究プロジェクトの中で、高橋とBroeckerはエクソン・モービル社と協力して、石油タンカーに設置したモニターを通じて海洋表層の二酸化炭素濃度に関するデータを収集し始めた。高橋はその同僚とともに、大学やその他研究機関の集めた膨大なデータについて研究し始めた。<br />
<br />
単純にまとめると、彼らの観察によれば、南極と北極で冷たい海水が沈み込む時に大量の二酸化炭素が海に取り込まれる。同時に、全球を循環する海水は赤道付近で湧き上がり、蓄積した二酸化炭素の一部を放出する。そのサイクルには数百年もの歳月を要する。しかしながら、そのプロセスは複雑なパッチワークのようなもので、ある場所では関係が逆転するし、季節/エルニーニョといった長期的な気候変動/海流/風やプランクトンの豊富さにも影響を受ける。一般的には、少なくとも今のところ、海洋は放出するよりも多くの二酸化炭素を吸収している。それは、長期的な蓄積が原因であり、海は大気よりも50倍もの炭素を蓄えているためである。しかしながら、最近の測定によれば、海は人類の二酸化炭素を吸収するのに疲弊しており、吸収は鈍化している可能性があるという。<br />
<br />
長年、測定は手で行わなければならず、高橋や学生たちは船で長い時間を費やさなければならなかった。しかし長年かけて、彼とその研究チームは技術を改良・自動化し、作業者がもはや不要になった。多くの商船が彼らの自動測定装置を積み、測定を続けている。<br />
<br />
1960年代と1970年代にLamontの暫定期間中に、彼はスクリップス海洋研究所、カリフォルニア工科大、ニューヨーク市のクイーンズカレッジでポジションを得た。Rochester大で教授として働く間、彼はのちの53年間の妻となる、遺伝学者であり臨床ソーシャルワーカーであるElaine Acheに出会い、1966年に結婚した。<br />
(長年の間、彼がのちにビートルズのジョン・レノンと結婚するオノ・ヨーコと婚約したという噂が同僚の間で飛び交っていた。2018年のインタビューで、高橋は「その話は大げさだ」と語っている。確かに、彼がオノ・ヨーコと会ったというのは事実だ。彼女の裕福な家族は高橋と同時期に東京からニューヨークに渡っている。高橋は偶然ヨーコの兄弟と知り合いになり、1956年にその兄弟が高橋を家族に紹介している。高橋がヨーコと会ったのはほんの数回である。一度、彼が彼女を、その他の日本人駐在員とともにマンハッタン・ストリートの角にあるハンバーガー屋でのグループデートに誘ったことがある。「それが話の全てだ。何も起きていないよ」と彼は言っていた。)<br />
<br />
高橋は2003年頃まで海で過ごし続けた。その後、彼がデザインを手助けした新技術によって船がデータを彼のラボに直送するのが簡単になり、彼はほとんど家で過ごした。一方で、彼は二酸化炭素が工業用煙突からどのように放出され海底に貯蔵されるかについての研究に手を出し、地球のマントルと月のコアの化学を理解するための同僚の実験にも関与した。全部で、彼は約250編の主著および共著論文の著者となった。<br />
<br />
高橋の気候に関する態度は時間とともに変化した。1990年代のはじめ頃には、彼はBroeckerを含むLDEOの4人の研究者とともにアメリカ上院議員のアル・ゴアと面会した。ゴアは二酸化炭素が招く地球温暖化の積み重なる証拠と、何ができるかについて議論したいと望んでいた。当時、高橋は「ゴアほど熱心になることはできなかった」と語っていた。「暴走温暖化の危険性については認識していたものの、それが悪いことだとは完全に思っていなかった。2℃温暖な状態が本当に人類にとって悪いことなのだろうか?」と彼は付け加えた。<br />
<br />
その後数年経て、彼は考えを改めた。2009年には、人類の二酸化炭素生産が記録的な高さに到達した(その後ずっと記録が塗り替えられている)とする世界的な報告書の共著者となった。それ以来、炭素排出の削減は人類にとって「非常に差し迫った課題」と呼ぶようになった。2010年には、環境リーダーシップに対して国連のChampion of the Earth賞を獲得した。彼は国連のビデオの中で、「今もっとも疑問に思っているのは、人間活動の尻拭いをするために、海が二酸化炭素吸収をし続けるかどうかだ」と言っていた。解決策として、二酸化炭素を大気から捕獲する技術とともに、より効率的な車や発電所が必要だと言っていた。<br />
<br />
高橋は死の数週間前に健康状態が悪化するまで、新しい研究に取り組み続けた。彼は回復して仕事に復帰しそうだったが、深夜に発作に見舞われ亡くなった。彼は宇宙学や宇宙における人類の位置付けについて常に興味を抱いており、その夜にスティーブン・ホーキンスの<i>A Brief History of Time</i>を読み始めたばかりであった。彼の娘、スージーによれば、しおりは16ページのところにあったらしい。<br />
<br />
高橋は、妻、アリゾナ州立大学で航空工学の教授を務める息子ティモシー、演技教授でありニューヨークの劇場の監督である娘スージー、日本に住む妹の山田Yoko(葉子?)と兄弟のKatsuo(勝雄?)によって生かされた。<br />
<br />
彼が亡くなった時点で全球の大気中の二酸化炭素濃度は約411 ppmとなり、さらに上昇し続けると予想されている。窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-44431892644625711762019-12-04T16:15:00.003+09:002019-12-04T16:15:55.821+09:00面白い誤変換(No. 3)誤変換が私の腹筋を壊しにくる。。<br />
<br />
<div>
⚪︎ 測定日<br />
<div>
× 測定美</div>
<div>
美しいデータというのもあるが…<br />
<br />
⚪︎ 古環境学的<br />
× 股間驚愕的<br />
下ネタか!代われ<br />
<br />
⚪︎ 大槌湾内と<br />
× 大槌ワンナイト<br />
ナイトダイブ?<br />
<br />
⚪︎ 東海支店の<br />
× 倒壊してんの<br />
縁起でもない<br />
<br />
⚪︎ 有孔虫破片<br />
× 有孔虫は変<br />
有孔虫は変じゃないよ、可愛いよ、美しいよ<br />
<br />
⚪︎ 海底堆積物コア<br />
× 書いていた石仏コア<br />
もはや意味不明。タイプミスも含めて</div>
<div>
<br />
⚪︎ 南極中層水<br />
× 南極Chew総帥</div>
</div>
<div>
一度誤変換した結果、「ちゅう」と打つと「Chew」が優先的に示唆されるように。。</div>
窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-84143044487130360282019-11-21T16:30:00.001+09:002019-11-21T16:30:17.041+09:00研究と育児(2)ブログが育児日記になりつつあるが、そのうち科学の話題に戻るのでご安心を。<br />
<br />
よくやく息子も生後2ヶ月を迎え、すくすく成長中。予防接種も始まった。<br />
<br />
最近みるみるウンチの回数が減り、最長で3日ウンチをしない日が続くように。便の色はミルクを「はいはい」に変えたところ、「アイクレオ」時代の黄色から緑色に逆戻り。<br />
便秘気味かな、と少し心配ではあるのだけれど、「3〜4日は自然排便を待て」とする記事もあり、杞憂かも?<br />
ミルクを飲んでいる最中にいきむことが多くなったが、出ない場合がほとんど。<br />
便意の波が去ると本人もそんなに気にしていないように見えるので、案外大丈夫なのかもしれない。<br />
体重の増加率もなんら問題はないし、現状維持でいいように思える。<br />
<br />
それよりも強く泣くのが、ゲップが出ていない時のお腹の張り。<br />
「そんなに泣く!?」というくらいギャン泣きすることが多く、解消したらすぐに寝たりするので、結構驚き。<br />
<br />
あとは横向きであやしても寝なくなり、縦抱きにして小刻みに振動を与えるという、例のアレが早くも始まってしまった。<br />
椅子に座った状態だと本人の足に負担がかかるのが気に障るのか、立った状態でこれをやらないとうまく寝れなくなってきた。腰が悲鳴を上げている。<br />
<br />
夜20〜21時くらいに寝かしつけようと心がけているけれど、眠いのにうまく入眠できず(眠りが浅い状態でベッドに置かれる、など)、ギャン泣きするケースが2日に1回は確実にある(感覚的には毎晩)。<br />
そんなときは、膝の上で見守りながら、10分間と決めて思いっきり泣かせてやると、胸の中でヒックヒックすすり泣きしながらも、すぐにすっと眠ることが多い。<br />
妻は「かわいそう」と言って途中であやし始めるのだけれど、そうすると30分経っても1時間経っても、ぐずったままで寝ないから、私は「時間を決めて思いっきり泣かせてやる派」だ。<br />
これがのちの性格形成に影響しないか心配ではあるのだけれど、正直正解はよく分からない。<br />
「男の子はエネルギーの塊だから発散が必要」という意見もわかるし、私も幼少期は一度泣くと堰を切ったように大泣きするタイプだったようだし、そんなもんじゃないかなーとも思う。<br />
<br />
夜の睡眠時間がものすごく長くなった。今のところ最長で8時間!<br />
新生児にしては寝すぎじゃ無いかと心配にならないでもないが、夜中に起こされるよりはマシかとも思ったりして。。<br />
新生児用のオムツを履かせた状態でこれほど長く眠ると、起きた時に背中周りの服(や最悪の場合シーツ)がおしっこで濡れてしまい、明らかにオムツのキャパオーバーをしてしまうことがわかったので、最近はサイズアップしてSサイズを履かせるように。<br />
<br />
服はかなりパツパツになってきてそろそろ着れないものが出てきそう。<br />
オムツに関しては小尻ということもありまだまだ大丈夫そうな印象。<br />
<br />
最近表情が豊かになってきて、体をマッサージしたり、歌いながら踊らせるとよく笑うようになった。こんな可愛い生物は子猫以外に見たことがない…。<br />
まだまだ「アー」とか「ウー」とかしか発声しないが、しゃべってコミュニケーションをとれるようになる日が待ち遠しくてならない。窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-64467051069005903832019-10-29T22:53:00.000+09:002019-12-14T12:36:52.733+09:00研究と育児(1)9月15日に第一子である息子が生まれ、イクメンモードに突入。<br />
当初、育児をしながら、論文など家でパソコンだけでできることに専念しようと思っていたけど、家事に育児に追われていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。<br />
<br />
朝起きて自分と妻の朝食準備して、洗濯回して、茶碗洗って、子供の沐浴して、掃除機かけて、洗濯物干して、、、とやっているともう昼。<br />
午後に少し仕事する時間ができるけど、急に子供の対応をすることになったり、哺乳瓶洗って消毒したり、暗くなる前に買い出し(by チャリ)や気晴らしのランニングに行こうとすると…あっという間に仕事する時間はなくなってしまう。<br />
最近は比較的近くにあるフットサル場で個サルに参加するようになり、気晴らしの機会が前より多くなった。<br />
<br />
今回出産を機に引越したこともあり、売却家具の引き渡しに、引越しの箱詰め(入院中の妻の分も)に、役所の手続きにと色々追われていた。<br />
地化学会の奨励賞受賞も重なったので、出産前後は非常に慌ただしかった(出産予定日に近かったため、最悪の場合、受賞記念講演も見送る可能性があった)。<br />
<br />
育児に関しては、ミルクをあげる時間よりは、その後のあやして寝かしつけるところに時間が取られることが多いと感じる。(猫のように)膝でじっとしてていればその状態でパソコン作業ができるのだが(中高生時代、そうやって勉強していたように)、まだ首も座っておらず片手抱きも不安なので、一度寝かしつけを始めたら仕事など到底できない。<br />
<br />
子供はベッドで一人で寝られず、寝ていない状態でベッドに移すと確実に泣くというのも知らなかった。<br />
5〜30分くらいかけて腕の中で眠りに落として、ようやくベッドに移すも、背中スイッチONで再びやり直し、などなど。怒りはこみ上げないけど、やれやれ、という感じにはなる。<br />
(お包みとか、音楽とか、照明とか、おしゃぶりとか、バウンサーとか、試行錯誤する毎日!)<br />
今は私の腕でもスヤスヤ寝ているし、あやすのは誰でも良いという風に感じる。そのうち人の区別がついて、私ではあやすのが難しくなるのだろうか。<br />
<br />
産後の妻も精神的・身体的にしんどそうで、私が家事をすべてやる日々が約1ヶ月(私も精神的・身体的に辛かった)。<br />
次第に妻も回復してきて、簡単な家事をしてくれるようになり、仕事に避ける時間が徐々に増え始めた。<br />
私は料理が趣味でもあるので、しっかり作りたい衝動に狩られるのだが、仕事をするにはやはり料理を手抜きする必要があり、最近は少し抑え気味に(家族の理解もあって)。<br />
生後1ヶ月を過ぎ、天気のいい日は散歩のために外に連れ出したいので、また時間が取られそうではある。<br />
<br />
つい最近まで科研費の申請書類の準備に追われていたので(1週間で3申請書を書き上げた)、少し家事・育児がおろそかになってしまった。<br />
いまはそれがひと段落して、逆に燃え尽き症候群に陥り、仕事があまり手につかない。締め切りが設定されていない/結構先のものが多いこともその要因の一つではあるのだが。<br />
<br />
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<br />
<br />
<span style="font-size: large;">授乳とウンチ</span><br />
子供が生後1.5ヶ月になり、ミルクを飲む量が明らかに増えた。<br />
前は妻の授乳だけで済んでいたものが、次第に追いミルクが必要になり、今は妻の授乳では不足している印象。<br />
最初の数週間は飲むたびに飲みながらブリブリうんちをしていたのが、次第に回数が減っていった。1〜2時間に1回はうんちをするので、オムツの消費量はすごかった。<br />
ウンチの色も、最初はすごい色をしていたのが、次第に黄みがかる。最近は妻が風邪気味だったこともあり、粉ミルクだけに切り替えたら、1日に1回しかウンチが出ず、便秘気味に。一度に出るウンチの量も半端なく、しかも半固形で粘性が高い。臭いのは言うまでもないが、一番驚いたのが、色。なんと<span style="font-size: large;">緑白色</span>!!<br />
育児とは驚きの連続である。<br />
妻も風邪から回復し、授乳を再開したところ、ウンチのリズムが正常に戻りつつある(でも臭い)。<br />
<br />
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<br />
<br />
<span style="font-size: large;">睡眠</span><br />
生まれた直後は2〜3時間ごとに起きて授乳、授乳すると即寝てしまうという繰り返しだったけど、次第に泣く時間・寝ていない時間が増えてきた。<br />
1.5ヶ月になると飲んだ直後ウトウトしても、ベッドに移すと割とすぐに起きて、大人しくしている場合も(たいていは静かに泣いてこちらにアピールする)。<br />
<br />
生後1ヶ月頃は、コリック(黄昏泣き)と思しき症状が。何をしてもダメで、反り返って1〜3時間ギャン泣きし続ける、という感じ。<br />
印象としては、ゲップがうまく出せていなかったか、ウンチが出ずに腹がパンパンだったのか、何れにしても消化器系に問題があったように感じた。だいたい大量のウンチをして、泣き止んで我に帰る、というのが1週間ほど続いた。<br />
ギャン泣きを見るに見かねて、この時におしゃぶりを始めたのだけれど、結構効果があって、消化器系の不調よりも乳首を吸っている感覚で脳が騙されているような感じだった(そして寝ながらウンチする)。<br />
ただ、最近は早くもおしゃぶりと哺乳瓶の乳首の違いが分かる(ミルクの有無)ようになってしまい、すぐにベーッと吐き出してしまうように。ちょっとデビューを急ぎ過ぎたかな。。<br />
<br />
生後1ヶ月を過ぎて、夜まとまって寝るようになってきた。といっても3〜5時に一回は起きることがほとんど。たまに夜23〜朝7時まで寝続けることがあるくらい。<br />
昼に寝させすぎると夜頻繁に起きるように思えたので、最近は少しだけ昼に泣かせて発散させるようにしている。といってもあまりに放置するとギャン泣きモードに突入するので、シクシク泣きを続けさせ、都度声をかける、トントンしてあげる、という具合。<br />
<br />
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<br />
<br />
腹が満たされ、ウンチの問題もなく、穏やかに起きている時の息子は天使(むしろお猿さん?w)のように可愛い。<br />
ただ、ギャン泣きしている時の息子は鬼の形相でこちらを恨めしそうに睨んでくるし、対応しているこっちもドキドキしてしまう。<br />
いい時もあるし悪い時もある。でも自分の写し身のような息子だから、マイナスの感情は"ほぼ"抱かず、何かあればせっせと世話をする毎日を過ごしている。他人の子ならきっと心が折れるだろうな。。<br />
<br />
乳児発疹・アレルギー性皮膚炎・良性血管腫・未熟児など、大変なケースを耳にすることもあるが、私の息子は特に大きな心配もなく、すくすくと成長してくれている(体重増加もいたって平均的)。<br />
沐浴は私が担当しているが、お湯に浸かるのが大好きのようで(妻と私が出会うきっかけがダイビングだったこともあり、息子の名前は"海"にちなんでいる)、ニコニコしている(ように見える)し、顔や耳に水がかかっても特に気にしないようである。<br />
<br />
12月からの航海で1ヶ月家を留守にするので、頑張り過ぎず、残りの1ヶ月半の育児を大切にしたい(帰国後またイクメン再開なのだけれど)。窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-4361252092698393782019-07-10T23:25:00.000+09:002019-07-11T16:42:31.715+09:00ドイツの電車に右往左往先日ハンブルクからブレーメン経由でブレマーハーフェンに帰る途中で起きた出来事に関して。<br />
<br />
行きは何もなくスムーズにいったのだけれど、帰りに本当に大変な思いをした。<br />
帰りは日曜の夕方頃。<br />
<br />
ブレーメンからの19:40 ブレマーハーフェン/レフェ(Bremerhaven-Lehe)行きの電車をホームで待つも一向に来ない。<br />
同じホームには数10名の人の姿。きっと遅れてるんだな、と思いさらに15分待つも来ない。<br />
ホームにいた移民っぽいお婆ちゃんが話しかけて来て、「ブレマーハーフェン 行き?」と聞かれ「そう」と答え、さらに待つ。電車は来ない。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: large;">気づいたらホームの掲示板から「19:40発」の表示がなくなり、代わりに「20:40発」に変わってる!!</span><br />
<br />
<br />
<br />
ホームでは無料wifiが受信できなかったので、電光掲示板の案内を見るついでに入り口に行ってネットで検索するも、特に情報は掴めず。<br />
<br />
しばし待機することに。。<br />
<br />
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<br />
<br />
ようやくやってきた「20:40発 ブレマーハーフェン/レフェ」行きの電車に乗る。こちらは定刻通り。<br />
<br />
乗車時間は1時間ほど。安心してのんびりしていたら、途中駅でやたら多くの人が降りていく。有名な都市なのかな?とか思いつつ、多少不安にもかられつつ、そのまま座り続けることに。<br />
<br />
ハンブルクでは、途中で車両を切り離して別の目的地に向かうタイプの電車で、間違った車両(Wagen)に乗っていたらしく、別の方面に向かってしまうという失敗をしてしまっていたので。。<br />
<br />
「まさか今回もそれか!?」と不安が頭をよぎる。しかしどこにもそんな表示なかったし…。<br />
見た感じ(別の車両に)乗客はまだ残っているし、でもやたら長く駅に止まってるけどどうして…。そして目の前を通り過ぎる車掌。。<br />
<br />
しばらくして電車が動き出したと思った矢先…<br />
<br />
<span style="font-size: large;"><br /></span>
<span style="font-size: large;">反対方向に向かっているということに気づく!</span><br />
<br />
<br />
Google Mapの現在地も明らかに自分がブレーメン方向に向かっている!<br />
車内の電光掲示板もいつの間にか行き先が「Twistringen」に変わってる(あとで路線図みて反対方向だと知った)。<br />
<br />
さっき多くの人が降りて行った理由はこれか!<br />
ホームの掲示板にはそんな表示なかったし、車内でも英語のアナウンスなかったけど、何で折り返してるの!?<br />
<br />
とりあえず次の駅で電車を降り、車掌さんに尋ねると、さっきの電車は途中停車し、先の駅へはバス輸送になっていたらしい。。<br />
次の電車は30分後だからこの駅の反対ホームで待ってね。<br />
<br />
流暢な英語で説明してくれ、最後にゴメンね、と言ってくれたのは幸いだったけど、それなら英語でアナウンスくらいして欲しかった。。というか目の前通り過ぎた時になんか言って欲しかった。。<br />
きっと車内でドイツ語でアナウンスがあったからみんな事情を把握したんだろうな。。<br />
<br />
以前マドリードの空港から市内に向かうときも似た事例が。そのときはストか工事か忘れたけど、最終駅で車掌さんが全車両を回って「さあ降りて!」と言ってくれたので他の観光客に混ざってぞろぞろバス停に向かったのだけれど。今回は何もなく…。<br />
<br />
誰かに聞くべきだった。むしろブレーメンの駅で案内の人にキャンセルの理由も含め、聞いておくべきだった。。そしたら次の電車もバスへの乗り継ぎがあるという情報が得られていたかもしれない。<br />
<br />
<br />
そして30分後、やってきた電車に乗り込み、一駅先に向かう。<br />
もう遅い時間だったので、隣に座ってた、いかにも空港から帰る途中っぽい、英語できそうな女性に「この電車はブレマーハーフェン 行きですか?次の駅でバスに乗り換えですか?」と尋ねると、どうやらバスへの乗り継ぎはなく、そのまま乗ってればブレマーハーフェン まで行くとのこと。しかも丁寧にあと何分くらい、とまで教えてくれた。<br />
<br />
Google mapで自分の位置を確認しながら、そわそわしながら30分。ようやくブレマーハーフェン に到着。<br />
<br />
女性は到着の直前に次の駅よ、と教えてくれた。<br />
ブレマーハーフェン の一つ前にもう一つ駅があるのだが、乗っていた電車はなぜかそこをスルー。何故?夜だから?<br />
<br />
結局乗った電車がバス乗り継ぎにならなかった理由もよく分からず(事故等が原因ですぐに解消した?)。<br />
<br />
<span style="font-size: large;">本当なら20時半くらいの到着予定が、着いたのは日没後の22時半。</span><br />
<br />
ちょうど外も寒く、ホームで正味1時間半待ったから身体も冷え切っていた。。<br />
<br />
<br />
ドイツの電車事情について、あとからネットで調べて色々知るという。<br />
遅延のこと、大規模な工事が進んでいること、などなど。<br />
<br />
<br />
<br />
ドイツで電車の遅延や振替に驚かないよう、誰かの参考になれば幸い。窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-18314123731846905602019-07-03T21:45:00.000+09:002019-07-03T21:45:06.945+09:00ドイツと日本の違いドイツと日本の違いについて。色々感じることを雑多に書いてみたい。<br />
<br />
<span style="font-size: large;">1、ワークライフバランス</span><br />
家族を大事にする国民性と聞いていたけれど、実際に暮らしてみてそれを実感することが多々。<br />
家族の結婚式の後片付けのために平日に普通に休むし、子供の迎えのために早上がりすることも(15時頃)。<br />
また休日を大事にするあまり、金曜は午後早くに帰る人も多く、月曜は出勤が遅めだったり。金曜の14時くらいには研究所から半分以上の車がなくなっていて、さすがに驚いた。<br />
<br />
あとは夜の過ごし方。日本に海外からゲストが来たらまず初めに懇親会をやって、毎晩夕飯に連れ出して、と色々「おもてなし」について考えるが、ドイツはそういう概念がない。17時前後に「じゃあ」と言って皆足早に去っていく。私自身も一人の時間を愛する人間なので、あまり寂しいという感覚はないのだが。<br />
<br />
最近、「日本の公務員がバスに乗るために毎日15分早く無断で帰っていて処罰された」というのがYahooニュースに上がっていた。<br />
コメント欄には「これは間違いなく処罰対象。むしろ読書するなどして30分くらいバス待てばいいのに」と賛同の意が埋め尽くされていたが、ドイツ人に言わせれば全く理解できなさそう。「じゃあ人より15分早く仕事が終わるようにすればいいね」と。<br />
<br />
ドイツ人も日本人同様、真面目できっちりしている、というのは確かにそうかもしれないけど、こと時間に関しては少しルーズな印象を受ける。逆に言えば私の頭が日本の文化に毒されすぎているのかもしれない。<br />
<br />
当該分野の研究に関して言えば、ドイツの研究機関が日本以上に成果を上げているのは間違いない。<br />
日本はやたら書類仕事が多すぎる。また分業が浸透していないから、教授職なのに雑務が多い、といった能力の無駄遣いが多い。誰でもできる仕事を博士がする必然性などない。<br />
日本の「日々の勤務時間の長さ」や、「休暇の短さ」は国際的にも異常だ。オフィスにやたら長時間いる割に成果は上げていない。<br />
<br />
全てを真似る必要はないが、海外式の、分業制の導入によって、短時間で効率よく研究を進めるという姿勢をもっと学ぶべきだろう。その点で、もっとテクニシャンとしてのポジションが日本でも浸透すると良いのに、と思わざるを得ない。<br />
英語ができて、機械のオペレーションができて、あまり異動しない人。そうした人的資源をもっと活用できないものか。<br />
<br />
<span style="font-size: large;">2、電気・エネルギー政策</span><br />
今日のミーティングでは、学生がドイツのエネルギー政策についてプレゼンをしていた。いかに温室効果ガス排出を削減するような社会を実現させるか、特にそれを社会に周知するための方策について。今回の焦点は風力発電。<br />
<br />
ミーティングの議長もまた、機関として、個人として、どんな温暖化対策ができるのかについて皆に話題提供をしていて、積極的に意見を求めるなど、場に参加していて驚かされた。というのも、私がこれまで属した研究機関で、そのような気候変化に関する話題が出ることは基本的になかったからだ(科学雑誌で取り上げられていたよ、と紹介するといったことはラボ・ミーティングであったが)。<br />
特に研究者は国内外への移動が多い。飛行機の使用を抑えること、鉄道を積極的に使用すること(そうすれば論文を読む時間も確保できる!)など、皆に提案していた。<br />
<br />
環境に対する意識は日本とは比べ物にならないほど高いように感じる。<br />
ビニールの使用も控えめだ。スーパーには紙袋しか置いていないし、基本有料なので皆袋を持参している。<br />
<br />
あと電気代。再生可能エネルギーへの投資もあり、ドイツの電気代は高いことで有名。<br />
前回マインツに滞在した時も、「基本電気はこまめに消してね」と念を押されたし、ホストも薄暗がりの中、間接照明だけで夜を過ごしていた。<br />
ブレマーハーフェン の宿も着いた途端に大量のろうそくが目に入った。おそらく電球よりもろうそくの方が安上がりなんだろう。<br />
いまは日没が22時と非常に遅く、体内時計を正常にするために私も積極的にろうそくを使用している。<br />
必ずしも部屋を明るくする必要はないので、日本に帰ってからも照明について見直してみようと思った次第。<br />
<br />
興味深いのは食洗機の存在。<br />
これまで私も使ったことなかったのだけれど、あまりにシンクが小さいので初めて使ってみることに。<br />
マインツ大学でもAWIでも、研究機関の部屋・キッチンにも食洗機が備え付けてあるのがすごい。<br />
またてっきり油物専用かと思いきや、実はコーヒーのマグカップなども積極的に食洗機で洗っているのに気づく。電気の無駄遣いにしか思えないけど、そこには効率化と水の硬度のことがある。<br />
食洗機には洗剤だけでなく、塩・リンス剤といった別の物質を入れる箇所がある。簡単にしか調べていないが、これらは湯垢や水垢を落とすための役割を追っているらしい。<br />
例えばワイングラスも普通に水洗いを繰り返しているとだんだん曇っていくことに気づく。湯沸し用のポットの湯垢もひどい。<br />
おそらく食器を綺麗に保つための一つの手段として、食洗機が広く浸透しているのだろう。<br />
<br />
<span style="font-size: large;">3、肥満・健康・食生活</span><br />
ドイツは肥満が多い。街に行くと目につく。肥満の割合はヨーロッパで突出しているらしい。<br />
ランニングする人も少なく、走っている人はだいたい既に細い。犬やカップル同士で散歩をする人は非常に多く見かける。<br />
<br />
運動不足もあるが、やはり大きいのは食生活だろう。<br />
海の少ないドイツは魚介類の消費が少ない。<br />
また野菜の消費も少ない。例外はザワークラウトとジャガイモ。何を頼んでも大体これら二つがついてくる場合が多い。<br />
一方で肉・チーズの入った料理が多く、味付けも濃いめ。<br />
<br />
最近近所で買ったケバブにはフライドポテトとザワークラウト、生玉ねぎが載っていた。それだけで味付けは濃いのに、さらにサワークリームが付く。<br />
私からすると3日に分けて食べたいと思う量を、それをコーラと一緒に一人でたいらげる大きい人々が目につく。<br />
<br />
イギリス同様、産業が盛んだったドイツでは女性もあくせく働いていたため、歴史的に食事の準備にかける時間が少ないという話をよく聞く。<br />
いわゆる「冷たい食事」が朝夕の基本で、手間のかかる「温かい食事」は昼にしか食べない、とも。<br />
日本みたいに朝・昼・夜で違ったもの、毎日違うメニューを、といったことを考えるのが面倒という意見もどこかで聞いたことがある。同じものをお腹いっぱい、というのを好む人が多いのかもしれない。<br />
<br />
またビールがとにかく安い。本当に水よりも安い。<br />
水の場合1Lペットボトルで1ユーロを切るくらい。ビールの場合500mLで1ユーロ前後。<br />
日本だと500 mLの国産ビールが300円前後だが、ドイツは130円かそこら。日本の酒税が高いこともさることながら、ドイツのビールの安さもなかなかのもの。ただ、私自身ビール大好き人間なので、ドイツにいるときは基本ハッピーだ。<br />
日本にいる時は、痛風になりたくないがためにビール(もしくは発泡酒)は1日350mLで我慢しているのが不思議なくらいだ。結局のところ安いと飲んでしまう。<br />
<br />
喫煙者も多い。マインツでは毎日ホストが部屋で喫煙していて、部屋にいても受動喫煙がひどく民泊に嫌気がさした。<br />
路上喫煙もマインツ(やウィーン)では目立ったが、ブレマーハーフェン ではそれほど目につかない。ただ、豪快にタバコのポイ捨てをする人もいるし(女性でも)、路地はタバコの吸い殻だらけだ。<br />
今日参加したミーティングでも、タバコのパッケージに危険を喚起するホラーな写真が使われ始めても、喫煙者の割合は増加したと言っていた。他国に比べても愛煙家が多い印象(たばこ税もかなり高いのだが)。<br />
<br />
レジャーが少ないことも関係しているのだろうか?<br />
以下は<a href="http://www.newsdigest.de/newsde/life/school-guide/6337-how-do-germans-spend-their-free-time/" target="_blank">ドイツ人の休日の過ごし方</a>からの抜粋(数字は%)<br />
<br />
<ol>
<li>庭仕事<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>30.3</li>
<li>買い物<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>26.9</li>
<li>パズル・謎解き<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>17.1</li>
<li>外食<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>13.7</li>
<li>コンピューター・ゲーム<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>12.6</li>
<li>カード・ゲーム<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>12.4</li>
<li>家の修理<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>11.4</li>
</ol>
<br />
家か近所で済むものばかり…?窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-35673341567848920862019-07-03T20:39:00.000+09:002019-07-03T20:39:07.990+09:00AWI(ブレマーハーフェン)滞在<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
Twitter等ではすでに周知していますが、ブレーメンの北にある、ブレマーハーフェン に来ています。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
今回の目的は有孔虫ホウ素同位体分析手法について学ばせてもらうため。今回は1ヶ月間だけの滞在。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
高知でやっているものよりも10分の1ほどの量でこちらでは測定できています(!)</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
ただ、着いた途端に「質量分析計(MC-ICPMS)が壊れた」と言われ、この10日ほどデスクワークだけの日々が続いています。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
不思議なもので、論文執筆が進む進む!よく先生方が海外出張の時こそ論文仕上げるチャンスと言うけど、まさにそんな感じ。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
国内だとやれ実験だ、やれセミナーだと長時間集中した時間を確保することが難しいわけだけど、こちらではパソコンにだけ向き合っていれば良いので。。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
こちらのMC-ICPMSは高知で使っているThermo社のもの(Neptune)ではなく、ウェールズに籍を置くNu instrument社のPlasma 2。私自身一度も触ったことのない機械なので、復旧のための何か気の利いたアドバイスなどできるわけもなく。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
専従のテクニシャンが二人もいるので、基本はその二人と研究者の方(今回実験を教わる)に機械の修理は任せっきり。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
今週に入ってようやくシグナルが取れるようになるも、問題は測定の安定性(測定精度)。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
なかなか安定せず、次は新たなソフトウェアをインストールするとか。このままだと何も進まないまま2週間が経過してしまいそう。。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
昼にはラボのメンバーと研究所の食堂に。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
メニューは基本「肉食」「ベジタリアン食」「パン・サラダバー」</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
の3択。値段も4.2〜4.6ユーロとお手軽。少し量は多め。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
驚くべきことにメニューが日替わりで、一切被らないこと!</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
ドイツ中の都市の郷土料理が出たりして、毎日新しい発見に満ちている。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
残念なのは7月の第2週から食堂が夏季休業に入ってしまうこと。ランチを持参する必要があり、サンドイッチなど用意する手間が。。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
最近見つけた近所のケバブ屋がものすごいボリュームなので(たったの7ユーロ)、3日くらいに分けてパンに挟んで食べるのもありかもしれない。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjyPgLJASkl1LZx6Rz-cVpXtjKtQA5AE65az7-3RIp7-OqlNKalTkunsQB0AG8VfhCWbtyM89j9nThwCWJw88jxv6MH3wplsImIC-ylC1pKo661K6LIR7qMZ9lSdgUP01KM1Vsw0JtRfW8/s1600/IMG_0154.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjyPgLJASkl1LZx6Rz-cVpXtjKtQA5AE65az7-3RIp7-OqlNKalTkunsQB0AG8VfhCWbtyM89j9nThwCWJw88jxv6MH3wplsImIC-ylC1pKo661K6LIR7qMZ9lSdgUP01KM1Vsw0JtRfW8/s320/IMG_0154.JPG" width="240" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">AWIを正面から。形がユニークな建物(ひし形)。食堂は最上階に。</td></tr>
</tbody></table>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjdmwDzBbWKUs0f7WONL5Juyy-KHC0NPuwQsS9Dos7ujJMvTbggd1WL9dyMXdNX4b8rbPSUA41zpGI4lryBLBvn8aRyScVKFLHznFp1QZj_FRbmqkEEFnmQ2_ZHUfow_aKzWpNa42WV3bk/s1600/IMG_0209.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjdmwDzBbWKUs0f7WONL5Juyy-KHC0NPuwQsS9Dos7ujJMvTbggd1WL9dyMXdNX4b8rbPSUA41zpGI4lryBLBvn8aRyScVKFLHznFp1QZj_FRbmqkEEFnmQ2_ZHUfow_aKzWpNa42WV3bk/s320/IMG_0209.JPG" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">AWIはウォーターフロント・エリアにある。</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<br />
息抜きは町の散歩。<br />
商店街には人がたくさん集まっていて、夕方のカフェやディナーを楽しんでいる。<br />
<br />
着いた時、国際ニュースにもなっていたヨーロッパの熱波到来の時で、気温は34度まで上昇。<br />
<br />
広場の噴水に飛び込む子供の姿(オムツしたままでw)。<br />
<br />
ただ、その翌日には最高気温が17度まで低下。最近は16〜20度くらいで推移していて、過ごしやすいです。ただ、風が強いのが少しネック。<br />
<br />
今は非常に日が長く、日の出は5時、日の入りは22時。少し寒くても日光浴を楽しむ人々の姿が目につく。<br />
最初タイムゾーンの関係かと思っていたけど、ブレマーハーフェン の緯度は日本の近辺で表現すると樺太あたり!北欧にかなり近い。<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgYtRcqN6oXj9FFRnlFCAw7GLGq4NLKLPMWbD3_HWHJF2Dt2u4imDJ6cpYnhCI56T4Qq01Wnpgp8oe2KielvmnenaR7vDhcuc0P_-brqk7riJPdT7FvNfjXQNfPIobOJ6AzPSfoB9c8h8Q/s1600/IMG_0132+4.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgYtRcqN6oXj9FFRnlFCAw7GLGq4NLKLPMWbD3_HWHJF2Dt2u4imDJ6cpYnhCI56T4Qq01Wnpgp8oe2KielvmnenaR7vDhcuc0P_-brqk7riJPdT7FvNfjXQNfPIobOJ6AzPSfoB9c8h8Q/s320/IMG_0132+4.JPG" width="240" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">広場にあるプロテスタント教会</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjOuDIQcudHvOQvxdDQOQ7mng3B4KgLzUq0fPn6je3aKGZG3mXXordABx_SiknNWhXTEr4FRDbyUR5TAPF2A5AMRw9bG2hYgw6leEKd1P8AxWYnuWQLiFVZt8_qg-46-3bDqXrZp6eDs2g/s1600/IMG_0141.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjOuDIQcudHvOQvxdDQOQ7mng3B4KgLzUq0fPn6je3aKGZG3mXXordABx_SiknNWhXTEr4FRDbyUR5TAPF2A5AMRw9bG2hYgw6leEKd1P8AxWYnuWQLiFVZt8_qg-46-3bDqXrZp6eDs2g/s320/IMG_0141.JPG" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">カンファレンスも開催できるみたい</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<br />
ブレマーハーフェン はヴェーザー川の河口にある、北海への入り口。<br />
かねてより重要な交易・造船の港湾都市。川を使った輸送としても重要な役割を負っていたらしい。<br />
ただ事業の衰退で一時は大量の失業者を出した。今は洋上風力発電設備の建設・移送基地として再び輝きを取り戻そうとしている。<br />
<br />
見た所、観光地というよりは、保養地という印象。老人の団体や車椅子の老人をよく見かける。ヨットも多く停留しており、お金持ちは沿岸に住んでるのかな。<br />
<br />
潮汐が大きいのが特徴で、その規模は3メートルほど。川かと思いきや潮汐の影響も大きく受けるところなので、潮の満ち干で風景が大きく変わるのが面白い。<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEipECW8vJWNkYeW9cbfdQ5FZQ1LPcg4OAnHrjUsANT-cj-wxfjlPBBxwN1hBAL3k4lpR0swug0MBPxPDvX07xzSAZkLp-TG1XYGYqnWgp_nr_x-_b-jkHV8mehP1rFnSn4aN0gLbsZ8ook/s1600/IMG_0143+2.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEipECW8vJWNkYeW9cbfdQ5FZQ1LPcg4OAnHrjUsANT-cj-wxfjlPBBxwN1hBAL3k4lpR0swug0MBPxPDvX07xzSAZkLp-TG1XYGYqnWgp_nr_x-_b-jkHV8mehP1rFnSn4aN0gLbsZ8ook/s320/IMG_0143+2.JPG" width="240" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">川沿いの遊歩道。ランニングしている人の姿はなく、だいたい散歩か昼寝</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiITk2F0vU33n5vKMW3Aew7OfR28HiL78xPcyD14LpNXBNqSFWAhSZGB-SsQUHo2TKPLsL1SLMK8-AjMmzT2FoMu154rD8QvacrOS2uT9Xq5_kthESWlzQbt-jy6FqukspJgXRgHNBQ3Bs/s1600/IMG_0186.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiITk2F0vU33n5vKMW3Aew7OfR28HiL78xPcyD14LpNXBNqSFWAhSZGB-SsQUHo2TKPLsL1SLMK8-AjMmzT2FoMu154rD8QvacrOS2uT9Xq5_kthESWlzQbt-jy6FqukspJgXRgHNBQ3Bs/s320/IMG_0186.JPG" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">引き潮で風景が様変わり</td></tr>
</tbody></table>
<br />
釣りをしようと釣り具も持って来たけど、釣りをするにはライセンスが必要とのこと。川にはスズキやマスなどがいそうな気もするけど、こんだけ潮汐の影響があると塩分の変化もすごそうだし、何かいるのかな?? 魚が跳ねている姿すら見ていない。小魚も一切見ない。<br />
<br />
知人に頼まれて二枚貝がいないか探しているのだけれど、殻一つ見かけない。<br />
砂浜には砂利とガラス、レンガの破片のみ。<br />
結構子供が裸足で歩き回っているけど、大丈夫なのかな?窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-43421556177721021802019-03-24T18:34:00.000+09:002019-03-25T20:14:32.229+09:00マインツ近郊リューデスハイム散策 週末気持ちよく晴れたので、マインツから少し西に行ったところにあるリューデスハイムへ散策に行くことに。観光客やハイカーが集う小さなワインの街。<br />
4月以降はライン川下りが可能になるので、マインツから船でもアクセス可能な街。今回はヴィースバーデン(Wiesbaden)経由で電車で行くことに。片道1時間程度。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjtOidFWXhsD9kaIpd22a7qQzuAhtxY4KH4d05HQ5pYxYmLVSwH-Kacpb6svGn94POzEz2gnal6xrQBcHRXbz9nxdoSeCyRX4f3oaEPMbK6zih2iVHDmA9KBRg26E6rDK5sexxrCr9aaBI/s1600/IMG_9066.PNG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1136" data-original-width="640" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjtOidFWXhsD9kaIpd22a7qQzuAhtxY4KH4d05HQ5pYxYmLVSwH-Kacpb6svGn94POzEz2gnal6xrQBcHRXbz9nxdoSeCyRX4f3oaEPMbK6zih2iVHDmA9KBRg26E6rDK5sexxrCr9aaBI/s320/IMG_9066.PNG" width="180" /></a></div>
<br />
今回のルートは以下の通り。ロープウェーを往復するよりも反対側に降りた方が良いというおすすめ情報をネットで見つけたので、その通りにすることに。<br />
ロープウェイを降りた先で別の駅(アシュマンスハウゼン)があり、そこから乗っても良かったのだけれど、お土産屋がことごとくしまっていたのと、歩ける距離だったので結局南回りでリューデスハイムまで引き返すことに。疲れたけど、意外な発見があって非常に面白かった!<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiXt6Ah9u9gakA04TvGdaD-AuQ_JKojNxSFUnrjyH4Mpzqyjo-129gqDS9lgb3ahP9Bq9HGp0WqdOvw5jcD6wpe0fk0uX9YKH1kZaq_0hmJfdlkFcUP6L4iau5-_JePS3GybvQy4cutIdU/s1600/IMG_9071.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiXt6Ah9u9gakA04TvGdaD-AuQ_JKojNxSFUnrjyH4Mpzqyjo-129gqDS9lgb3ahP9Bq9HGp0WqdOvw5jcD6wpe0fk0uX9YKH1kZaq_0hmJfdlkFcUP6L4iau5-_JePS3GybvQy4cutIdU/s320/IMG_9071.JPG" width="320" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<br />
まずはリューデスハイムの風景から。<br />
<br />
<a href="https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/western_europe/federal_republic_of_germany/RDH/118344/reviews.html" target="_blank">つぐみ横丁</a>という、両側にワインバー、レストランが軒を連ねる小道を少し歩きます。<br />
夜はみんな酔って踊っていたりと、また違う雰囲気になるらしい。<br />
シーズンオフということで人はまばら。建物の雰囲気はとても可愛らしい感じ。<br />
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiu2UT8G4tr9uOSfppiUYm6b_pWvFJWYUSwBCaySttNzf2ux9nlbXNKbin3V6UkvRlCKh91GUifunXJocRqlQ9W-y0pAQAzO7PyiZFreCjVuatW0FccQ2gsvvz8dgQxLiaai3sQ6Tuf83E/s1600/IMG_9016.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiu2UT8G4tr9uOSfppiUYm6b_pWvFJWYUSwBCaySttNzf2ux9nlbXNKbin3V6UkvRlCKh91GUifunXJocRqlQ9W-y0pAQAzO7PyiZFreCjVuatW0FccQ2gsvvz8dgQxLiaai3sQ6Tuf83E/s320/IMG_9016.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgqzca_FsDl27j8UTg5PdxR3d5bTa_iJqmXslWmqgTRD0QltL2IDHbs2L7wLZiT6IPvjMoZDUGv9UEzVHMQlXwDh5Glc3I94tM231AGCwSxZLvwSSNN5q4osIRsOmN01aa9by2Y_B_nWeo/s1600/IMG_9023.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgqzca_FsDl27j8UTg5PdxR3d5bTa_iJqmXslWmqgTRD0QltL2IDHbs2L7wLZiT6IPvjMoZDUGv9UEzVHMQlXwDh5Glc3I94tM231AGCwSxZLvwSSNN5q4osIRsOmN01aa9by2Y_B_nWeo/s320/IMG_9023.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhnemaj3OBQevjMpbaWEasqmVQ00Ucg-YeuaT2Qqt83WiahDBTodya59_Vq7DkJME-sEuwbmU6PEB2nXNfWqIAr_M7iplM2bhCVjtgUgarKiPzZQDRMEOQ7UkraM7BtiBdJ7PhpPz6DBU4/s1600/IMG_9025.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhnemaj3OBQevjMpbaWEasqmVQ00Ucg-YeuaT2Qqt83WiahDBTodya59_Vq7DkJME-sEuwbmU6PEB2nXNfWqIAr_M7iplM2bhCVjtgUgarKiPzZQDRMEOQ7UkraM7BtiBdJ7PhpPz6DBU4/s320/IMG_9025.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
<br />
朝一で行ったのでレストランがことごとく空いておらず。。だいたい12時開店らしい。写真は11時頃。<br />
<br />
土産物屋を一通り見て回るも時間を持て余したので、ランチを先送りにし、丘の上を目指すことに。<br />
名物のカツレツ食べたかったなあ…!!<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhUAokcI_RYhfdU63i3ateYmia9jCftQsRm4yeXwA22CbzZdj4XZkHX-PPsgEfBj-BhkNR6HeOov63GLAJmPGVorJ05ZudcwkrimVtvgOJzG-u3_47sy6ggOnQK_FJwXhyphenhyphenhSMHwQCiW1AI/s1600/IMG_9029.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhUAokcI_RYhfdU63i3ateYmia9jCftQsRm4yeXwA22CbzZdj4XZkHX-PPsgEfBj-BhkNR6HeOov63GLAJmPGVorJ05ZudcwkrimVtvgOJzG-u3_47sy6ggOnQK_FJwXhyphenhyphenhSMHwQCiW1AI/s320/IMG_9029.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
なんとも開放的なロープウェー。2人乗り。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhrgRdfG_gwPdLtfP5izpK48TROLxESrVp6JzsCuHRtSPPJ5YDnHxvoyLMBm4pKK4KFuYh3_XNHaiDHL-v2Jn60P7q12xCKlqV5fjoeE-8bzF4-iHc2tQcGr_BC52-rJkFALTv1k2SbDRU/s1600/IMG_9033.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhrgRdfG_gwPdLtfP5izpK48TROLxESrVp6JzsCuHRtSPPJ5YDnHxvoyLMBm4pKK4KFuYh3_XNHaiDHL-v2Jn60P7q12xCKlqV5fjoeE-8bzF4-iHc2tQcGr_BC52-rJkFALTv1k2SbDRU/s320/IMG_9033.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3nsYrWYiN2NXbaUWmWn2NXXwndrABTVOIue7LBUiDJ5BD8zN9b9pxdR8dFG7imB2hXpHSkKBkwuASunsTx3R3Uz27kHl6-zEa_J-U_8fes3ecG4EMmN2k3RaNYsE_9o_mXGoJfpsPJo4/s1600/IMG_9037.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3nsYrWYiN2NXbaUWmWn2NXXwndrABTVOIue7LBUiDJ5BD8zN9b9pxdR8dFG7imB2hXpHSkKBkwuASunsTx3R3Uz27kHl6-zEa_J-U_8fes3ecG4EMmN2k3RaNYsE_9o_mXGoJfpsPJo4/s320/IMG_9037.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
ライン川に向いた南側斜面は見渡す限りのブドウ畑。<br />
最高気温20度ということで、結構薄着できたのだけれど、冷たい風がびゅんびゅん吹き付けていて、すっかり体が冷えてしまった。。<br />
<br />
まだ作付けの時期で緑は少なく、夏頃に来たら今よりも素晴らしい景色になるんだろうなと。来年の夏に期待(来たい)。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg6gry0ujwJz_4miHTtJ_KpBfCuMvMavL6xzXVnrHQ00h6zLUnrAQRIlX1oOPVPQ-Eb7sbps4nnOuDfJkSMawgoE_Pi3JxTFMaIHDMw6eLYzY6v6j8pcPgilPMVZ-oTju9-p2X_qvn87Kw/s1600/IMG_9044.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg6gry0ujwJz_4miHTtJ_KpBfCuMvMavL6xzXVnrHQ00h6zLUnrAQRIlX1oOPVPQ-Eb7sbps4nnOuDfJkSMawgoE_Pi3JxTFMaIHDMw6eLYzY6v6j8pcPgilPMVZ-oTju9-p2X_qvn87Kw/s320/IMG_9044.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
丘の上は、ライン川が一望できるほど。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiF_d0dx9v6zc30S2pnUlrMNASxwpgDQoqBTuf_eqvqyxVa1slqm8uXCB3z238yOL4bQBGAZKatF8y54abgqy2zRn3W-MB3VfAgpGRFD6m0qrYR2UseQoUHd1zQ6mU3JJp38HLcAHDIAmQ/s1600/IMG_9046.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiF_d0dx9v6zc30S2pnUlrMNASxwpgDQoqBTuf_eqvqyxVa1slqm8uXCB3z238yOL4bQBGAZKatF8y54abgqy2zRn3W-MB3VfAgpGRFD6m0qrYR2UseQoUHd1zQ6mU3JJp38HLcAHDIAmQ/s320/IMG_9046.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
丘の上には著名な彫像が。高さ30メートルとも!<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEix5TzUId38-w2a1XXA8EasjJeEJDYEvaZqUATc_ossrw6qBUiNiTQ1CCDl74Uzla2RNtTmarELKEySm5_nN3ZmY12Kz9dxf7lG9DzWawlQnEu81R8wh5bCMYgy-YYLv5Rxlmh5VRC_3k8/s1600/IMG_9051.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEix5TzUId38-w2a1XXA8EasjJeEJDYEvaZqUATc_ossrw6qBUiNiTQ1CCDl74Uzla2RNtTmarELKEySm5_nN3ZmY12Kz9dxf7lG9DzWawlQnEu81R8wh5bCMYgy-YYLv5Rxlmh5VRC_3k8/s320/IMG_9051.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
その先は山道をハイキング。途中ちょっとした遺跡や野生(?)の鹿など。<br />
<br />
下りのロープウェーは行きよりもかなり簡素で、しかもゆっくり。<br />
若干靄がかかっていて遠くが少し見えにくく。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhePL1f2m7LS_y8_G4XiFYtVsbBopyMyITjsg2Ej05FrJfpsKFrBHTWoxlAep-ceUDe7fMHgNk2boIJX0puX0H2KvQZdnkg_-pQcznOBjyPN-V8kiqNTSQOIOrgGoFcilhhL4Wc4pHisxM/s1600/IMG_9055.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhePL1f2m7LS_y8_G4XiFYtVsbBopyMyITjsg2Ej05FrJfpsKFrBHTWoxlAep-ceUDe7fMHgNk2boIJX0puX0H2KvQZdnkg_-pQcznOBjyPN-V8kiqNTSQOIOrgGoFcilhhL4Wc4pHisxM/s320/IMG_9055.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh4ZhBY4aBHPO0B3HHDPJGuauLHZ-Y9QNZiZ4QbnQdr-83vlJS1J2-yxWCQf02VD9zBws4ojnBSe2IuTD7FFvqkJ96gq6XNh8qso4sXclIk6yVJrvb_qP0Lv1bCrASIhU0g0mFvhdaXm2M/s1600/IMG_9063.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh4ZhBY4aBHPO0B3HHDPJGuauLHZ-Y9QNZiZ4QbnQdr-83vlJS1J2-yxWCQf02VD9zBws4ojnBSe2IuTD7FFvqkJ96gq6XNh8qso4sXclIk6yVJrvb_qP0Lv1bCrASIhU0g0mFvhdaXm2M/s320/IMG_9063.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
ライン川の向こうに、古城(ラインシュタイン城)がうっすら。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEPy44TysvBUB2OkVuIixYsJfn7L_OHvKtLYJxDdcsCgzv6fCPL6o2Ojs1iJ0s2lm4zRf2aEqq9pxxbIYHkIx9ai0aY9PB74a6MDT4z-GLTEoSUSDxLSemCNKxFBqgUR4DPxljz6p0ApQ/s1600/IMG_9065.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEPy44TysvBUB2OkVuIixYsJfn7L_OHvKtLYJxDdcsCgzv6fCPL6o2Ojs1iJ0s2lm4zRf2aEqq9pxxbIYHkIx9ai0aY9PB74a6MDT4z-GLTEoSUSDxLSemCNKxFBqgUR4DPxljz6p0ApQ/s320/IMG_9065.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
こちらも南側斜面はブドウ畑。斜面で仕事すると考えると…大変そう。。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj3ngTlsH6MuDokruX-OQQuqRtxMN_a_K-FVoXstMTOI3rJwYqVd74tx2qj6adidAj_Y471fUcDhkTDR9l0e6pB75_tiVonQvLStg54t3AXZU-w7fXLASitt03TViSN8CqTkGG8Uwuxh8A/s1600/IMG_9072.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj3ngTlsH6MuDokruX-OQQuqRtxMN_a_K-FVoXstMTOI3rJwYqVd74tx2qj6adidAj_Y471fUcDhkTDR9l0e6pB75_tiVonQvLStg54t3AXZU-w7fXLASitt03TViSN8CqTkGG8Uwuxh8A/s320/IMG_9072.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
想像していた以上に閑散とした街並み。定休日?(土曜だけど)<br />
<br />
いい感じの建物があったので、ランチにすることに。あとで調べたら歴史450年もある老舗ホテル(<a href="http://hotel-krone.com/" target="_blank">Hotel krone</a>)だった…!(屋外ではオフラインのため検索できず)<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgnJtCKnMbmYTOCfJNC6i0h-NsyKvuLx3IE1MTi6XODE2SgG_d3I6hH_IrdIUNmyp5vbALjC7l1O2kRzRMDO8ixilZyBZUMMaz2qoJcnNfuYkfEgqF4mjQxITeIzuTuAeEjuxDvxw1xzJ8/s1600/IMG_9077.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgnJtCKnMbmYTOCfJNC6i0h-NsyKvuLx3IE1MTi6XODE2SgG_d3I6hH_IrdIUNmyp5vbALjC7l1O2kRzRMDO8ixilZyBZUMMaz2qoJcnNfuYkfEgqF4mjQxITeIzuTuAeEjuxDvxw1xzJ8/s320/IMG_9077.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
この地域の名物である、<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0" target="_blank">リースリング</a>種の白ワインをいただきます。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhX-p8InU-I75N6hm6xMp5qWJfRDfgc5NxHhg_BcyJ0TrMy6ftv4EowUuCX_4FOHuDBp45ydXmCpbkCNQqHaC5Gj3tUnmNHTGk5ZYJOJP9FJJwe3VIhW0H7v-__fG7MPXqrtcyDjfWyYxU/s1600/IMG_9078.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhX-p8InU-I75N6hm6xMp5qWJfRDfgc5NxHhg_BcyJ0TrMy6ftv4EowUuCX_4FOHuDBp45ydXmCpbkCNQqHaC5Gj3tUnmNHTGk5ZYJOJP9FJJwe3VIhW0H7v-__fG7MPXqrtcyDjfWyYxU/s320/IMG_9078.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
ブルストを注文。付け合わせはポテトサラダとサラダ。<br />
Blut(blood)wrustを頼んだつもりだったけど、Bratwrustと勘違いされたのかな?<br />
血入りの赤黒いソーセージを想像していたら、セージの効いたごく一般的なものが到着。<br />
<br />
日本のポテサラは塩もみしたキュウリとハムを入れるのが一般的だけど、こちら(本場?)はピクルスにベーコン。結構塩も効いている。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEifinsueHjZkzetLFIFKqBsjgKbb8fYLJIseupggFCyRdNqlwGjd2QcyScHFf5av14G0hBgXSWSe9QyU4pnGaG6G732GsSnAxx7AOlsooJfChXLCGz2S2ER3SMxY8cnpjxVL4CYq0U_pcM/s1600/IMG_9079.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEifinsueHjZkzetLFIFKqBsjgKbb8fYLJIseupggFCyRdNqlwGjd2QcyScHFf5av14G0hBgXSWSe9QyU4pnGaG6G732GsSnAxx7AOlsooJfChXLCGz2S2ER3SMxY8cnpjxVL4CYq0U_pcM/s320/IMG_9079.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhwT28p55xQvy1Bnxtx15m2oIHgC9AbIJwVNg7V7qyVq33yB9BF0cd45LKl8fuc5kH6f-V0bHZGuT6BMj8eOJeFly0Xq99S9iARCCeLCQN7QYzU9TN1SIvOOU40Q8vj5SELjyAzVS7QOsQ/s1600/IMG_9080.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhwT28p55xQvy1Bnxtx15m2oIHgC9AbIJwVNg7V7qyVq33yB9BF0cd45LKl8fuc5kH6f-V0bHZGuT6BMj8eOJeFly0Xq99S9iARCCeLCQN7QYzU9TN1SIvOOU40Q8vj5SELjyAzVS7QOsQ/s320/IMG_9080.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
<br />
ランチ後、アシュマンスハウゼン駅の横の小道を歩いてリューゼンハイムに向かうことに。線路のすぐ脇に、むかし使っていたであろう街道。<br />
いまは植物が覆っていて歩きにくい感じ。ただところどころゴミがあったので、今でも歩く人はいるのかもしれない。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRYX-nQs-Zu3jyF113yD_IgbMohlGjTTR_Fyl9BEGfOtjeV96z9tfIcsMODFVwN7x4nSZg5QN3DjeG-2b8kdPL8Noefas6XhfFJ1A_WTZpJYVxkRV2ZBeeZA1X3mocNWqe4oqeTvpFs1g/s1600/IMG_9088.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRYX-nQs-Zu3jyF113yD_IgbMohlGjTTR_Fyl9BEGfOtjeV96z9tfIcsMODFVwN7x4nSZg5QN3DjeG-2b8kdPL8Noefas6XhfFJ1A_WTZpJYVxkRV2ZBeeZA1X3mocNWqe4oqeTvpFs1g/s320/IMG_9088.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
<br />
ところどころいい感じの露頭。以下は堆積岩の一種で泥岩が層をなしている。化石を探したけど特に見つからず。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgXFvdGQG6_L8wIGA7v-pvxGgPJU5vm0VrlNiVoCrtY2_zyeIMASEaq_b9DJchrU18yDePd63TTFNJryuyHRCt89Lo0S5UNnUIs8StCgKhpokZ6lWDHDhhZ89NrlhyZM1Pt1pYo_qRDRw/s1600/IMG_9085.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgXFvdGQG6_L8wIGA7v-pvxGgPJU5vm0VrlNiVoCrtY2_zyeIMASEaq_b9DJchrU18yDePd63TTFNJryuyHRCt89Lo0S5UNnUIs8StCgKhpokZ6lWDHDhhZ89NrlhyZM1Pt1pYo_qRDRw/s320/IMG_9085.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
<br />
白雲母かと思うくらい輝いているものも。あとあと調べると、おそらく中生代の、テチス海の堆積物と思われ。泥岩が積み重なってできた粘板岩(スレート)は熱をよく蓄えるとかで、ワインの生育に適しているらしい。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhSQSUtoBY5HwuTBWU5DgZs7H0xNLv2RS-eJboCZ99TRk4Tcn_4Qwn8a5gGWg4UiTrpwbJOHZUOMUvIxd7wHOmFyxjCPH0_LKmpsoLBP4wBoMSIaL3Ia8F4jsK8__-c5w9BNpzk0jZEk-c/s1600/IMG_9089.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhSQSUtoBY5HwuTBWU5DgZs7H0xNLv2RS-eJboCZ99TRk4Tcn_4Qwn8a5gGWg4UiTrpwbJOHZUOMUvIxd7wHOmFyxjCPH0_LKmpsoLBP4wBoMSIaL3Ia8F4jsK8__-c5w9BNpzk0jZEk-c/s320/IMG_9089.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
<br />
こちらは自然物と人工物の不整合。<br />
その場で取れる岩を建材にして壁を作っているので、このような興味深い地層境界ができる。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgD8v4bXp-Nsj2Y-T6R8Ih5Jj-VF_nl6ORzVnlda9_SdhSgyo8eFyxlmUWdzlHbBLkZGelIL2LrkVZgwu8IsSSAMggfybyPay7X9UomsXsQdSTpfYP8ICh6zN9HUTCGKk2mIQsvN0fTLgE/s1600/IMG_9098.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgD8v4bXp-Nsj2Y-T6R8Ih5Jj-VF_nl6ORzVnlda9_SdhSgyo8eFyxlmUWdzlHbBLkZGelIL2LrkVZgwu8IsSSAMggfybyPay7X9UomsXsQdSTpfYP8ICh6zN9HUTCGKk2mIQsvN0fTLgE/s320/IMG_9098.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
<br />
<br />
最後まで来て行き止まりか!?と思ったらちゃんと解錠されてました。ほっ<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhqXIhoeDzFLl1v5cXRUqguPu-JdwEuI4Fj_9yNdJJE0wIyET0rQkvqkOWL6T3w7ZeQwz2VwyhH2WQ_sK7CeoDiuggUNU5GuomDrFz9tsIRV64FHTyOHeupBOkMYzYYtv_uS6Qv-uA6gCM/s1600/IMG_9094.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhqXIhoeDzFLl1v5cXRUqguPu-JdwEuI4Fj_9yNdJJE0wIyET0rQkvqkOWL6T3w7ZeQwz2VwyhH2WQ_sK7CeoDiuggUNU5GuomDrFz9tsIRV64FHTyOHeupBOkMYzYYtv_uS6Qv-uA6gCM/s320/IMG_9094.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
<br />
小道を抜けると、農道となっており、車の轍が。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj6v2VS2-b1YXp9iF5c10RfPxCkuZdKaVp3aMaAwClvEMfQ78FBCJZf0UpglFJ38H11hhQx2jIGoGB1Of1qx9JLVv1bfNaZdaZbq_j9zJuLXeNnHv5vxyiJ18R0C6lSIBC5iaRK-P0eMrE/s1600/IMG_9106.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj6v2VS2-b1YXp9iF5c10RfPxCkuZdKaVp3aMaAwClvEMfQ78FBCJZf0UpglFJ38H11hhQx2jIGoGB1Of1qx9JLVv1bfNaZdaZbq_j9zJuLXeNnHv5vxyiJ18R0C6lSIBC5iaRK-P0eMrE/s320/IMG_9106.JPG" width="320" /></a></div>
<br />
<br />
左はワイナリーの敷地。丘の上にはまたもや古城(エーレンフェルス城)。<br />
この辺りの有力者がワイン農場を経営していたんだろう。川から侵入できないように城壁が整えられている。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgqUDHPeIsVW5b_vkNg1dp09b5dgTC0a2AMYIG8EK_BD9ny3j_fTZbf_bh9LUGtu-bYuoQan3W5D3H_U0MsQQ6cMVGLLeqDQ-D0dX7Dqt6vspoMCQiw6ZP97QeN46beGaSISEpdjGqFqqc/s1600/IMG_9102.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1600" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgqUDHPeIsVW5b_vkNg1dp09b5dgTC0a2AMYIG8EK_BD9ny3j_fTZbf_bh9LUGtu-bYuoQan3W5D3H_U0MsQQ6cMVGLLeqDQ-D0dX7Dqt6vspoMCQiw6ZP97QeN46beGaSISEpdjGqFqqc/s320/IMG_9102.JPG" width="240" /></a></div>
<br />
興味深いことに水路がしっかりと整えられている。城壁にも所々穴が開けられていて、うまく雨水を逃して城壁が決壊するのを抑えているのかな、と。<br />
雨などの際に土壌が流出しないようにという配慮からか、おそらくワイン畑には芝(?)が張り巡らされている。というか、自然に生えるものを放置しているのかも。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRVK-tZgwMVtWt41W0B8CzBLAyPOQIJEpX7h0hV7F8OuhGRifUl2HEZyXYApGn8LnuWU-WAu7IgFtM42wxqEu_4QWVlxAwbSOmqYXUDApektFQzQT_stQSfhR1lA4KnCXQedgA6e2cO1s/s1600/IMG_9107.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1200" data-original-width="1600" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRVK-tZgwMVtWt41W0B8CzBLAyPOQIJEpX7h0hV7F8OuhGRifUl2HEZyXYApGn8LnuWU-WAu7IgFtM42wxqEu_4QWVlxAwbSOmqYXUDApektFQzQT_stQSfhR1lA4KnCXQedgA6e2cO1s/s320/IMG_9107.JPG" width="320" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
おおよそ2万歩歩いてクタクタ。フランクフルト空港や市街地からも近いので、特にワイン好きにはオススメしたい地域。白ワインや蒸留酒もしっかりお土産に。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
<br /></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">
次はライン川下りのシーズンとブドウが実っている時期に来たいな、と思った次第。</div>
窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-16045651791085553652019-02-08T09:59:00.000+09:002019-10-29T15:29:58.511+09:00学振メモ〜PD申請から終了までのログ〜<span style="font-size: medium;">最終更新日:<u>2019/10/29</u></span><br />
<span style="font-size: medium;"><br /></span>
<span style="font-size: large;">2014年度(博士課程3年)申請(主著1本)</span><br />
審査領域:<u>数物系科学/地質</u><br />
➡︎不採用「B判定(上位20〜50%)」(2014/10/16)<br />
<u><br /></u>
<u>評点結果</u><br />
・研究者としての能力・将来性 3.50<br />
・研究実績 <u>2.83</u><br />
・研究計画 3.83<br />
・<b>総合評価 3.33</b><br />
<br />
(本人の分析)<br />
主著1本という業績が大きく足を引っ張った。国際学会の発表や学会プロシーディングスなどは多数あったものの、やはり個々の研究をしっかりと論文にまとめる能力が要求される。<br />
<br />
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<br />
<br />
<span style="font-size: large;">2015年度(ポスドク1年目)申請(主著2本)</span><br />
審査領域:<u>数物系科学/地質</u><br />
➡︎不採用「A判定(上位20%以内)」(2015/10/16)<br />
<u><br /></u>
<u>評点結果</u><br />
・研究者としての能力・将来性 3.80<br />
・研究実績 3.80<br />
・研究計画 <u>3.60</u><br />
・<b>総合評価 3.60</b><br />
<br />
(本人の分析)<br />
あと一歩及ばなかった。<br />
去年度から主著が増えたものの、やはり2本では他の申請者に比べて見劣りするだろう。<br />
研究計画を去年度からやや変更したが、点数が下がったことから見ても、多少盛り込みすぎた、あるいは実現可能性が低いと見られたのかもしれない。「この研究をスタートすれば結果は自ずと出る」という計画に対する絶対的自信が大事。緻密な研究計画よりも、研究の重要性・新規性・発展性をアピールする必要がある。<br />
<br />
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<br />
<br />
<span style="font-size: large;">2016年度(ポスドク2年目)申請(主著4本・共著1本)</span><br />
審査領域:<u>総合/環境動態解析</u><br />
➡︎面接(2016/10/14)<br />
応募総数:314人(男性230人、女性84人)<br />
面接免除採用:37人(11.8%)<br />
面接候補者:24人(7.6%)<br />
不採用:253人(80.6%)<br />
<br />
➡︎採用内定(2016/12/26 14:00)<br />
応募総数:314人(男性230人、女性84人)<br />
採用内定者:43人(13.7%)<br />
補欠者:16人(5.1%)<br />
不採用:255人(81.2%)<br />
<br />
<u>※参考(同領域28年度採用分)</u><br />
応募総数:349人(男性242人、女性107人)<br />
採用46人(13.2%)<br />
<br />
<u>※参考(同領域27年度採用分)</u><br />
応募総数:365人(男性247人、女性118人)<br />
採用37人(10.1%)<br />
<br />
(本人の分析)<br />
科研費・若手Bの審査結果を受けて、これまでとは違う審査領域で勝負。面接だったけど、無事合格。(逆に若手BはA判定も不採用。。)<br />
<br />
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<br />
<br />
・2016/10/14 審査結果がweb上で公開。<br />
「面接」という結果(約8割が書類審査で不採用)。<br />
web上で面接に参加することを回答。<br />
面接日は12/1に決定しているが、面接時間(スライド発表4分の質疑応答6分)は後日画面に表示されるとのこと。<br />
後日、確かに画面上に面接時間が書かれていた。<br />
面接にはスライドをA4サイズに印刷し、15組持参せよとのこと。結構な分量だ。<br />
<br />
・2016.12.1 面接当日<br />
指定の面接時間の30分前までに受付をすませる必要がある。領域と名前を言ってリストを照合してもらう。<br />
待合室で再度領域と名前を言う。<br />
待合室で名前が呼ばれるまで待機するが、その間にスライドの接続チェックを行うブースで確認を済ませておく。<br />
(手引きを見落として、面接会場にスライド印刷したものを持参するのを忘れている人も…。なくても一応いいらしいけど、まだ時間に余裕もあったからコンビニに走ったのかな?)<br />
名前が呼ばれると面接室(領域ごとに何部屋かあり、椅子が並べられている)の前に座らされる。<br />
誰か辞退したのか、面接開始時間が15分ほど繰り上げられた。早めに受付しておいたほうが無難。<br />
自分自身はパソコン(とプロジェクター接続のためのコネクタ)だけ持って入り、面接補助の方が荷物を持って入ってくれる。資料も配布してくれる。なお、ポインターは借りられる。<br />
審査員8〜10人、事務員5人くらいがコの字型に配置された机に座っている。部屋は薄暗い。<br />
接続を済ませ、司会の方の合図を待ってプレゼン開始。タイトルのスライドを除き、4枚で臨んだ。補助スライドは結局使わず。<br />
質疑が終わると、すみやかに部屋を出され、ビルからも出される。<br />
<br />
<面接で聞かれたこと><br />
・手法の独創性(世界で初めて行われる研究なのか?新規性は?)<br />
・着目する研究対象地域のユニークさは?<br />
・大型プロジェクトの一環では?あなたの研究の独創性は?<br />
<br />
・2016.12.26 14:00 システム上に面接の結果が開示 ➡︎ 「採用内定」<br />
ちなみに学振作業中になったのは前の週の12/22(たしか)<br />
4月以降の住所や銀行口座の登録をWeb上でする(3月末締め切り)<br />
<br />
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<br />
<span style="font-size: large;"><採用1年目></span><br />
・2017.1.11 「採用手続き関係の書類が届く」との旨のメールが届く<br />
<br />
・2017.1.13 自宅宛に採用手続き関係の書類が届く<br />
書類と順守事項について。また研究倫理e-larningも受講せよとのこと。<br />
締め切りは3/6と4/10の2種類。<br />
学位授与証明を出身大学院の事務に依頼。<br />
➡︎3月締め切りの書類を郵送<br />
<br />
・2017.1.27 受け入れ研究機関から特別研究員奨励費の研究計画調書作成についての案内がくる<br />
所内締切は「2/14」<br />
<br />
・2017.1.30 学振から、DCの研究費重複受給の制度が変わるというメールが届く<br />
➡︎関係ないので無視<br />
<br />
・2017.1.31 電子申請システム上で入力を行い、特別研究員奨励費の研究計画調書を作成<br />
3年間の中で何にどれくらいお金を使うかを書く。<br />
システム上で提出ボタンを押すと受け入れ研究機関の担当者にPDFファイルが送られる(らしい)。<br />
<br />
・2017.2.8 どうやらシステム上で提出ボタンを押す前に、PDFファイルを研究機関の提出者に確認してもらう必要があった模様。確認してもらい、再提出。<br />
<br />
・2017.2.24 受け入れ研究員の承諾書の書類は早めに手続きしてくださいね、という念押しのメールが研究機関より届く。4月に署名・捺印いただく予定だったけど、早めに郵送することに。<br />
<br />
・2017.2.28 現在の所属研究機関のメーリス経由で、<br />
「出産・育児に係る採用の中断及び延長」<br />
「病気を理由とする採用の中断及び延長」<br />
の制度整備に関する案内が届く。<br />
<br />
・2017.3.22 所属研究機関より郵送で「採用時受け入れ承諾書」が届く。「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」と併せて、学振本部に郵送。<br />
<br />
・2017.3.23 学振の採用内定者ページで、引越し先の住所・連絡先を登録。<br />
<br />
・2017.3.27 電子申請システムの公開期限が3月末ですよ、というメールが届く(自分の合否や不採用だった場合の得点などが見れなくなるということ)。<br />
<br />
・2017.4.27 所属部局の事務から奨励費が内定したとのメールが届く。<br />
所属研究機関のローカルネット上に学振PD全員分の内定額が載ったファイルがあった。<br />
他にも学振の電子申請システム上でも確認できた。<br />
一人は実験系の特別枠に申し込んでいたようで、数割高い金額だった。<br />
<br />
・2017.4.28 電子申請システム上で必要事項(出費の内訳や研究目的、今年度の研究計画など)を記入し、確認用のpdfを事務に提出。<br />
<br />
・2017.5.8 学振PDの採用通知と身分証明書が研究所事務に届く➡︎後日受け取り<br />
<br />
・2017.5.22 学振PDの給与が2ヶ月分振り込まれる<br />
<br />
・2017.5.25 平成29年1〜3月分の源泉徴収票を提出してくださいというメールが学振から直接届く(6/23締切)<br />
➡︎前職の名古屋大学に発行を依頼(6/10)<br />
➡︎郵送で提出(6/21)<br />
<br />
・2017.7.10 所属部局の事務から奨励費の内訳(直接経費・間接経費)に関するメールが届く(33万円も間接経費が入るのね。。)。<br />
学振からの交付内定通知書と科研費ハンドブックも郵送される<br />
<br />
・2017.8.14 学振からマイナンバー情報を提供くださいというメールが届く.後日,委託業者から封書が届く.9/29必着でコピーを簡易書留で送れとのこと.<br />
<br />
・2017.9.19 「特別研究員の海外渡航状況に関するアンケートについて(ご協力のお願い)」がメールで届く.海外渡航の期間,希望,海外に行きにくい理由などに関して.<br />
<br />
・2017.10.1? 「年末調整に関する申告書類」が郵送で届く。<br />
健康保険や年金などの支払い情報を記入し、提出<br />
<br />
・2018.1.9 学振の各制限(副業禁止など)の緩和に関する通知がメールで届く<br />
<br />
・2018.2.1 特別研究員の中途辞退に関するメールが届く。継続する人は返信不要。<br />
<br />
・2018.2.13 出産・育児による特別研究員の中断に関する案内がメールで届く。<br />
<br />
・2018.2.15 次年度の「4月期提出書類」の案内がメールで届く。<br />
報告書や研究遂行経費の支出報告書を4/1-4/20の間にwebで提出しなければならない。<br />
→4.12にwebで提出。確認メールを受信。<br />
<br />
・2018.3.1 「平成30年度以降の研究遂行経費の取扱いについて」の確認のメールが届く。引き続き利用するので、返信は不要。<br />
<br />
・2018.3.29 給与の支払日の変更に関するメールが届く。通常は4月分は5月にまとめて。<br />
「平成30年3月1日現在資格がPD等(SPD,RPDを含む)の者について、平成30年3月30日(金)に4月分の研究奨励金を支給する」<br />
<br />
<span style="font-size: large;"><採用2年目></span><br />
<br />
・2018.10.1 「年末調整に関する申告書類」が郵送で届く。<br />
健康保険や年金などの情報を記入し、提出(11/8締切、最終は11/15)<br />
健康保険の支払い証明は不要だが、年金は年金機構から郵送されるハガキの原本を添付する必要があるので、しばらく待機(11月初旬に郵送されるはず。出張中だしどう対応しよう?)<br />
去年12月に入籍したので、変更のための「2017年度(訂正分)」も併せて提出(昨年の控えを取るのを忘れていたので少し面倒だった)<br />
→年金機構のハガキと生命保険の控えを添付し、郵送(国民健康保険のハガキは添付不要とのこと。近くの市役所で年間の支払額を教えてもらった)<br />
<br />
・2019.1.31 源泉徴収票が簡易書留で郵送される<br />
<br />
・2019.2.4 特別研究員の中途辞退に関するメールが届く。継続する人は返信不要。<br />
<br />
・2019.3.28 メールで4月分の給与を明日振り込む(通常は5月に2ヶ月分まとめて)という連絡が入る(次年度予算の年度内閣議決定によるもの)。<br />
<br />
・2019.3.29 次年度4月分の給与とともに還付金「13,970円」が振り込まれる(例の給与のうち3割を研究経費に含める、という制度に申し込んでいたため)。<br />
<br />
<span style="font-size: large;"><採用3年目></span><br />
<br />
・2019.4.1-20 学振PD二年目の成果報告書の提出(受け入れ教員や自分の捺印をした書類をスキャンしたのち、専用ページでpdfをアップロード)<br />
<br />
・2019.8.26 研究遂行経費の扱いについての説明がメールにて届く<br />
<br />
・2019.10.7 年末調整に必要な書類の提出に関してのメールが届く(11/7までに必要書類揃えて郵送。11月初旬に自宅に届く書類(年金機構のハガキ)があるので、それまで待機)<br />
<br />
・2019.10.15 台風19号によって被害を受けた人がいたら申告して欲しいという旨のメールが届く。窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-41306520422283128762019-01-19T11:57:00.000+09:002019-03-24T17:04:24.369+09:00今後の予定(改)自分の忘備録として。変更点が色々。<br />
<br />
・1月<br />
AORIで実験→大槌調査<br />
<br />
・2月<br />
ブルーアースサイエンステック2019でのIODPの成果報告→AORIで実験<br />
<br />
・3月<br />
KCCコアスクールのチューター<br />
<span style="color: cyan;">マインツ大学@ドイツ</span><span style="color: cyan;">滞在</span><br />
<span style="color: cyan;">東北大学コアスクール(炭酸塩記載)</span><br />
<br />
・4月<br />
EGU@オーストリア<br />
→<span style="color: cyan;">AORIで実験</span><br />
<br />
・5月<br />
JpGU@幕張<span style="color: cyan;">(招待講演)</span><br />
<span style="color: cyan;"><span style="caret-color: rgb(0, 0, 0); color: black;">→</span><span style="color: cyan;">AORIで実験</span></span><br />
<br />
・6〜7月<br />
年輪年代学国際学会@クロアチア<br />
→AWI@ドイツで1ヶ月実験<br />
<strike><span style="color: cyan;">→INQUA国際学会@アイルランド</span></strike><br />
<strike><span style="color: cyan;">→<span style="color: cyan;">マインツ大学@ドイツ</span><span style="color: cyan;">滞在</span></span></strike><br />
<br />
・9月<br />
地化学会@本郷<br />
<br />
・10月<br />
<br />
・11月〜翌1月<br />
<strike><span style="color: cyan;">地球環境史学会@つくば</span></strike><br />
白鳳丸世界一周航海(バルパライソ〜プンタアレナス〜ケープタウン)窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4017013553661305194.post-14729353346268160222018-12-31T17:48:00.003+09:002018-12-31T17:49:11.673+09:002018年総まとめ毎年恒例の1年の総まとめ。<br />
<br />
今年は科研費・若手研究が当たったこともあり、海外にも多く行けた良い年だった。<br />
記憶も曖昧なので、カレンダーを見返しながら各月毎の出来事をまとめてみたい。<br />
<br />
行った海外の都市は<br />
トロンヘイム(ノルウェー)<br />
リビングストン(ザンビア)<br />
ボストン(アメリカ)<br />
<br />
国内の都市は<br />
柏・名古屋・幕張・札幌・那覇<br />
こう考えると国内の行き先はあまりバリエーションが無かった。移動距離は半端ないけど(北海道〜沖縄)。<br />
<br />
・1月<br />
帰省はせず、一人年越し(今年と同じw)<br />
中旬は関東出張、それ以外はひたすらNeptuneでd11B測定<br />
<br />
・2月<br />
はじめに名大で加速器ユーザーの成果報告会。<br />
後半は関東出張<br />
<br />
・3月<br />
コアスクールコア解析基礎コースで初めてのチューターを務める<br />
後半は関東出張。送別会やサッカーの対外試合にも顔を出す。<br />
<br />
・4月<br />
ひたすらNeptuneとTritonでd11Bと87/86Sr測定<br />
後半は関東出張<br />
<br />
・5月<br />
ひたすら実験<br />
JpGUでの招待講演(ビノスガイの話)、後半は関東出張<br />
<br />
・6月<br />
ひたすら実験、後半はノルウェー・トロンヘイムでRADIOCARBONの国際学会(W杯開催中)、帰国後関東出張<br />
<br />
・7月<br />
ひたすら実験<br />
北大低温研で温室世界に関するシンポジウムに参加<br />
その後直でアフリカはザンビア・リビングストンで開催されたIODP第361次航海のポストクルーズミーティングに参加。<br />
<br />
・8月<br />
前半は関東出張<br />
そのままボストンで開催されたGoldschmidtに参加<br />
後半はひたすら実験<br />
<br />
・9月<br />
前半は関東出張<br />
そのまま沖縄・琉球大学で開催された地化学会年会に参加<br />
その後瀬底実験施設の見学<br />
後半はひたすら実験<br />
<br />
・10月<br />
前半は関東出張<br />
後半は実験と合間にプロポーザル執筆<br />
<br />
・11月<br />
ほぼ1ヶ月関東出張。バイオミネラリゼーションと石灰化シンポジウム@AORIと地球環境史学会@東北大学に参加<br />
<br />
・12月<br />
ひたすら実験<br />
<br />
2018年は出張と実験をひたすら交互に繰り返した年だった。学振のメインのプロジェクトも順調に進み、うまく学振PDの3年目にまとめに入れそうな手応えを感じている。<br />
来年はドイツに2〜3ヶ月行くことになりそうで、年末には白鳳丸の世界一周航海で2ヶ月ほど空ける予定。来年行く都市としては<br />
ウィーン(オーストリア)※国際学会<br />
スプリット(クロアチア)※国際学会<br />
マインツ(ドイツ)※実験<br />
ダブリン(アイルランド)※国際学会<br />
ブレマーハーフェン(ドイツ)※実験<br />
バルパライソ(チリ)※航海<br />
プンタ・アレーナス(チリ)※航海<br />
ケープタウン(南アフリカ)※航海<br />
幕張(JpGU招待講演)<br />
本郷(地化学会年会)<br />
つくば(地球環境史学会)<br />
<br />
しっかりと海外でも得るものを得て(サンプル・技術・コネ)、国内でもしっかりと実験に明け暮れたい。<br />
次年度で学振も終わってしまうので、また次の行き先も模索しなければならない。不安定ではあるものの、楽しみな一年。窪田 薫 (Kaoru Kubota)http://www.blogger.com/profile/03994488668724637290noreply@blogger.com